ニューヨーク・ニューヨークの紹介:1977年アメリカ映画。戦後のニューヨークを舞台に音楽に身を捧げる男女の恋愛模様をドラマチックに描いた恋愛映画です。テーマ曲の「ニューヨーク・ニューヨーク」はその後フランク・シナトラによってカバーされ、大ヒットしました。
監督:マーティン・スコセッシ 出演者:ライザ・ミネリ(フランシーン・エヴァンス)、ロバート・デ・ニーロ(ジミー・ドイル)、ライオネル・スタンダー(トニー・ハーウェル)、 バリー・プリマス(ポール・ウィルソン)、 メアリー・ケイ・プレイス(バーニス・ベネット)、ほか
映画「ニューヨーク・ニューヨーク」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ニューヨーク・ニューヨーク」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ニューヨーク・ニューヨーク」解説
この解説記事には映画「ニューヨーク・ニューヨーク」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ニューヨーク・ニューヨークのネタバレあらすじ:起
1945年、太平洋戦争終結の日。タイムズ広場のパーティーに参加していたジミーは偶然出会ったフランシーンを熱心に口説きますが、相手にされません。サックス奏者であるジミーは半ば強引にフランシーンをバンドのオーディションに連れていきます。短気なジミーは自分の演奏にケチをつけられて癇癪を起しそうになりますが、フランシーンがジミーの演奏に合わせて素晴らしい歌を披露したことからバンドに採用されます。ジミーとフランシーンは恋に落ちますが、楽団の歌手であるフランシーンは仕事のためジミーの元を去るのでした。
ニューヨーク・ニューヨークのネタバレあらすじ:承
フランシーンへの思いを諦めきれないジミーは彼女を追って旅に出ます。フランシーンを見つけ出したジミーは、彼女の楽団のオーディションを受けて採用されます。晴れて恋人となった二人は同じ楽団で各地を巡業する生活を始めるのでした。フランシーンは無鉄砲なジミーの性格に戸惑いながらも、次第に彼の深い愛を受け入れていきます。やがて巡業先で二人は結婚をするのでした。ジミーは楽団の仕事を受け継ぎますが、独創的なジミーの演奏は受け入れられず、フランシーンの歌唱ばかりが脚光を浴びるようになります。さらに楽団を取り仕切るジミーの高圧的な態度は楽団員からも非難されるようになり、フランシーンとの関係もギクシャクしはじめます。
ニューヨーク・ニューヨークのネタバレあらすじ:転
妊娠したフランシーンはジミーの反対を押し切り、楽団を離れてニューヨークで静養することになりました。活躍の場をラジオやレコードに移したフランシーンは人気歌手として地位を確立していきます。一方ジミーも楽団の仕事を手放して、ニューヨークでフランシーンと一緒に暮らし始めます。しかしフランシーンの仕事を才能の浪費だと非難するジミーと、生まれてくる子供のために地道な生活を築きたいフランシーンの間には溝が広がり、喧嘩が絶えなくなります。フランシーンは無事に男の子を出産しますが、考え方の違いから二人は別れを決意するのでした。
ニューヨーク・ニューヨークの結末
数年後一人で子供を育てるフランシーンは歌手としての成功し、ハリウッド映画にも進出を果たしていました。ジミーも自分の楽団を持ち、安定した生活を送っています。ジミーはフランシーンが書いた歌詞「ニューヨーク・ニューヨーク」にメロディーをつけて、今も大切に演奏しています。ある日ジミーはフランシーンのステージを見に行きます。そしてフランシーンはジミーが見守る中で、二人の共作である「ニューヨーク・ニューヨーク」を堂々と歌い上げるのでした。ステージの終了後フランシーンと久しぶりに再会したジミーは、彼女の成功を心から称えます。ジミーはフランシーンを食事に誘いますが、フランシーンは約束の場所に現れません。フランシーンの気持ちを察したジミーは、一人夜の街へと消えていくのでした。
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