ニッポン無責任時代の紹介:1962年日本映画。伝説のグループ、クレイジーキャッツ主演の喜劇映画シリーズの記念すべき第1作です。植木等演じる無責任男が散々会社を引っ掻き回します。
監督:古澤憲吾 出演者:植木等(平均)、ハナ肇(氏家勇作)、谷啓(谷田総務部長)、中島そのみ(麻田京子)、重山規子(佐野愛子)ほか
映画「ニッポン無責任時代」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ニッポン無責任時代」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ニッポン無責任時代」解説
この解説記事には映画「ニッポン無責任時代」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ニッポン無責任時代のネタバレあらすじ:起
無責任を絵に描いたような男、平均(たいらひとし)(植木等)は、三流大学を中退し、ろくに働かずぐうたらな毎日を過ごしている口達者なお調子者です。ある日、平はバーで「太平洋酒」という会社が乗っ取られようとしているとの話を聞き、これは儲け話とばかりに太平洋酒の社長・氏家勇作(ハナ肇)に接近、自分にはコネがあると売り込み、まんまと会社の総務部に入社することに成功します。
ニッポン無責任時代のネタバレあらすじ:承
平に早速任された仕事は、乗っ取り屋として知られる黒田産業が目論む太平洋酒買収工作を阻止するため、大株主の富山社長(松村達雄)を味方につけるというものでした。平は交渉役として早速富山に会いに行き、小切手1つで見事買収に成功、その功績により係長に出世します。しかし、平はバーのマダム・京子(中島そのみ)から、黒田産業の黒田有人社長(田崎潤)が富山社長から株を買ったと知らされます。黒田は更に、平と話をつけたはずの山海食品の大島良介社長(清水元)をも味方につけており、まんまと太平洋酒の買収に成功します。
ニッポン無責任時代のネタバレあらすじ:転
平は会社が買収された責任を負わされて解雇されますが、バーで出会った黒田に取り入って再び太平洋酒に復帰、部長にまで出世します。翌日、平は氏家や降格した元部長(谷啓)に会社奪還を約束しますが、黒田は平に難しい仕事を押し付け、失敗を理由にクビにしようと考えていました。平は北海物産の石狩熊五郎社長(由利徹)との取引に成功しますが、黒田に会社の金を使い込んだと責められて解雇されてしまいます。
ニッポン無責任時代の結末
ある日、平は氏家元社長の息子・孝作(峰岸徹)と、山海食品の大島社長の娘・洋子(藤山陽子)が交際していることを知り、二人の駆け落ちを手伝うことにします。平は大島に掛け合い、娘の居場所を教える代わりに氏家を太平洋酒社長に復帰させるよう要求、その甲斐あって氏家は見事社長に返り咲きますが、その代償として平は会社を去ることになります。その1年後、孝作と洋子の結婚披露宴に平が突然姿を現します。会社を去った後、北海物産の石狩社長に拾われた平は、石狩が病に倒れたため会社を継ぎ、とうとう社長にまで上り詰めていたのです。平はマイクの前に立ち、祝辞の代わりに歌で会場を大いに盛り上げました。
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