映画「ナイトライド 時間は嗤う」解説
この解説記事には映画「ナイトライド 時間は嗤う」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ナイトライド 時間は嗤うのネタバレあらすじ：起
長年麻薬の密売を生業としてきたドラッグ・ディーラーのバッジは、恋人ソフィアとの明るい未来のために足を洗うことを決意。堅気の友人グレアムと自動車のカスタムショップを開くことを計画しており、開業資金を得るために最後の大仕事に乗り出したのでした。
その大仕事とは、裏社会でも恐れられる闇金のボス、ジョーから10万ポンドを借り、ソフィアのコネでウクライナ人プッシャーから50キロの麻薬を購入。それを倍の値段で買い手のフェリックスへ売るという計画でした。
ジョーと仕事をするのは大きなリスクが発生しますが、バッジの計画は念入りに立てられており仕事はすぐ終わる予定でした。
ナイトライド 時間は嗤うのネタバレあらすじ：承
しかしバッジは、現場に向かう途中、何者かに尾行されていることに気付きました。派手に動くことができなくなったと判断したバッジは車を走らせながら、ちょっと間抜けだが信用のできる弟分コンビ、レフティとビーカーにブツの回収を依頼しました。
無事にブツが積まれたバンを回収したレフティとビーカーでしたが、目を離した隙に車ごと盗まれてしまいます。
バッジはすぐ買い手であるフェリックスに電話し、時間内の取引が難しくなったことを伝えましたが、怪しんだフェリックスは取引から手を引いてしまいました。
バッジに残ったのは、恐ろしい闇金のボス、ジョーから借りた多額の借金のみになりました。
ナイトライド 時間は嗤うのネタバレあらすじ：転
ジョーは自分の金から決して目を離さず、バッジに電話をしてきては、「返済時間である0時を1分でも過ぎれば命はない」と言い放ちます。これまでも時間に遅れた人は必ず見せしめで消されてきたのでした。
そこへ、バンを捜索していたレフティらから電話が入りました。バンを盗んだと思われる男の家が分かったとのこと。ところが彼らが駆け付けてみると、男は薬漬けになっておりバンを乗り捨てた場所が分からないと言うのです。バン探しは振り出しに戻りました。
バッジのもとへ再びジョーから連絡が入りました。ブツが行方不明になったことをジョーは既に知っていました。バッジへの尾行はジョーの手下トロイだったのです。
返済の見込みがないことを悟ったジョーは、代わりの仕事としてバッジの仲間だったスカラーの殺害を命じました。
スカラーを訪ねたバッジは、彼に銃を向けましたが、買い手をひらめきます。スカラーとつながりのあった裏社会の危険な男リンゴです。すぐスカラーに連絡を取らせましたが、電話は留守電になってしまいます。
バッジは死を覚悟しました。
ナイトライド 時間は嗤うの結末
再び電話が鳴りました。バッジを頼りいつも付きまとっては男の愚痴を言うティーンの少女コズがいつものように電話をかけてきました。事態を知った彼女は「バンなら私の目の前にあるよ」と言うのです。
そこへリンゴからも連絡がありました。これで買い手も決まりました。
残された時間は残り5分を切っています。
バッジはすぐさま、ソフィアをリンゴのもとへ走らせ、バンを運ぶコズと合流するよう伝えました。
ジョーへ連絡を入れ、取引再開を申し出たバッジ。
待ち合わせ場所にトロイが現れましたが、まだソフィアは現れません。ジョーの銃口はバッジに向けられました。
約束の時間をまわったその時、リンゴと取引を完了させ現金を乗せたバンが現れました。中からソフィアが出てきました。全ての取引が終わりました。
現金を受け取ったトロイが立ち去り、少しの現金を手にしたバッジとソフィアに平穏な時間が訪れたのでした。
以上、映画「ナイトライド 時間は嗤う」のあらすじと結末でした。
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