彼女たちの革命前夜の紹介:2019年イギリス映画。サリーは結婚し出産後に大学に入学。そんな彼女は1970年に女性差別に反対する団体に加わり、世界最大のミス・コンテストであるミス・ワールドへの反対運動を始めます。しかし当時、人気のあったミス・コンテストへの反対は大きな反発を招きます。本作は1970年にロンドンで開かれたミス・ワールドに反対した女性達の活躍を描いた映画です。
監督:フィリッパ・ロウソープ 出演:キーラ・ナイトレイ(サリー・アレクサンダー)、ググ・バサ=ロー(ジェニファー・ホステン)、ジェシー・バックリー(ジョー・ロビンソン)、グレッグ・ギニア(ボブ・ホープ)、ほか
映画「彼女たちの革命前夜」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「彼女たちの革命前夜」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「彼女たちの革命前夜」解説
この解説記事には映画「彼女たちの革命前夜」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
彼女たちの革命前夜のネタバレあらすじ:起・サリーとジョーの出会いとミス・ワールド
1970年、戦時下のベトナム。アメリカの人気コメディアン、ボブ・ホープ(グレッグ・ギニア)が米軍兵士を慰問に訪れます。彼はミス・ワールドを紹介し、兵士たちの拍手を浴びます。
ロンドン。サリー(キーラ・ナイトレイ)はロンドン大学の入学のための面接を受けます。彼女は結婚して子供もいますが歴史を勉強したい様子。しかし、志願者も面接官も男性だけです。
2ヶ月後、サリーは大学合格の知らせを受け、夫と子供と抱き合います。その後、彼女は大学に入学。学内でいたずら書きをする女性ジョー(ジェシー・バックリー)のグループに出会います。大学では女性差別に反対する集会が開かれ、ジョーのグループがいます。サリーは集会に参加し、講演に拍手を送ります。
1970年のミス・ワールドがイギリスで開かれることになり、イギリス代表を決める予選が行われています。審査員の男性は、女性の水着姿をジロジロ眺め、その体に対し意見を述べ合います。ベトナムからアメリカに帰ったボブ・ホープはミス・ワールドの司会をすることになります。
彼女たちの革命前夜のネタバレあらすじ:承・ミス・ワールドに反対するサリー
サリーは町で、ジョーがポスターに落書きするのを見かけます。ジョーはサリーに「水曜日に女性差別反対の集会があるから参加しない?」と言いますが、サリーは忙しいと答えます。
帰宅したサリー、母はミス・ワールドを話題にします。サリーは女性を家畜のように扱うイベントに嫌悪感を見せます。サリーはジョーの女性差別反対グループの集会に参加し、ジョーは彼女を気に入ります。
ミス・ワールド事務局のエリックは、人種差別を合法化している南アフリカの代表選考に悩みます。彼は、白人と黒人双方の代表をコンテストに参加させることにします。彼はジョーが作った反ミス・ワールド運動のチラシを見つけます。
ロンドン行きの準備をするボブ・ホープ、妻はミスコンテストを女性への差別だと考えています。コンテスト参加者がロンドンに集まり、ミス・グレナダのジェニファー(ググ・バサ=ロー)もその一人です。彼女は数少ない黒人参加者です。
コンテストの準備が始まり、参加者は巻き尺を持った担当者に体のスリーサイズを測られます。メディアの取材も始まり、南アフリカの差別問題に厳しい質問が浴びせられます。
ジョーの女性差別反対グループは、メディアで自分たちの運動をアピールすることを考え、サリーをメディア担当にします。サリーはテレビの討論で、ミスコンが女性への差別であることをアピールします。
彼女たちの革命前夜のネタバレあらすじ:転・コンテストへの反対運動
ジョーとサリーのグループはコンテストの会場に入って抗議することを計画し、コンテストのチケットを入手します。コンテストに反対することが目的と思われる爆弾テロも起こります。
サリーの家族は、彼女が抗議デモをすることに不安を感じます。夫は最終的に彼女を抗議に行かせることにします。コンテストが開始されますが、会場の外では激しい抗議デモが起こります。サリーたちはチケットを見せて会場内に入ります。
サリーの家族はテレビから見守ります。ジェニファーは更衣室で民族衣装を着ますが白人のコンテスト参加者から侮辱的なことを言われて動揺します。
コンテストでは、参加者が水着を着て審査員からジロジロ眺められ、テレビカメラにさらされます。会場のサリーは女性を家畜の品定めのように見ていると怒ります。
司会のボブ・ホープが登場し、コンテスト反対者をネタにしたジョークを言い始めます。サリーとジョーは怒りを抑えられずに立ち上がり「恥ずかしいことはやめろ」とステージに向かいます。
彼女たちの革命前夜の結末:ミス・ワールド反対運動の結末
ジョーはピストルを見せて発射、それは水鉄砲でした。彼女は逮捕されます。サリーも水鉄砲を見せたことで、逮捕されます。テレビの生放送は中断されます。抗議者たちは逮捕され、警察に連行されます。コンテストは再開され、ボブ・ホープは抗議者達は頭がおかしいと批判します。
結果はジェニファーが黒人として初めて、ミス・ワールドに選ばれます。
コンテスト終了後、エリックは警察に逮捕されたサリーに罵声を浴びせます。
サリーは警察がら逃げ出し、ジェニファーに会いに行きます。サリーは、黒人のジェニファーが勝ったのは良いことだと祝福します。サリーが再び警察に捕まります。テレビの前のサリーの家族は彼女を心配します。
彼女たちは拘置所に入れられ、警察の取り調べを受けます。彼女たちは起訴され、裁判で有罪判決を受けます。裁判所から出る彼女たち、支持者たちは彼女らをヒロインとして迎えます。
その後、ジェニファーはロンドン大学の教授になりました。
以上、映画「彼女たちの革命前夜」のあらすじと結末でした。
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