インディアン渓谷の紹介:1946年アメリカ映画。ラバで荷物を運ぶ事業を手がけるローガンは親友の婚約者に密かに思いを寄せているが、親友は賭けにのめりこんで破滅しようとしていた。保安官もガンマンも騎兵隊も出てこないが、農民、商人、砂金掘り、さらにはギャンブラーといった人々からなる辺境のコミュニティが描かれる西部劇。オレゴン州でのロケーション撮影がふんだんに利用されている。『キャット・ピープル』等、RKO映画のヴァル・リュートン製作のホラー映画を成功させたジャック・ターナーの最初の西部劇、そして最初のカラー作品である。『駅馬車』と同じくアーネスト・ヘイコックスの原作小説を脚色。プロデューサーも『駅馬車』のウォルター・ウェンジャー。『脱出』(1944年)、『我等の生涯の最良の年』(1946年)等で俳優としても活躍した歌手・作曲家のホーギー・カーマイケルが本作でも歌声を披露している。
監督:ジャック・ターナー 出演者:ダナ・アンドリュース(ローガン・スチュアート)、ブライアン・ドンレヴィ(ジョージ・カムローズ)、スーザン・ヘイワード(ルーシー・オーヴァーマイア)、ホーギー・カーマイケル(リネット), アンディ・デヴァイン(ベン・ダンス)ほか
西部劇映画のあらすじ
西部劇映画のあらすじと結末の作品一覧です。名作映画から最新作まで西部劇映画のストーリーをネタバレや評価・感想とともにラストまで解説します。
「インディアン渓谷」のネタバレあらすじ結末
「荒野の処刑」のネタバレあらすじ結末
荒野の処刑の紹介:1975年イタリア映画。『サンゲリア』『地獄の門』『ビヨンド』などホラー映画・カルト映画などを数多く手がけたルチオ・フルチが手がけた異色のロードムービー風マカロニウエスタンです。住民による無法者狩りから逃れた4人の無法者は旅の途中で謎めいた無法者が現れ・・・。
監督:ルチオ・フルチ 出演者:ファビオ・テスティ(スタビー・プレストン)、リン・フレデリック(エマニュエル・バニー・オニール)、マイケル・J・ポラード(クレム)、トーマス・ミリアン(チャコ)、ハリー・ベアード(バド・ウィルソン)、アドルフォ・ラストレッティ(サリヴァン牧師)、ブルーノ・コラッツァリ(レミー)、ジョルジョ・トレスチーニ(ソウル)、ドナルド・オブライエン(ソルトフラットの保安官)ほか
「荒原の女」のネタバレあらすじ結末
荒原の女の紹介:1948年アメリカ映画。最愛の妻を亡くした開拓者ハーヴェィは息子の教育のために、金で買った女レイチェルと形式的に結婚し、名ばかりの結婚生活を続ける。そんな生活に変化をもたらしたのは、ハーヴェィの親友の猟師・ジムの訪れだった。ロバート・ミッチャムが美声を響かせる西部劇。レイチェルの心を射止めるのはハーヴェィ?それともジム?
