Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!の紹介:2007年イギリス映画。90年代から2000年にかけて世界中で大人気を得たイギリス版、変なおじさんこと”Mr.ビーン”。強烈キャラクターが生み出すコメディードラマの劇場版作品の第2段となるこの作品はイギリスを飛び出してフランスでハチャメチャビーン節が大炸裂。ロシア人少年とフランス人女性と織りなす言葉と年齢の差を超えたコメディーストーリーは笑いは勿論どこかほっこりともするような作品です。
監督:スティーヴ・ベンデラック 出演:ローワン・アトキンソン(Mr.ビーン)、エマ・ドゥ・コーヌ(サビーヌ)、ウィリアム・デフォー(カーソン・クレイ)、カレル・ローデン(エミール・ダチェフスキー)、マックス・ボルドリー(ステファン)
映画「Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!の予告編 動画
映画「Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!」解説
この解説記事には映画「Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!のネタバレあらすじ:起
物語は6月のロンドンから始まります。ビーンは教会の抽選で南フランスの旅、リヴィエラ海岸地方での1週間のヴァケーションとビデオカメラの特賞に当選し、ビーチでのヴァカンスを目指してロンドンからフランスのカンヌへ、景品のビデオカメラ片手に出発します。フランスに着いたビーンはリヨン駅から列車に乗ってカンヌを目指します。駅でも旅に大はしゃぎなビーンは列車の前で記念のムービーを撮ってもらおうと列車に乗ろうとしたロシア人の男性に撮影をお願いします。しかしビーンの撮影をしていたおかげで男性は列車に乗り遅れてしまいます。ビーンが乗った扉の前で男性は焦りますが、列車は止まりません。男性はある座席の窓まで走って行くとそこには少年が乗っていて窓越しに焦ったように叫んでいます。少年は乗り遅れた男性の息子、ステファンでビーンのせいで言葉も通じない見知らぬ土地でお父さんと離ればなれになってしまったのです。ビーンはステファンの正面に座り、なんとか元気づけようとするも、頬をひっぱたかれてしまいます。ステファンは次の駅で下車してお父さんの列車を待ちます。ビーンがその姿を車内から気にしているとステファンに浮浪者のような男がよってきます。心配になったビーンは列車から出て行き男を追い払います。一安心したビーンは車内に戻ろうとしますが、ステファンの手にはなんとビーンのビデオカメラが、ステファンからカメラを奪おうと列車から降りるとそのタイミングで列車が出発してしまい、ビーンは車内にあった自分の荷物と離ればなれになってしまう羽目に。仕方ないのでビーンは駅のホームのベンチのステファンの横に座りステファンと一緒に次の列車を待ちます。
Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!のネタバレあらすじ:承
ようやく次の列車がくるもその列車は減速するも止まる気配がありません。ビーンとステファンは車内にお父さんの姿を発見して必死で追いかけていきます。お父さんの手には電話番号と「カンヌ」と書かれた紙が。ビーンはそのメモを必死に追いかけながらビデオカメラで撮影します。なんとかメモを撮影出来たものの電話番号の下2桁がお父さんの手によって隠れてしまっていてステファンは落胆します。そんな彼を見てビーンは下2桁の数字の組み合わせを全部書き出すことを思いつきます。駅のホームの公衆電話からなんとか残っていたポケットのコインで書き出した電話番号に手当たり次第かけていきますが、なかなかステファンのお父さんに繋がりません。そうこうしているうちに次の列車が来てビーンとステファンはカンヌを目指して乗り込みます。しかしビーンは公衆電話の上に列車の切符を置き忘れて乗り込んでしまい、2人は次の駅で降ろされてしまいます。降ろされた駅でビーンとステファンはなんとか電話をかけようと公衆電話の小銭を浅っていると、不審な動きから警備員から追われて駅から逃げ出し町の市場へと逃げ込みます。なんとか逃げ出せたもののステファンはお腹をすかせて市場の食べ物を凝視。そこでビーンは路上でパフォーマンスをして路銀を集めることをひらめきます。ステファンの好演もあり2人は沢山の路銀を集めることが出来、食料とカンヌ行きのバスの切符を買うことが出来ました。しかしバスに乗る直前でビーンのバスの切符が風で飛ばされ挙げ句の果てには鶏の足に引っ付いてしまい鶏を乗せたトラックをビーンは自転車に乗って追いかけて行きます。
Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!のネタバレあらすじ:転
養鶏場まで行くも結局切符は見つからず、ビーンはヒッチハイクをしてカンヌを目指しますが、車通りはなく仕方なく歩き出します。そして日も暮れて歩き疲れたビーンは野宿をすることにします。朝になりビーンが目覚めるとそこには農村の景色が広がっていてあたりを見渡すビーンの視線に止まったのはお茶を運ぶ奇麗なウェイトレスの女性の姿。しかし急に戦車や沢山の兵士が村を襲撃し始め、驚いたビーンはウェイトレスの彼女を守ろうと彼女のもとへ向かうが、「カッーート!!」と大声が響きわたります。ビーンは映画監督カーソン・クレイのCM撮影現場に迷い込んでしまっていたのです。クレイにエキストラと勘違いされてCM撮影に挑むビーンでしたが、自分のビデオカメラを持って撮影に参加したのが見つかりここでもつまみ出されます。撮影現場を追い出されたビーンは本来の目的のカンヌのビーチを目指します。しばらく歩いていると車に乗ったさっきのウェイトレス役のフランス人女性サビーヌが現れ、彼女も自分が出演したクレイ監督の映画を見るため映画祭に行こうとカンヌに向かっていたのでビーンを乗せて2人でカンヌを目指します。車をしばらく走らせているとサビーヌのお腹の調子が悪くなり給油所で休憩することになります。ビーンも休憩所に入るとそこにはステファンの姿が、彼もバスには乗らず旅人楽団の車に乗せてもらっていたのでした。再会した2人はサビーヌと一緒にカンヌを目指していきます。
Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!の結末
夜通しの運転でようやくカンヌに到着するもガス欠になり給油所へ向かいます。ビーンは給油をし、サビーヌはトイレで映画祭のためのドレスに着替えます。しかしガソリンスタンドの店内のテレビではなんとビーンがステファンを誘拐して逃走中とのニュースが流れていて更には目撃情報からサビーヌも共犯として紹介されているのを見て驚きます。ビーンとステファンは親子だと勘違いしていたサビーヌは車に戻りビーンに問いつめます。そしてビーンにどこに行くつもりか聞くと、ビーンは「ビーチへ」と答えます。あきれたサビーヌはステファンの父親、エミールが映画祭の審査員であることをビーンに伝えステファンをエミールのもとに送り届けようとします。誘拐捜索のための厳重な交通検問もなんとかくぐり抜け、3人は映画祭にたどり着いたもののチケットが1枚しかなくてステファンとビーンは入れず、関係者用の入り口から強行突破します。ガードマンから追いかけられるもなんとか逃げ切り、ビーンはステファンにステージ裏に隠れてるよう言い、エミールを探しにいきます。なんとかエミールを見つけ出したビーン。しかしまたガードマンに追われなかなかステファンのことを伝えられません。一方サビーヌはクレイの映画の自分のシーンはまだかとソワソワしていると客席に逃げ込んだビーンを見つけます。するとちょうど自分のシーンが流れビーンに見せるのですが、台詞部分は全てカットされていて落胆してしまいます。落ち込むサビーヌの姿を見たビーンはあることを思いつきます。ビーンは映写室に忍び込み、そして流れている映像を自分が撮ったロードムービーにすり替えて台詞にあわせてサビーヌとビーンの旅の道中の映像を流したのです。これにサビーヌは驚き、喜びますが、監督のクレイは激怒して映写室へとむかいます。クレイにドアを突き破られそうになったビーンは映写室の窓から客席へと逃げ、映画のクライマックスとともに逃げていくうちにステージへとあがってしまいます。しかしビーンの写っている映像に感動した客席からはスタンディングオベーションが起こります。しかしビーンの姿を見たエミールは息子を誘拐した犯人だと叫びます。すると会場は一気にどよめきだしビーンも弁解しようとします。するとステージ裏にいたステファンが現れ、ようやく親子の再会が果たされます。そして映写室からクレイも現れビーンを捕まえようとしますが、会場からの大きな拍手にビーンを捕まえることが出来ず、ビーンとサビーヌと挨拶をします。大きな拍手に会場が包まれる中ビーンは本来の目的を思い出し、ステージ上を去ります。会場を出ようと右往左往するビーン。すると開け放たれた非常口からビーチの景色が目に飛び込んできます。ビーンは嬉しくなってビーチ目がけて一直線に進んでいきようやく念願のビーチに辿り着くことが出来るのでした。
以上、映画「Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!」のあらすじと結末でした。
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