ミラーズ・クロッシングの紹介:1990年アメリカ映画。禁酒法時代のアメリカのある都市はマフィアが裏で牛耳っていました。アイルランド系のボスであるレオの側近トムは、イタリア系のボスのキャスパーと抗争になったことから、双方のボスに色々な情報を流し、互いの抗争を誘発させるのですが・・・という内容のヒューマンドラマです。
監督:ジョエル・コーエン 出演者:ガブリエル・バーン(トム・レーガン)、マーシャ・ゲイ・ハーデン(ヴァーナ・バーンバウム)、アルバート・フィニー(レオ)、ジョン・タトゥーロ(バーニー・バーンバウム)、ジョン・ポリト(ジョニー・キャスパー)、J・E・フリーマン(エディ・デイン)ほか
映画「ミラーズ・クロッシング」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ミラーズ・クロッシング」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ミラーズ・クロッシングの予告編 動画
映画「ミラーズ・クロッシング」解説
この解説記事には映画「ミラーズ・クロッシング」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ミラーズ・クロッシングのネタバレあらすじ:起
禁酒法時代のアメリカのとある街では、アイルランド系マフィアのレオが全体を仕切っていました。この日はイタリア系マフィアのボスであるキャスパーが競馬の八百長レースの邪魔をするユダヤ系のチンピラのバーニーを殺すか、こちらに差し出せと交渉していました。実はバーニーの姉のヴァーナはレオの情婦になっていました。
レオの側近のトムは弟の命を守ってもらうだけに利用している女だとレオに口添えしますが、レオは聞く耳を持たず、キャスパーの交渉を蹴りました。キャスパーはレオとの抗争も視野に入れて一旦帰りました。トムはレオに、キャスパーを敵に回すのはまずいとレオに言いますが、レオは強気でした。こんなトムですが、ギャンブルにはすこぶる弱く、多額の借金をいつも抱えていました。
ミラーズ・クロッシングのネタバレあらすじ:承
レオは愛するヴァーナの行動を子分のラグに監視させました。そうとは知らず、トムはヴァーナを訪ね一夜を共にしました。そしてヴァーナに、弟の為にレオを利用しているだろうと言いますがヴァーナは怒りだしました。
翌朝、ラグが22口径の銃で射殺されていました。レオはキャスパーの仕業だと言いました。報復措置としてレオは市長と警察署長を呼び、キャスパーの経営するバーを急襲させました。今度はキャスパーの手下がレオの寝込みを襲いますが、レオが返り討ちにして殺し屋たちを射殺しました。
レオはトムを呼び、ヴァーナと結婚したいと話しました。トムは、ラグを殺したのはヴァーナの可能性もあると言い、ラグの監視中に自分がヴァーナと一緒に居たことを明かしました。するとレオは怒りだし、トムを殴り倒し、縁を切りました。その後ヴァーナも追い出しました。
ミラーズ・クロッシングのネタバレあらすじ:転
情勢はキャスパー有利になり、市長と警察署長はキャスパーに乗り換えました。トムもキャスパーに会いました。そして手土産としてバーニーの居場所を教えました。早速手下たちとキャスパーを拉致し、ミラーズ・クロッシングという森に行き、トムに射殺してこいと命じました。ミラーズ・クロッシングの奥まで入り、トムはバーニーを外して2発発砲しバーニーを逃がしました。バーニーを殺したと報告してキャスパーは喜びますが、側近のデインだけはトムに疑いを持ち、独自に調べていました。
遠くへ逃げたはずのバーニーがトムの部屋にやって来ました。自分が生きていることをバラすと言ってトムを脅しました。この情報を嗅ぎつけたデインはトムを拉致しミラーズ・クロッシングに行き、森の奥へ入りました。死体が無ければ殺すと言われたトムは観念しましたが、どういうわけか顔に銃弾を撃ち込まれた死体が見つかりました。トムはこの死体はバーニーの仲間のミンクだと分かりましたが黙っていました。
ミラーズ・クロッシングの結末
それでも疑うデインは、キャスパーの目の前でトムを絞殺そうとしました。しかしトムを信じたキャスパーはデインを射殺しました。今度はトムがバーニーを脅しました。日にちを決め、自分の借金の相当額を要求し、持ってこなければキャスパーに生きていると知らせると言いました。そしてキャスパーにはバーニーの仲間のミンクが自分の部屋に来ると教えました。キャスパーはオレが殺すと言ってトムの自宅に向かいました。
トムが後を付けると、バーニーがキャスパーを殺していました。バーニーがラグを殺したのがミンクで、ミンクを殺したのはオレだと言いました。そこでトムは同士討ちに見せてバーニーを殺しました。そしてキャスパーの持っていた大金を奪い借金を返しました。
バーニーの葬儀の日、レオがトムにヴァーナと結婚することを伝え、戻ってこいと言いました。しかしトムはレオに別れを告げ、今日もギャンブルに賭けていました。
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