映画「狼たちの絆」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
狼たちの絆（原題：縦横四海）の紹介：1991年香港映画。絵画収集家で大泥棒のチョウによって、幼い頃から泥棒として育てられたブッジャイ、ジム、ホンタウの３人は絵画泥棒で生計を立て、優雅な暮らしをしていました。そんな時、『呪いの絵』を盗んでくれという仕事が入り、盗みに向かったジムとブッジャイは罠にはめられてしまい、ブッジャイの車は大爆発を起こしました…という香港ノワール作品です。
監督：ジョン・ウー 出演者：チョウ・ユンファ（ブッジャイ）、レスリー・チャン（ジム）、チェリー・チェン（ホンタウ）、ケネス・ツァン（チョウ）ほか
この解説記事には映画「狼たちの絆」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ブッジャイ、ジム、ホンタウの３人は、絵画収集家の大泥棒であるチョウによって、幼い頃から泥棒術を仕込まれて育てられました。今日は３人でフランスの美術館から運ばれる１枚の絵画を狙って、トレーラーに忍び込み、見事に盗み出しました。そしてその絵画をバートンに５０万フランで売りました。するとバートンは２００万フラン出すから、海岸の屋敷にある『呪いの絵』を盗んでくれと頼みました。
３人は屋敷近くのホテルに泊まりましたが、早々にジムが一人で屋敷に向かっていました。慌てたブッジャイも後を追い、二人で忍び込みました。あまりに簡単に侵入できる為、ブッジャイは罠ではないかと疑いました。そしてトラップの部屋を抜けると壁に『呪いの絵』を見つけました。二人のコンビネーションで絵を盗んで逃げていると、警備の男たちに銃撃されました。肩を撃たれたジムを介抱するために、ブッジャイは車を道路わきの広い場所に停めました。
ジムの体に残っていた弾を取り出し、くつろいでいると追っ手がやって来ました。黒幕は依頼者のバートンでした。ジムはバイク、ブッジャイは車で逃げました。カーチェイスを続けながら港へ来ました。この時ブッジャイはジムを助けるために、敵のボートめがけて車を岸壁からジャンプさせ、激突して爆発を起こしました。
ブッジャイとホンタウはお互い恋心を持っていましたが、ジムもホンタウの事が好きだったため、３人はお互い遠慮していました。しかしブッジャイが居なくなった今、ジムはホンタウに告白し、二人は結婚。香港で暮らし始めました。
ある日、ジムは車いすのブッジャイと再会しました。その後、ブッジャイは育ての父チョウに会いに行きました。するとチョウは足の悪くなったブッジャイを階段から突き落としました。ブッジャイを助けたのは刑事のチュウでした。チュウは３人が子供の頃、盗みをするのを見逃し、食事を与えていました。３人からはパパと呼ばれていました。
バートンは『呪いの絵』をチョウに売ったものの、その後殺されました。チュウはブッジャイを自宅に住まわせ、ホンタウを呼んで再会させました。ジムはチョウに呼び出され、競売にかけられる『呪いの絵』をもう一回盗めと言いました。ホンタウは盗みを止めて静かに暮らしたいと願っていましたが、この話にブッジャイも乗り、最後の盗みにすることになりました。
競売所でブッジャイはチョウの邪魔を徹底的にしました。その隙にジムは競売所の金庫を調べていました。ブッジャイの家に帰り、二人は計画を練りました。ダンスパーティの日、ホンタウを使って、競売所の所長から金庫の鍵を盗み、鍵の型を取って返しました。
そして当日、ブッジャイは車の中から無線で指示を出し、ジムが競売所に忍び込みました。ジムは見事『呪いの絵』を盗んだものの、扉が閉まり、出られなくなったため、ブッジャイが車いすで助けに行きました。しかしチョウの手下達と銃撃戦になり、二人はどうにか逃げ、自宅に戻りました。
ブッジャイはチョウに電話をし、『呪いの絵』を3000万で買えと言い、自宅で取引しました。金と絵を交換すると両方とも偽物でした。チョウはブッジャイの足と胸を撃ちました。そしてジムに銃口を向けた時、ブッジャイが起き上がり攻撃を始めました。足は義足で、防弾チョッキを着ていました。
ブッジャイは復讐の為、仲間までも騙していました。チョウの手下どもを始末し、チョウの足を痛めつけ、車椅子に乗せました。そして『呪いの絵』を焼いてチョウを刑事のチュウに引き渡しました。夫婦になった二人の元を離れると言ったブッジャイでしたが、ジムに引き止められて３人で暮らすことになりました。
焼いた『呪いの絵』は偽物で、本物は持ち主に返しました。そしてジムとホンタウの間には３人の子供が出来て、ブッジャイも一緒に子育てに励んでいました。
以上、映画「狼たちの絆」のあらすじと結末でした。
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