映画「ネイキッド・ソルジャー 亜州大捜査線」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ネイキッド・ソルジャー 亜州（アジア）大捜査線の紹介：2012年香港映画。麻薬組織の摘発により、香港最大の麻薬と金を押収した捜査官ロンでしたが、その後組織のお礼参りで、10歳の娘をさらわれ、家族親戚を皆殺しにされます。15年後、娘を誘拐した組織の捜査が行われると知ったロンは、インターポールの刑事サムのメンバーに加わり、娘探しのため台湾に向かいます…という内容のサモ・ハン主演のカンフーを交えたアクションエンターテイメント映画です。
監督：マルコ・マク 出演者：サモ・ハン・キンポー（ロン捜査官）、ジェニファー・ツェー（メイシー/フェニックス）、アンキー・バイルケ（セリーナ）、アンソニー・ウォン（パワー）、フィリップ・ン（ブラック・ドラゴン）、エレン・チャン（マダム・ローズ）ほか
この解説記事には映画「ネイキッド・ソルジャー 亜州大捜査線」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
捜査官ロン（サモ・ハン・キンポー）は麻薬組織の摘発を行い、香港最大量の麻薬と金を押収します。ロン捜査官の活躍はデレビでも放映され、事件の解決後はフロリダの親戚の家に家族で行って休暇を取っていました。
しかし親戚の家は、武装集団によって襲われます。ロンは銃弾を受けながらも逃げ、唯一生き残った10歳の娘メイシー（ジェニファー・ツェー）は殺し屋集団の女ボスのマダム・ローズ（エレン・チャン）にさらわれ、残る家族は皆殺しにされ、家も爆破されます。マダム・ローズはメイシーの脳の記憶を消し、フェニックスと名付け自分をママと呼ばせました。
15年後、インターポールに抜擢されたサム刑事（アンディ・オン）は、相棒のビートと共にサム捜査官に会います。出世して幹部になっていてもおかしくないロンは、娘を誘拐された後、やる気が失せ、今でも捜査官でした。
マダム・ローズが関係している麻薬王パワー（アンソニー・ウォン）に関わる捜査をするサムのチームにやってきたロンは、サムのトラップを次々踏破し、チームの一員となります。そこでロンはサムに、行方不明の娘を見つけ出したいことを話します。
麻薬王パワーと縄張り争いをする南米の組織が、マダム・ローズにパワーの子分であるジミー、カトウ、アイアンウルフの3人の殺害を依頼してきます。マダム・ローズはそれぞれセリーナ（アンキー・バイルケ）、アイビー、フェニックス（メイシー）に指令を送りました。
セリーナ、アイビーは殺しに成功したものの、メイシーだけはアイアンウルフを殺した後、母子に顔を見られてしまいます。マダムローズの掟では、顔を見られたら殺せでしたが、命乞いをする母の情に流され、殺さず立ち去りました。
早速ローズに呼ばれたメイシーは、報酬の100万ドルを没収され、迷路の罰を与えられます。大学に通うメイシーは教授から、サム刑事を紹介されます。お互い一目で魅かれ合い、特にサムは夢中になってしまいます。
やがて迷路の罰の日が来ました。セリーヌが思いを寄せるドラゴン（フィリップ・ン）が君を守るとメイシーに詰め寄ります。するとドラゴンも一緒に迷路の罰に出されます。迷路に放り込まれ、戦闘員たちから銃撃されるという、失敗は死の罰ゲームでしたが、ドラゴンの助けもあって二人は生き残ります。
サムが再び大学にやって来てメイシーに会います。サムは、マダム・ローズを追っていて、今、アイアンウルフを殺した女を探していると言い、もう少ししたら香港に帰ると言います。自分の事だと思ったメイシーが詳しく聞こうとしますが、サムが話題を変えました。
香港ではビートが、女殺し屋のDNAが、ロンの行方不明の娘メイシーと一致したと報告します。台湾へ飛んだロンは母子に会い、娘に会いたいと告げ、情報をもらいます。そのころローズは、サムらが香港に来ていた動画を見ていました。その中にロンがいたことから、メイシーにロン殺しを命じます。
メイシーは記憶を消され、残っているのはフェニックスとしての記憶だけでしたが、夢ではメイシーの記憶が少し見えていました。ロンは養女のスキニーが喧嘩ばかりすることから家庭教師を頼んでいました。そしてやってきた家庭教師はメイシーでした。顔を見たロンは写真で見た通りに娘だとわかります。
殺されると感じながらも、メイシーに幼い頃のビデオを見せます。夢で見た光景を見たメイシーはロンに「あなたは誰？」と聞くとロンは「お前の父だ」と言いました。するとメイシーは銃口を向け、部屋を飛び出します。
香港にいるサムはメイシーが女殺し屋だと知って落ち込んでいましたが、やっぱりメイシーの事が好きだと言って、決心して台湾に向かいます。そのころ台湾ではパワーが子分を殺された復讐に、ローズの殺し屋を狙っていました。アイビーがハニーとタイガーに殺されます。ドラゴンといたメイシーも狙われます。
周囲が殺し屋ばかりになり、ドラゴンが殺され、ローズの追跡を阻止するため、メイシーは首の後ろのチップを自分で取り出します。メイシーはサムに会い、銃を突きつけ真相を聞きだします。サムはDNA鑑定して、ロンが君の父親だと言います。
家に帰ったロンは、女殺し屋たちに襲われ格闘しますが、結局スキニーと一緒にローズに捕まり、牢屋に入れられます。パワーはセリーナを引き込み、ローズを殺させました。この様子を見ていたメイシーは牢屋のロンとスキニーを逃がしますが、パワーの手下らに待ち伏せされました。
それぞれ闘いながら、ロンとスキニーはハニーとタイガーとの決闘に、メイシーはセリーナとの一騎打ちになります。ハニーとタイガーを倒したロンはパワーも倒します。好きなドラゴンを盗られたと思っているセリーナは、恨みから攻撃の手をゆるめませんが、メイシーの説得により自分から命を絶ちました。
そして改めて親子の対面となります。スキニーは「お姉ちゃんが出来た」と喜び、ロンは「３人で生きて行こう」と言います。するとサムが「４人だ」と言って、メイシーにプロポーズします。そして「メイシーの罪は僕が減刑する」と言いました。
以上、映画「ネイキッド・ソルジャー 亜州（アジア）大捜査線」のあらすじと結末でした。
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