監督:ノーマン・フォスター 出演:ロレッタ・ヤング(レイチェル)、ウィリアム・ホールデン(ディヴィー・ハーヴェィ[父])、ロバート・ミッチャム(ジム・フェアウェイズ)、ゲイリー・グレイ(ディヴィー[息子])、トム・テューリー(ジャクソン牧師)、サラ・ヘイドン(ジャクソン夫人)ほか
「決断」のネタバレあらすじ結末
決断の紹介:1959年アメリカ映画。「死刑執行人」と仇名される連邦保安官補が逮捕しに来た「容疑者」は誰もが愛する善人だった。保安官補の選択は? MGMの二枚目スターとして長年活躍したロバート・テイラーが主演し、ワーナーブラザーズを支えてきたマイケル・カーティスが監督したパラマウント映画の西部劇。脚本は『駅馬車』のダドリー・ニコルズ。ただ一人容疑者の顔を知る美女を『神の小さな土地』で映画デビューしたティナ・ルイーズが演じる。
監督:マイケル・カーティス 出演者:ロバート・テイラー(マック・ボバード), ティナ・ルイーズ(シーラ・ジェニソン), フェス・パーカー(バック・ウェストン)、ジャック・ロード(ビショップ/バタフィールド)、ジーン・エヴァンス(マーフィ)、ミッキー・ショーネシー(アル)、シャーリー・ハーマー(キティ・ビショップ)ほか
「ミズーリ・ブレイク」のネタバレあらすじ結末
ミズーリ・ブレイクの紹介:1976年アメリカ映画。ジャック・ニコルソン、マーロン・ブランドの共演で話題を呼んだ西部劇。ブランドが脚本を無視してアドリブを連発するため、製作者もストーリーを変えざるを得なくなった。監督は『逃亡地帯』でもブランドと組んだアーサー・ペン。
監督:アーサー・ペン 出演:マーロン・ブランド(リー・クレイトン)、ジャック・ニコルソン(トム・ローガン)、キャスリーン・ロイド(ジェーン・ブラックストン)、ランディ・クエイド(リトル・トッド)、ジョン・P・ライアン(サイ)、フレデリック・フォレスト(ケイリー)、ハリー・ディーン・スタントン(カルヴィン)、ジョン・マクライアム(デヴィッド・ブラクストン)、サム・ギルマン(ハンク・レイト)、ルアナ・アンダース(牧場主の妻)、ジェームズ・グリーン(牧場主)、スティーヴ・フランケン(ロンサム・キッド)、リチャード・ブラッドフォード(ピート・マーカー)、ほか
「街中の拳銃に狙われる男」のネタバレあらすじ結末
街中の拳銃に狙われる男の紹介:1955年アメリカ映画。雇われて町から町へと渡り歩き拳銃で悪党どもを退治する男をロバート・ミッチャムが演じる西部劇。ただし、この男かなり危険です。アンジー・ディキンソン(『リオ・ブラボー』、『殺しの分け前/ポイント・ブランク』『ビッグ・バッド・ママ』、『殺しのドレス』)がクレジットなしで踊り子の一人として出演しています。
監督:リチャード・ウィルソン 出演者:ロバート・ミッチャム(クリント・トリンジャー)、ジャン・スターリング(ネリー・ベイン)、バーバラ・ローレンス(アン・ウェイクフィールド)、カレン・シャープ(ステラ・アトキンス)、ジョン・ラプトン(ジェフ・キャッスル)、ヘンリー・ハル(リー・シムズ保安官)ほか
「硝煙」のネタバレあらすじ結末
硝煙の紹介:1956年アメリカ映画。南北戦争勃発直前、ゴールドラッシュのコロラド。南部からの流れ者が酒場の女と、開拓者精神にあふれるレディーの心をつかむ。監督は『キャット・ピープル』や『過去を逃れて』のジャック・ターナー。画面縦横比1:2のスーパースコープで公開されたカラー西部劇。
監督:ジャック・ターナー 出演者:ロバート・スタック(オーウェン・ペンテコスト)、ヴァージニア・メイヨ(アン・メリー)、ルース・ローマン(ボストン)、レイモンド・バー(ジャンボ・ミーンズ)、アレックス・ニコル(スティーヴン・カービー)、ほか
「パワー・オブ・ザ・ドッグ」のネタバレあらすじ結末
