映画「ムードインディゴ うたかたの日々」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ムード・インディゴ うたかたの日々の紹介：2013年フランス映画。多額の財産を持つコランは、シックという友人とニコラという専属シェフとともにある女性の誕生日パーティーに出かける。そこで出会ったクロエという女性と恋仲になり結婚するも、クロエは肺から睡蓮が咲く病にかかってしまう…。
監督：ミシェル・ゴンドリー 出演：ロマン・デュリス（コラン）、オドレイ・トトゥ（クロエ）、ガド・エルマレ（シック）、オマール・シー（ニコラ）、アイサ・マイガ、シャルロット・ル・ボン、サッシャ・ブルド、フィリップ・トレトン、ほか
この解説記事には映画「ムードインディゴ うたかたの日々」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ちょっぴり不思議なパリの町。コランは多額の財産で何不自由なく遊んで暮らしていました。専属シェフのニコラと作家の男に熱を上げるシックという友人とともにニコラの恋人イジスの飼い犬の誕生日パーティーに参加することになりました。そこでコランが出会ったのはクロエという女性。2人はすぐに意気投合し、すぐに結婚に至りました。
結婚式では、神父の銃声の合図とともに、コランとクロエ、シックと彼の恋人アリーズで結婚をめぐるレースに発展。コラン達は見事レースに勝ち、式の後ハネムーンへと向かいます。コランやシック、ニコラと何度となく遊び楽しい日々を過ごしていましたが、クロエはある日失神してしまいます。コランはスケート場から飛んで帰りましたが、彼女は無事な様子。しかし何日たっても止まらない彼女の咳に、ついに医者を呼びつけます。
医者はコランに処方箋を出し、病院で精密検査をするように言います。銀色のキラキラした薬は勝手に動き出し、クロエを気味悪がらせました。いよいよ2人で病院へ行き検査をすると、彼女の肺を睡蓮のつぼみが巣食っていたのです。医者によると、それは睡蓮の花で、水は一日にスプーン2杯まで。おまけに睡蓮の花を脅すために別の種類の花をたんまりと用意する必要がありました。コランははじめたくさんの花をクロエのそばに置きましたが、あっという間に自身の財産が底をついてしまいます。それもそのはず、結婚式の代金、車の代金、シックとアリーズに渡した結婚費用、そしてクロエの治療費…。
コランは彼女のそばに居てやりたい気持ちをぐっと抑えて働きに出ました。勤務経験のない彼がどうにかつかんだ仕事は兵器工場の仕事。銃の種を土に埋め人肌に温めて“育てる”仕事でした。ところが銃の出来が悪く、彼はすぐに解雇されてしまいます。クロエの左の肺は機能を停止し、右にも睡蓮の花が巣食っていたのでした。気休めの銀の踊る薬を飲み、クロエはその時を待っていました。コランは仕事中、彼女が亡くなったことに気付きました。手持ちの財産などなく、家は取り壊され、クロエのために粗末な葬式を挙げてやりました。
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