自由の幻想の紹介:1974年フランス映画。抵抗派が「自由くたばれ」と叫んで処刑されるナポレオン軍占領下のスペインから、物語は一転して現代のパリへ。自由とは幻想=妖怪なのか?ナンセンスで抱腹絶倒、時に倒錯的な挿話がリレー形式で連鎖するこの作品をブニュエル(処刑される捕虜の役で出演もしている)は、『昼顔』等、彼の後期の多くの作品の脚本家であるジャン=クロード・カリエールの全面的な協力で作り上げた。
監督:ルイス・ブニュエル 出演者:ジャン=クロード・ブリアリ(フーコー氏)、モニカ・ヴィッティ(フーコー夫人)、ジャン・ロシュフォール(ルジャンドル氏)、アドリアーナ・アスティ(エステル/マルグリット)、ジュリアン・ベルトー(警視総監)、ミシェル・ピッコリ(警視総監)その他
ドラマ映画のネタバレ
「自由の幻想」のネタバレあらすじ結末
「日本の首領 完結篇」のネタバレあらすじ結末
日本の首領(ドン) 完結篇の紹介:1978年日本映画。「日本の首領」シリーズ完結篇で佐分利信、三船敏郎、そして片岡千恵蔵の三大スターがそろい踏みを果たす。日本の首領〈ドン〉の地位に執念を燃やす関西の雄、中島組組長佐倉。迎え撃つ関東同盟理事長、大石。両勢力の糾合を夢見る大物右翼、大山。最後に笑うのは誰?
監督:中島貞夫 出演者:三船敏郎(大石剛介)、菅原文太(川西)、大谷直子(木村由紀子)、片岡千恵蔵(大山喜久夫)、西村晃(刈田)、高橋悦史(一宮)、佐分利信(佐倉一誠)その他
「日本の首領 野望篇」のネタバレあらすじ結末
日本の首領(ドン) 野望篇の紹介:1977年日本映画。『やくざ戦争 日本の首領』の続篇。国際的な利権をめぐって中央政財界に触手を伸ばす中島組。それに関東の組織が立ちはだかる。東映初出演の国際的スター三船敏郎が関東同盟理事長として中島組組長の佐分利信、若者頭の松方弘樹の前に立ちはだかる。
監督:中島貞夫 出演者:佐分利信(佐倉)、松方弘樹(松枝)、岸田今日子(姉小路尚子)、金沢碧(三浦かおる)、高橋悦史(一宮)、菅原文太(天坊)、三船敏郎(大石剛介)その他
「やくざ戦争 日本の首領」のネタバレあらすじ結末
やくざ戦争 日本の首領(ドン)の紹介:1977年日本映画。関西最強の暴力団・中島組の首領・佐倉一誠と彼を支える若衆頭・辰巳周平。二人を中心とした群像劇。東映実録路線の集大成であると共に『ゴッドファーザー』の影響も感じさせる。この作品の後2本の続編が製作されることになる。飯干晃一原作のフィクション映画ですが、登場人物のモデルは存在しています。
監督:中島貞夫 出演者:鶴田浩二(辰巳)、菅原文太(石見)、松方弘樹(松枝)、千葉真一(迫田)、高橋悦史(一宮)、市原悦子(キヨ)、佐分利信(佐倉)その他
「希望の灯り」のネタバレあらすじ結末
希望の灯りの紹介:2018年ドイツ映画。旧東ドイツを舞台に、ベルリンの壁の崩壊後、残された人達がスーパーマーケットで働きながら懸命に生きていく姿を無口な主人公の青年を中心に描いています。同じ職場で働く人達が寄り添って、まるで家族のようになっていく様が見ていて気持ちの良い作品です。
監督:トーマス・ステューバー 出演:フランツ・ロゴフスキ(クリスティアン)、ザンドラ・ヒュラー(マリオン)、ペーター・クルト(ブルーノ)、アンドレアス・ロイポルト(ルディ)、ミヒャエル・シュペヒト(クラウス)、ラモナ・クンツェ=リプノウ(イリーナ)、ほか
「ブラインドスポッティング」のネタバレあらすじ結末
ブラインドスポッティングの紹介:2018年アメリカ映画。犯罪を起こして1年間の指導監督期間を言い渡された黒人男性は、トラブルメーカーの白人男性の親友と行動を共にするがゆえに問題に巻き込まれます。しかし、彼は真面目な恋人の女性の影響を受けて真摯に生きようとします。その一方で白人警官による、黒人男性射殺事件の目撃者ともなり、白人警官の人種差別にも怒りを感じます。黒人男性は、その警官とも意外な関係を持つことになります。『ブラインドスポッティング』は現代アメリカの多くの問題(銃犯罪、白人と黒人の対立、多様な人種の共存)をオークランド市を舞台に描き、批評家からも高く評価された作品です。