パワー・オブ・ザ・ドッグの紹介:2021年アメリカ,イギリス,ニュージーランド,カナダ,オーストラリア映画。1920年代のモンタナ州。カリスマ的存在と威圧的な態度で周囲から恐れられている牧場主フィル・バーバンクと、対照的に地味な弟ジョージのバーバンク兄弟。ある日、ジョージが未亡人ローズと結婚することになり、その息子を連れて家に越してくることになった。しかしフィルは2人に対して執拗な攻撃を仕掛け、ひどい仕打ちを重ねる。人間関係のバランスが崩れていく中で、やがてフィルは自分の中にある感情を知っていく。
監督:ジェーン・カンピオン 出演:ベネディクト・カンバーバッチ(フィル・バーバンク)、キルスティン・ダンスト(ローズ・ゴードン)、ジェシー・プレモンス(ジョージ・バーバンク)、コディ・スミット=マクフィー(ピーター・ゴードン)、トーマサイン・マッケンジー(ローラ)、ジェネヴィエーヴ・レモン(ミセス・ルイス)、キース・キャラダイン(エドワード)、フランセス・コンロイ(老婦人)、ピーター・キャロル(老紳士)、アダム・ビーチ(エッドワード・ナッポ)ほか
「地獄ヘの逆襲」のネタバレあらすじ結末
地獄ヘの逆襲の紹介:1940年アメリカ映画。西部開拓時代に実在した無法者ジェシー・ジェームズの生涯を描いた『地獄への道』(1939年)の続編となる西部劇です。本作はジェシーの兄フランクを主人公とし、弟を殺した裏切り者兄弟への復讐を誓うフランクの闘いが描かれます。
監督:フリッツ・ラング 出演者:ヘンリー・フォンダ(フランク・ジェームズ/ベン・ウッドソン)、ジーン・ティアニー(エレノア・ストーン)、ジャッキー・クーパー(クレム)、ジョン・キャラダイン(ボブ・フォード)、チャールズ・タネン(チャーリー・フォード)、ヘンリー・ハル(ルーファス・コッブ)、ドナルド・ミーク(マッコイ)、J・エドワード・ブロムバーグ(ジョージ・ラニアン)、アーネスト・ホイットマン(ピンキー)、ロイド・コリガン(ランドルフ・ストーン)ほか
「地獄への道」のネタバレあらすじ結末
地獄への道の紹介:1939年アメリカ映画。アメリカ西部開拓史に名を残す実在の無法者ジェシー・ジェームズの波乱の生涯を描いた伝記的西部劇です。本作では数々の強盗を働いた無法者ながらも人々に愛された存在としての一面も描かれています。翌1940年にはジェシーの兄フランクを主人公とする続篇『地獄への逆襲』が公開されました。
監督:ヘンリー・キング 出演者:タイロン・パワー(ジェシー・ジェームズ)、ヘンリー・フォンダ(フランク・ジェームズ)、ナンシー・ケリー(ゼレルダ)、ランドルフ・スコット(ウィル・ライト)、ジェーン・ダーウェル(サミュエルズ夫人)、ヘンリー・ハル(ルーファス・コッブ)、J・エドワード・ブロムバーグ(ジョージ・ラニアン)、ブライアン・ドンレヴィ(バーシー)、ジョン・キャラダイン(ボブ・フォード)、クレア・デュ・ブレイ(フォード夫人)、ドナルド・ミーク(マッコイ)、ジョン・ラッセル(ジェシー・ジェームズJr.)、チャールズ・タンネン(チャールズ・フォード)、アーネスト・ホイットマン(ピンキー)ほか
「デッドロック」のネタバレあらすじ結末
デッドロックの紹介:1970年西ドイツ映画。荒野を彷徨い逃げてきた若い殺し屋キッド。腕には何者かに撃たれた傷があり死にかけているところを、この地に住む中年男ダムが見つける。キッドが手にしているのは大金が入ったジュラルミンケース。ダムは大金目当てにキッドを殺しきれず、彼を介抱することに。狂った娼婦、口のきけない美少女が住むここデッドロックに黒ずくめの殺し屋が静かにやってくる。100万ドルを奪い合い、男たちの闘いが繰り広げられる。スピルバーグをはじめ、ホドロフスキーやタランティーノなどの有名監督が絶賛し影響を与えた作品。音楽は、日本人のダモ鈴木がボーカルを務めたクラウトロック(ジャーマン・ロック)を代表する伝説のバンドCAN(カン)が担当。
監督:ローラント・クリック 出演:マリオ・ドルフ(チャールズ・ダム/ネズミ)、マンソニー・ドーソン(サンシャイン/年長の殺し屋)、マルクヴァルト・ボーム(キッド/若い殺し屋)、マーシャ・ラベン(ジェシー/小娘)、シーグルド・フィツェック(エンゾ/おせっかい)、ベティ・シーガル(コリンナ/娼婦)ほか
