グッドフェローズの紹介:1990年アメリカ映画。ギャング映画の傑作。マーティン・スコセッシ監督としては「レイジング・ブル」以来の実話もので、久しぶりに力のこもった作品となり、批評家の絶賛を浴びた。トミーを演じたジョー・ペシがアカデミー助演男優賞を受賞。
監督:マーティン・スコセッシ 出演:レイ・リオッタ(ヘンリー・ヒル)、ロバート・デ・ニーロ(ジェームズ・“ジミー”・コンウェイ)、ジョー・ペシ、ロレイン・ブラッコ、ポール・ソルヴィノ、ほか
映画「グッドフェローズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「グッドフェローズ」のあらすじと結末をネタバレ解説。動画やキャスト紹介、レビューや感想も掲載。ストーリーのラストまで簡単解説します。
ネタバレ「グッドフェローズ」あらすじ・結末
この記事には映画「グッドフェローズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方はご注意ください。
グッドフェローズのネタバレあらすじ:起
1970年のニューヨーク。夜のハイウェイを1台の車が走っています。乗っているのは、ヘンリー、ジミー、トミーの3人。後ろのトランクには撃たれた男がいて、彼を埋めにゆくのです。ここで物語はヘンリーの回想へ――。
グッドフェローズのネタバレあらすじ:承
1955年のブルックリン。12歳のヘンリーはギャングに憧れていて、この年から学校へゆくかたわら、地元の顔役ポール・シセロの下で働き始めます。そしてやがて学校は辞めてしまい、本格的にギャングの道へ。そしてジミーやトミーとも仲間になるのです。1967年、彼ら3人はエア・フランス現金強奪事件を起こし、42万ドルを手に入れます。しばらくはナイトクラブで豪遊する3人。ヘンリーはカレンというユダヤ系の女性と知り合い、結婚。カレンは最初ヘンリーが犯罪者であることに抵抗を覚えますが、やがてその贅沢な生活を楽しみ始めます。しかしFBIがヘンリーとジミーを逮捕。しばらくヘンリーは獄中生活を送りますが、看守たちに金を掴ませたせいで他の囚人のような不自由はしなかったうえ、カレンの手引で麻薬の売買を行い、家族の生活費も難なく稼ぎました。
グッドフェローズのネタバレあらすじ:転
やがて2人は刑期を終え、シャバへ。ジミーは親分のシセロの忠告も聞かずまた大きな犯罪を起こそうとします。そして1978年、前と同じケネディ国際空港で600万ドルもの現金と宝石を強奪。この当時最大の強奪事件はあまりに世間の反応が大きかったためFBIも解決に躍起となり、そのことで実行犯たちは追い詰められることになります。必死になって証人となる人間を次々と消してゆくジミーたちですが、FBIは直接事件に関わりのないヘンリーに目をつけます。ヘンリーは当時麻薬密売に手を染め、逮捕。この密売行為はシセロの反感を買って、彼は仲間から命を狙われる状態となりました。
グッドフェローズの結末
ヘンリーは証人保護プログラムによって司法側から守られる存在となり、ギャング側に不利な証言を行います。自分の命を狙っていたジミーはまた刑務所へ。しかしギャングに憧れていたヘンリーは結局その憧れが仇となり、コソコソと隠れる生活を強いられるのです。
何度観ても面白いです!こういったマフィア系のジャンルの映画は個人的には大好きなのですが、この映画はまさにマフィアの映画作品でもトップクラス、最高傑作品です。まだ若いロバート・デ・ニーロはかっこいいですね。仲間思いでマフィアにしては優しいも所もあるロバート・デ・ニーロですが、ラストでは根っからの悪人だったことも分かります。同監督の「カジノ」という作品がありますが、そちらも大満足なマフィア映画です。一般人からするとこの世界は非現実的なのですが普通に人を殺しまくります(笑)敵でも仲間でも関係ありません。このような事が日常茶飯事なんてマフィアの世界は怖いですね。