監督:カルロス・ロペス・エストラーダ 出演:ダヴィード・ディグス(コリン)、ラファエル・カザル(マイルズ)、ジャニナ・ガヴァンカー(ヴァル)、ウトカルシュ・アンブドゥカル(リン)、ジャスミン・シーファス・ジョーンズ(アシュリー)、ほか
「永遠に僕のもの」のネタバレあらすじ結末
永遠に僕のものの紹介:2018年アルゼンチン,スペイン映画。1971年、ブエノスアイレスで殺人や強盗など数々の罪を犯して世界に戦慄を巻き起こした17歳の少年がいた。その容姿はブロンドの巻き髪に、吸い込まれるような大きく澄んだ瞳、艶やかに濡れた柔らかな唇、磁器のように滑らかな白い肌。美しすぎるヴィジュアルに、悪魔も逃げ出す傲慢な魂をたたえた少年、カルリートス。欲しいものは手段を問わず何でも手に入れ、目障りな者は誰でも構わず殺す。アルゼンチンでは知らない人がいない実在の連続殺人犯「カルロス・エディアルド・ロブレド・プッチ」をモデルに、衝撃の実話を官能的に描く。プロデューサーは、カンヌ映画祭監督賞やアカデミー賞外国語映画賞などを受賞したペドロ・アルモドバルとその弟のアグスティン・アルモドバル。自身の美意識を引き継ぐものとして本作の監督に選んだのは、南米を中心とし世界各国の映画祭で様々な賞を受賞してきたルイス・オルテガ。主人公カルリートスと相棒ラモンの不穏で切ない名前のない愛にも注目。
監督:ルイス・オルテガ 出演:ロレンソ・フェロ(カルリートス)、チノ・ダリン(ラモン)、ダニエル・ファネゴ(ホセ/ラモンの父)、メルセデス・モラーン(アナマリア/ラモンの母)、ルイス・ニェッコ(エクトル/カルリートスの父)、ピーター・ランサーニ(ミゲル)、セシリア・ロス(オーロラ/カルリートスの母)ほか
「コッホ先生と僕らの革命」のネタバレあらすじ結末
コッホ先生と僕らの革命の紹介:2011年ドイツ映画。イギリスから持ち帰ったサッカーを、故郷ドイツ国内に広め、“ドイツ・サッカーの父”と称された英語教師コンラート・コッホと教え子たちとの交流を描いた歴史ドラマです。イギリスへの偏見や階級社会が支配する学校で、サッカーはもとよりフェアプレイの精神や自由と平等の理念を生徒たちに伝えようとしたコッホの軌跡を描きます。
監督:セバスチャン・グロブラー 出演者:ダニエル・ブリュール(コンラート・コッホ)、ブルクハルト・クラウスナー(グスタフ・メアフェルト)、ユストゥス・フォン・ドホナーニ(リヒャルト・ハートゥング)、テオ・トレブス(フェリックス・ハートゥング)、アドリアン・ムーア(ヨスト・ボーンシュテッド)、カトリン・フォン・シュタインブルク(クララ・ボーンシュテッド)ほか
「ムッソリーニとお茶を」のネタバレあらすじ結末
ムッソリーニとお茶をの紹介:1998年イタリア,アメリカ映画。ムッソリーニ政権時代のイタリアを舞台に、イタリア人の孤独な少年と、英国コミュニティーの貴婦人達の交流を描いたヒューマンドラマ。シェール、ジュディ・デンチ、マギー・スミスら実力派女優の名演が光ります。フランコ・ゼフィレッリ監督の半自伝的作品と言われている作品です。
監督:フランコ・ゼフィレッリ 出演者:シェール(エルサ)、ジョーン・プロウライト(メアリー)、 リリー・トムリン(ジョージー)、 ジュディ・デンチ(アラベラ)、 マギー・スミス(ヘスター)、チャーリー・ルーカス(少年期のルカ)、ベアード・ウォーレス(青年期のルカ)、クラウディオ・スパダロ(ベニート・ムッソリーニ)、ほか
「ルージュの手紙」のネタバレあらすじ結末
ルージュの手紙の紹介:2017年フランス映画。カトリーヌ・ドヌーヴが自由奔放に生きてきて癌になった義理の母を演じ、生真面目な助産婦で義理の娘をカトリーヌ・フロが演じます。30年前に姿を消した義理の母ベアトリスが、突然父を尋ねてクレールに電話をかけてきたことから始まるストーリー。ベアトリスが去った後、父は自殺しており、憎しみを抱いていたクレールにベアトリスはその奔放な性格でクレールの心に入って行き…。