「拳銃王」のネタバレあらすじ結末
拳銃王の紹介:1950年アメリカ映画。実在のガンマン、リンゴ・キッドことジョニー・リンゴを主人公のモデルとした西部劇作品です。数多くのガンマンたちから命を狙われている早撃ちの名人が、別れた妻と息子と和解しようと妻たちが住む町を訪れたのですが…。
監督:ヘンリー・キング 出演者:グレゴリー・ペック(ジミー・リンゴ)、ヘレン・ウェスコット(ペギー・ウォルシュ)、ミラード・ミッチェル(マーク・ストレット連邦保安官)、ジーン・パーカー(モリー)、カール・マルデン(マック)、スキップ・ホメイヤー(ハント・ブロムリー)、エレン・コービイ(デブリン夫人)、リチャード・ジャッケル(エディ)、アンソニー・ロス(チャーリー・ノリス保安官補)、ヴェルナ・フェルトン(オーガスト・ペニーフェザー夫人)、B・G・ノーマン(ジミー・ウォルシュ)、クリフ・クラーク(ジェリー・マーロウ)ほか
「さすらいのカウボーイ」のネタバレあらすじ結末
さすらいのカウボーイの紹介:1971年アメリカ映画。『イージー・ライダー』(1969年)で世界的な名声を得たピーター・フォンダの監督デビュー作であり、フォンダ自ら主演も務めた西部劇です。7年間の放浪生活を終え、妻子の待つ家へと戻った主人公でしたが、仲間が悪党とのいざこざに巻き込まれたことにより大きく運命を揺るがされることに…。
監督:ピーター・フォンダ 出演者:ピーター・フォンダ(ハリー・コリングス)、ウォーレン・オーツ(アーチ・ハリス)、ヴァーナ・ブルーム(ハンナ・コリングス)、ロバート・プラット(ダン・グリフェン)、スヴァーン・ダーデン(マクヴェイ)、リタ・ロジャース(メキシコ人の女)、アン・ドラン(ソレンソン夫人)、テッド・マークランド(ルーク)、オーウェン・オア(メイス)、アル・ホプソン(バーテンダー)、メーガン・デンバー(ジェイニー・コリングス)、マイケル・マクルーア(エド・プラマー)、グレイ・ジョンソン(ウィル)ほか
「新・ガンヒルの決斗」のネタバレあらすじ結末
新・ガンヒルの決斗の紹介:1971年アメリカ映画。カナダの小説家ウィル・ジェームズが1930年に発表した小説『ローンカウボーイ』を、ヘンリー・ハサウェイ監督が自身の生涯最後の西部劇として映画化した作品です。1959年公開の『ガンヒルの決斗』とは全く関係はなく、かつて自分を裏切った元相棒への復讐を誓ったガンマンと、道中で知り合った少女との旅をユーモラスに描いています。
監督:ヘンリー・ハサウェイ 出演者:グレゴリー・ペック(クレイ・ローマックス)、ドーン・リン(デッキー・オルテガ)、パット・クイン(ジュリアナ・ファレル)、ロバート・F・ライオンズ(ボビー・ジェイ・ジョーンズ)、スーザン・ティレル(アルマ)、ジェフ・コーリイ(トルーパー)、リタ・ガム(エマ)、ジェームズ・グレゴリー(サム・フォーリー)、ペペ・セルナ(ペペ)、ジョン・デイヴィス・チャンドラー(スキーター)ほか
「ザ・ライダー」のネタバレあらすじ結末
ザ・ライダーの紹介:2017年アメリカ映画。カウボーイのブレイディはロデオで落馬をして頭部に大怪我を負い、右手に後遺症を抱えます。医者から乗馬をすることを禁じられていましたが、馬を愛していたブレイディはそれを無視して、乗馬を続けながら自分の人生と向き合います。この作品は全て実名で演じられており、演じている人の実話がベースになっています。ブレイディ・ジャンドローは現実でもカウボーイとして生活しています。アカデミー賞前哨戦と言われているゴッサム・インディペンデント映画賞と全米映画批評家教会で作品賞を受賞し、日本劇場未公開でありながら、隠れた名作と話題になっている映画です。
監督:クロエ・ジャロ 出演:ブレイディ・ジャンドロー(ブレイディ)、リリー・ジャンドロー(リリー)、レイン・スコット(レイン)、ティム・ジャンドロー(ブレイディの父)、ほか