マイ・ビューティフル・デイズの紹介:2016年アメリカ映画。ビリーは行動障害があり、人づきあいが苦手で無口な高校生。彼が気になるのは金髪の美しい高校の英語教師レイチェル・スティーヴンス先生。演劇大会をきっかけに刺激的な出来事と、教師と生徒の微妙な関係など、傷つき、笑い、恋をした忘れられない週末が描かれる。ラジオから流れてくる英国バンド、アメリカの「金色の髪の少女」の歌詞がキャラクターの心情を彩り、著名な作家たちの劇による独白シーンがいっそう感動を深める作品。
監督:ジュリア・ハート 出演:リリー・レーブ(レイチェル・スティーヴンス)、ティモシー・シャラメ(ビリー)、リリ・ラインハート(マーゴット)、アンソニー・クインタル(サム)、ロブ・ヒューベル(ウォルター)ほか
映画「マイ・ビューティフル・デイズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マイ・ビューティフル・デイズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
マイビューティフルデイズの予告編 動画
映画「マイ・ビューティフル・デイズ」解説
この解説記事には映画「マイ・ビューティフル・デイズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マイビューティフルデイズのネタバレあらすじ:起
英語の授業で上の空のビリー(ティモシー・シャラメ)は、人付き合いが苦手で無口な男子高校生です。彼が見つめる先は教師のレイチェル・スティーヴンス先生(リリー・レーブ)。彼女もまたコミュニケーションが苦手で、どこか憂いのある29歳の女性でした。
この週末、ビリーは仕切りたがりなクラスのまとめ役マーゴット(リリ・ラインハート)に誘われて、ゲイで陽気なサム(アンソニー・クインタル)と、3人で演劇大会に挑むことになっていました。
引率を受けるレイチェルは校長から、行動障害を持っているビリーの素行について注意されていました。しかしレイチェルがすべて責任を担う条件で、引率を引き受けることにしました。
マイビューティフルデイズのネタバレあらすじ:承
レイチェルの車で、カルフォルニアの埃っぽい山々を抜け、遠く離れた土地までやってきた一行。途中、タイヤがパンクするアクシデントがありましたが、なんとかホテルに無事に到着。
食事を済ませると、早速演劇大会です。初戦に勝ち抜いた者が明日の決勝戦に出場することができます。
ところが、マーゴットは見事に失敗。この日のために準備を重ねてきたことが無駄になってしまったと、気を落とします。学校側から予算の出ないこの大会に、生徒たち2人分のお金まで親に払ってもらい参加したことを初めて聞かされたレイチェルは、彼女をそっと慰めました。
マイビューティフルデイズのネタバレあらすじ:転
その日の夜、ホテルでは出場者たちのパーティが行われていました。マーゴットやサムはダンスなどで盛り上がる中、相変わらず口数の少ないビリーは壁にもたれたまま、じっとみんなを見つめています。
するとレイチェルに他校の男性教師ウォルター(ロブ・ヒューベル)が声をかけてきました。ウォルターは既婚と言いつつもレイチェルを口説き、レイチェルもまた勢い任せに体を許します。
部屋に戻るレイチェルをまるで待ち構えていたかのようにドアの前にビリーがいました。レイチェルは距離を縮めてこようとするビリーに警戒しつつ、部屋へ帰しました。
翌日。なんとしてもレイチェルに近づきたいビリーは、レイチェルがパンクを直すために街へ行く際に同行してきたり、生徒たちの前で彼女のことを「レイチェル」と呼んだり、その言動はだんだん積極的になっていきました。レイチェルは戸惑いを隠せずにいました。
マイビューティフルデイズの結末
そんな中で迎えた決勝戦。ビリーの独白は圧巻でした。観る者を惹きつけ、レイチェルもまた魅せられました。まっすぐな感情をぶつけてくるビリーにレイチェルも心を動かされ、亡くなった母親の話や演劇についての胸の内を明かしていきました。
この辛さを癒してあげたいと思うビリーに対して、生徒との関係に細心の注意を払いつつ、あくまでも距離を保とうとするレイチェル。感情的になったビリーはその場を去りました。
やりきれない思いのレイチェルはウォルターの部屋へ。しかしウォルターは昨日の出来事を謝り、レイチェルを冷たくあしらい、追い返したのです。
大会の結果、ビリーは見事2位を勝ち取りました。
複雑な表情を見せるビリー。しかし家路に着き、生徒たちを送り届けると、ビリーの親は涙を浮かべ喜びました。その姿を見たレイチェルは、何かふっきれたような、やり切ったような表情を浮かべたのでした。
以上、映画「マイ・ビューティフル・デイズ」のあらすじと結末でした。
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