監督:マルタン・プロヴォ 出演: カトリーヌ・フロ(クレール)、カトリーヌ・ドヌーヴ(ベアトリス)、オリヴィエ・グルメ(ポール)、カンタン・ドルメール(シモン)、ミレーヌ・ドモンジョ(ロランド)、ポーリーヌ・エチエンヌ(セシール)、ほか
「信仰と冒涜の狭間」のネタバレあらすじ結末
信仰と冒涜の狭間の紹介:2014年アメリカ映画。敬虔なクリスチャン家庭で育ったレイチェル。大学進学をきっかけに親元を離れたレイチェルは、生物学の授業を受講してから自身の信仰に疑問を抱いていた。それを知った父親のスティーブンは娘の信仰心をなくさせまいと生物学の教授の元を訪問し、進化論を教えていることに疑問を呈する。進化論者である教授はクリスチャンの父親に創造論と進化論について互いの意見を討論会で展開しようと強制的に約束をしてしまう。
監督:リッチ・クリスティアーノ 出演者:ヨルダン・トロヴィリォン(レイチェル・ウィタカー)、ジェイ・ピケット(スティーブン・ウィタカー)、ハリー・アンダーソン(ケイマン教授)クラレンス・ギルヤード・Jr(ポートランド教授)、バレット・ナハン(タイラー)、ほか
「夜の女たち」のネタバレあらすじ結末
夜の女たちの紹介:1948年日本映画。戦後の焼跡にあらわれたパンパン(売春婦)を扱った作品で、溝口監督としては珍しく社会派的な内容となっている。主演は戦後の溝口作品に欠かせない田中絹代。音楽にベートーヴェンの「運命」が使われている。
監督:溝口健二 出演:田中絹代(大和田房子)、高杉早苗(君島夏子)、角田富江(大和田久美子)、永田光男(栗山謙造)、村田宏寿(病院長9、ほか
「立ち去った女」のネタバレあらすじ結末
立ち去った女の紹介:2016年フィリピン映画。フィリピン映画界で怪物的映画作家と呼ばれるラヴ・ディアス監督、7時間や8時間の作品をたくさん作る彼にとっては短いと言える3時間48分の重厚な作品です。無実の罪で30年間も服役させられた女の、自分を陥れた元恋人への復讐劇が描かれています。第73回ベネチア国際映画祭では金獅子賞を受賞。
監督:ラヴ・ディアス 出演:チャロ・サントス(ホラシア/レナータ/レティシア)、ジョン・ロイド・クルーズ(ホランダ)、マイケル・デ・メッサ(ロドリゴ)、シャマイン・センテネラ=ブエンカミーノ(ペトラ)、ノニー・ブエンカミーノ(バロット売り)、ほか
「パラダイン夫人の恋」のネタバレあらすじ結末
パラダイン夫人の恋の紹介:1947年アメリカ映画。セルズニック時代のヒッチコックが作った異色の法廷劇。殺人事件の裁判と共に、依頼人に恋愛感情を抱いた弁護士とその妻の心理的葛藤が描かれる。脚本はヒッチコック夫人であるアルマ・レヴィルとプロデューサーのデイヴィッド・O・セルズニック自身。
監督:アルフレッド・ヒッチコック 出演:グレゴリー・ペック(アンソニー・キーン)、アリダ・ヴァリ(マッダレナ・パラダイン)、ルイ・ジュールダン(アンドレ・ラトゥール)、アン・トッド(ゲイ・キーン)、チャールズ・ロートン(ホーフィールド判事)
「愛と精霊の家」のネタバレあらすじ結末
愛と精霊の家の紹介:1993年ドイツ,デンマーク,ポルトガル映画。南米の名家の娘と野心家で財を成した男が結婚、その後の波乱に満ちた一家の生涯を描いたヒューマン・ドラマ。ベストセラー小説「精霊たちの家」を豪華スター共演で映画化。
監督:ビレ・アウグスト 出演:メリル・ストリープ(クララ・トルエバ)、ジェレミー・アイアンズ(エステバン・トルエバ)、ウィノナ・ライダー(ブランカ・トルエバ)、グレン・クローズ(フェルラ・トルエバ)、アントニオ・バンデラス(ペドロ・セグンド)、マリア・コンチータ・アロンゾ(トランジート)、ヴィンセント・ギャロ(エステバン・ガルシア)、アーミン・ミューラー=スタール(セベロ)、ヴァネッサ・レッドグレーヴ(ニベア)、ほか