最後の初恋の紹介:2008年アメリカ,オーストラリア映画。エイドリアン・ウィリスはノースカロライナ州の田舎町に二人の子供と住み、夫とは別居しています。彼女はこれからのことを迷っていました。そんな日、親友の変わりに、5日間だけホテルの手伝いを頼まれます。そこに、初老の医師ポール・フラナーが来客します。無愛想な彼の態度に嫌っていたエイドリアンでしたが、嵐がきっかけで二人の間に真実の愛が芽生えます。
監督:ジョージ・C・ウルフ 出演:リチャード・ギア(ポール・フラナー)、ダイアン・レイン(エイドリアン)、スコット・グレン(ロバート)、ジェームズ・フランコ(マーク・フラナー)、クリストファー・メローニ(ジャック)、ほか
映画「最後の初恋」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「最後の初恋」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「最後の初恋」解説
この解説記事には映画「最後の初恋」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
最後の初恋のネタバレあらすじ:起
ノースカロライナ州の田舎町に住む、エイドリアン45歳は娘と息子の子供二人と暮らしています。夫・ジャックの浮気が原因で、現在別居中です。ジャックは寄りを戻したがっていますが、エイドリアンの気持ちは冷めています。理由を知らない娘アマンダは、そんな母親が不満で、なにかと反発しています。そんな折、友人のジーンから海のホテルの経営を頼まれます。急な予約で5日だけの約束です。来客したのは、無愛想な男性でした。初老の医師ポール・フラナー56歳一人でした。彼は、この辺で野生馬が見られるだろうかと尋ねました。エイドリアンは、自分もまだ見たことがないと話します。夕食の時に一人で食べるのは嫌で、エイドリアンとテーブルを共にします。エイドリアンは、警戒心を緩めませんでした。ポールが出かけた後、部屋の掃除の時に、ポール宛てのトーレルソンからの手紙を見つけます。ボールは手紙で、トーレルソンの自宅に呼び出されます。そこで、トーレルソンの息子から罵倒され、追い返されます。その時に車を蹴られて憤慨します。そんな苛立ちを紛らわすように半ば強引に、嵐に備える準備を手伝います。
最後の初恋のネタバレあらすじ:承
ポールに窓の補強を頼み、エイドリアンは買いだしに行きます。買い物先で、トーレルソンの噂を耳にします。ホテルに帰って来たエイドリアンは、ポールから噂の真実を聞きます。ポールはトーレルソンの妻の頬に出来た腫瘍を取り除く手術をしたのです。しかし、彼女は、死んでしまい、その事で訴えられているのです。昼間はそのことで呼び出されて、追い返されて、いらだっていたことを話します。ポールは、次の手術があり、忙しさにかまけて、トーレルソンの妻の手術後の説明を看護婦任せにしたのです。そんな態度にトーレルソンの息子が怒り、追い返されたのです。ポールの息子も、医師として父の不誠実な態度は許せず、家を出て行きました。今は、遠い外国エクアドルで診療所を開業し、現地の人々の為に働いています。そのことを話したポールは、医師としても父親としても失格だと自分を責めます。エイドリアンも、自分が美術学校に入ったことやこれまでのこと、夢のことなど話します。そこに、娘のアマンダから携帯電話がかかります。父親が反省しているから仲直りするように言われ、エイドリアンは怒って言い合いになります。電話を切った後、エイドリアンは、憤りで暗くなります。そんな気持ちを払拭するために、レコードをかけてポールに酒を勧めます。二人はストレス解消に缶詰をゴミ箱に投げて遊び始めます。各々の心に闇を持っていることを知り、少し仲良くなりました。
最後の初恋のネタバレあらすじ:転
翌朝、トーレルソンがやって来て、ポールは麻酔アレルギーの特異反応が原因だと話します。トーレルソンは、自分の聞きたい言葉ではないと去ります。エイドリアンはそんなポールに、立場を恐れずに自分に誠実になるように話します。嵐が強くなり、二人はホテルの補強をします。停電で、部屋の灯りが消えた時、二人はどちらともなく、キスを交わします。嵐が去り、ポールはエイドリアンと二人でトーレルソンに会いに行きます。トーレルソンの家で、亡くなった奥さんの写真を見て、初めて目の色が茶色だったと気づきます。ポールは、患者の顔もしっかりと見ていなかったのです。トーレルソンは亡き妻との成り染めを話し、愛する妻がどれだけすばらしかったかを語りました。ポールは涙を流しながら、心からお悔やみを言います。街のイベントの蟹バーティーに二人は正装で出かけます。何のわだかまりも無く、二人は楽しみ、そして結ばれます。二人にとって最高の幸せな日になりました。
最後の初恋の結末
しかし、ポールはマークがいるエグアドルの診療所に行くことをエイドリアンに伝えます。エイドリアンはショックを受けますがポールの気持ちを尊重します。二人は別れがたく、抱き合います。家に帰ったエイドリアンは、ジャックにはっきりと別れを告げます。これからの進む道を見つけたのです。それからは自分の夢に向かって積極的に行動しました。再びポールと出会うことを楽しみに、木箱の製作に勤しみました。ポールとの手紙だけのお付き合いも幸せでした。しかし、手紙が来なくなりエイドリアンは何かあったのか心配になります。いろいろ調べますが判りません。そんな日、家のチャイムが鳴り、ドアを開くとマイクが立っていました。ポールが山崩れで死亡したことを告げます。呆然としたエイドリアンに、父が生まれ変わったようにすばらしい仕事が出来たのは、エイドリアンのおかげだと感謝を述べます。ポールの最後の手紙には、エイドリアンへの再会への期待と愛の言葉がつづられていました。エイドリアンは生気を無くしたようになってしまいました。娘のアマンダは、ジャックから自分の浮気が原因だと知らされてから、エイドリアンに優しくなっていました。アマンダに自分とポールとの出会いを話し、愛し合っていたことを話します。エイドリアンは、ジーンと海のホテルで過ごすことになります。ポールとの思い出が走馬灯のように蘇ります。エイドリアンが外を見た時、野生の馬軍が目の前を駈け抜けるのを見ます。ポールと最初に出会った時に、野生馬が見えるだろうかと言った声が聞こえてきます。
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