NARC ナークの紹介:2002年アメリカ映画。強引な捜査で、犯人以外に死者一人、そして妊婦を流産までさせた刑事テリスが、刑事殺しの未解決事件の再捜査のため復帰しました。相棒は殺された刑事の相棒でした。調べを進めるうち、殺された刑事の行動が明らかになってきました…というサスペンス映画です。
監督:ジョー・カーナハン 出演者:ジェイソン・パトリック(ニック・テリス)、レイ・リオッタ(ヘンリー・オーク)、アラン・ヴァン・スプラング(マイケル・カルベス)シャイ・マクブライド(チーバース警部)、カーソン・ダーヴェン(レオ・リー)、 バスタ・ライムス(ダーネル)ほか
映画「NARC ナーク」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「NARC ナーク」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
NARC ナークの予告編 動画
映画「NARC ナーク」解説
この解説記事には映画「NARC ナーク」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
NARC ナークのネタバレあらすじ:起
容疑者ダウトを追う麻薬捜査官テリスは、途中でダウトが通行人を殺し、そして妊婦の人質を取ったダウトを射殺しました。この時、弾が妊婦に当たり、流産してしまいました。
それから18か月間刑事から外れていたテリスが呼び出されました。公聴会が開かれ、刑事として復職するよう言われますが、テリスは断りました。帰り際にチーバース警部に呼び止められ、未解決の殺害されたカルベス刑事の捜査を頼まれました。カルベス刑事は麻薬捜査をしていて殺害された為、麻薬捜査官としての経験を持つテリスが適任だと言いました。
自宅に帰ったテリスは、妻に復職を断ったと話すと、妻は喜びました。幼い息子もいて、危険な仕事に戻るのに反対していました。翌日、カルベス事件の調書を読み返すと、妻子と楽しそうに映るカルベスの姿がありました。そしてカルベスの相棒だったのがオーク警部補だと知りました。
NARC ナークのネタバレあらすじ:承
テリスはチーバース警部に、「自宅療養中のオークの復帰を条件に再捜査に応じる」と言いました。するとチーバース警部は、「オークと相棒を組むことが条件だ」と言い、テリスは受けました。刑事に復帰したことで、妻の機嫌は悪くなり、夫婦間の溝が生まれ始めました。
オークは強引な捜査で有名で、相棒だったカルベスの死後、情緒不安定になっていました。偽名を使って捜査をしていたカルベスの聞き込みが始まりました。やがてレオン・リーという売人が浮かび上がりました。二人が乗り込むと、バスタブで腐乱死体になっていました。傍らに、警察や軍関係出ないと入手できない特殊な銃がありました。
テリスはガルベスの妻キャサリンに会いました。話を聞いているとオークがやって来て、激怒し、キャサリンに近づくなとテリスに迫りました。オークはガルベスの妻を家族のように可愛がっていましたが、怒り方は異常なほどでした。署でキャサリンの事を調べたテリスは、しきりに出てくるハーラン医師のサインが気になっていました。
NARC ナークのネタバレあらすじ:転
再び調書を読み返したテリスは、カルベスの死体の側で合成ドラッグが見つかっていたことを見つけ、合成ドラッグの売人を絞り上げ、ダーネルという男の存在を知りました。しかし売人はテリスに発砲し、オークが売人を射殺しました。本部長は射殺された売人を犯人にして事件を終わらせようとしましたが、納得できない二人はダーネルのアジトを急襲しました。
銃撃戦になりながらも、ダーネルともう一人の男を拘束しました。周辺を調べると拳銃がたくさん見つかり、カルベスの銃も見つかりました。オークは二人に白状させようと殴り続けました。このままだと死んでしまうと思ったテリスはカルベスを止め、指紋検査キットを取ってくるよう言いました。
カルベスがいない間に、テリスがダーネルに聞くと、カルベスは警察の押収武器と引き換えにドラッグをもらっていたと言い、殺された日の取引は尾行していたオークに見つかった為、突然逮捕すると言い出し、格闘になり、ダーネルはカルベスを殴り倒しました。するとオークが発砲してきて、最後にオークがカルベスを射殺したと言いました。
NARC ナークの結末
どちらが本当かわからなくなったテリスは、帰ってきたオークに真相を聞きました。カルベスの妻は、過去にオークが、10歳の娘に売春をさせていた男を逮捕した時の娘キャサリンで、カルベスが養女にしていました。しかしドラッグから抜け切れず、頻繁に逮捕され、その都度ハーラン医師に書類を偽装してもらっていました。
そのキャサリンとカルベスが結婚したことで、カルベスをとても可愛がっていました。しかしカルベスがドラッグに手を出したことから、キャサリンが不幸せになると思って殺したのでないかと追及しました。
するとオークは、殺したのはダーネルだと言って、ダーネルに自白させようと録音テープを回し、銃で脅し始めました。殺しかねないと思ったテリスはオークを撃ちました。瀕死のオークは、あの日ドラッグに手を出したカルベスを尾行し、ダーネルらに殴られたカルベスを叱りつけようとした時、カルベスは自分の銃で自殺したと言って息を引き取りました。この時録音テープが回っていました。
以上、映画「NARC ナーク」のあらすじと結末でした。
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