ただ君だけの紹介：2011年韓国映画。「映画は映画だ」のソ・ジソブと「トンイ」のハン・ヒョジュが描くラブストーリー。過去のあるボクサー“チョルミン”と、目が不自由だが前向きに生きる“ジョンファ”が知り合い、互いに辛い事故の記憶を乗り越え愛し合う姿を美しく描いた作品です。
監督：ソン・イルゴン 出演：ソ・ジソブ（チャン・チョルミン）、ハン・ヒョジュ（ハ・ジョンファ）、カン・シニル、パク・チョルミン、チョ・ソンハ、ほか
映画「ただ君だけ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ただ君だけ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
作品紹介・キャスト
ただ君だけの予告編 動画
映画「ただ君だけ」解説
この解説記事には映画「ただ君だけ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ただ君だけのネタバレあらすじ：起
チョルミン（ソ・ジソブ）は仕事を終え、夜の街を走ります。今日で駐車場の管理人の仕事を辞めるおじいさんと入れ替わり仕事を始めると、直ぐに目の不自由な娘ジョンファ（ハン・ヒョジュ）が、おじいさんに差し入れを持ってやってきます。辞めた事を伝えるとジョンファは雨の中帰ろうとするので、チョルミンはジョンファを引き止め管理人室で共にTVを見て過ごします。
ジョンファとチョルミンは、管理室でTVを観て過ごすのが日課になった頃、管理室を出てすぐにジョンファが転び、足を痛めた事からチョルミンはジョンファをおぶって自宅まで送り届けます。そのお礼にとジョンファからコンサートチケットをもらいますが、同伴する友達が居ないと言うチョルミンにジョンファは「友達も居ないなんて。じゃあ一緒に行きます？」と誘います。
ジョンファは美容院に行き、店主からまるで髪が爆発したようなスタイルにされ、その髪形を見たチョルミンは思わず吹き出します。
ただ君だけのネタバレあらすじ：承
コンサートの後、食事に行った二人でしたがジョンファがチョルミンを質問攻めにすると、チョルミンは「そんなに他人の事を知りたい？」と言うと、「どうして素直になれないんですか」と返すジョンファ。帰り際に自宅まで送ったチョルミンに「嫌な思いをさせてごめんなさい」と言うと、チョルミンは昔は悪かった事やボクシングをしていた事を話し「さっきは情けなくて言えなかったんです」と話します。
コールセンターで働くジョンファは、上司から誕生日プレゼントをもらい食事に誘われます。ジョンファが帰宅すると、家の前に上司が待ち構えており部屋に入って来た上司はジョンファを口説こうとします。抵抗をしたジョンファが殴られたその時、チョルミンが助けに来てくれ上司を殴ります。するとジョンファは「殴らないで」と止めます。
「大丈夫？」と声をかけたチョルミンにジョンファは「何するの？クビになったら責任とってくれますか」、チョルミン「会社にまだ行くつもりですか」、ジョンファ「生きるためです」、チョルミン「責任を取ります、それでいいですよね？ 手伝います僕が」と言うと「余計に私を惨めにしてる、わかります？」とジョンファは話します。
チョルミンを尋ねてきたジョンファは「辞表を出した、でも何故かすっきりしないんです。週末、時間が合ったらどこか連れて行ってくれませんか？」と言います。
週末、チョルミンは１匹の犬を連れてジョンファを尋ねます。「何時も一人で居ないで、こいつと居てください。将来盲導犬になる」。その日から２人は付き合い始め、チョルミンもまたボクシングを再開し、意欲的になります。
ただ君だけのネタバレあらすじ：転
ジョンファは亡くなった父と母の墓前に、チョルミンを連れて行きます。墓前でチョルミンは、ジョンファの両親が交通事故で亡くなった事、その事故に昔自分が荒れた生活をしていた時の事故に関連している事を知り、落胆します。
そんな時、ジョンファの眼が悪化している事を知ったチョルミンは、ジョンファに手術を受けさせようとします。チョルミンは眼の手術費を用意するため、高額な賞金が得られる賭博試合に出場することを決めます。
チョルミンは身分を偽り、海外での賭博試合に参加して賞金を得ますが、その帰り道、車に轢かれ刺されます。
ジョンファは帰ってこないチョルミンを待ち続けます。そして施設からチョルミン宛に届いた荷物を頼りに施設を訪ね、チョルミンの身に起きた事件を知ります。ジョンファは手の感覚でチョルミンの像を作り、その後一人でチョルミンとの夢だった工房を立ち上げます。
ただ君だけの結末
病院でのマッサージのボランティアに行ったジョンファ。入院していたチョルミンはベッドでジョンファからマッサージを受けながら彼女を見つめますが、ジョンファは気づかずその場を去ります。
退院したチョルミンはジョンファの工房を訪ね、自分の亀をつれて帰り、工房を出たところでリンガを連れたジョンファに会います。リンガはチョルミンを見るとチョルミンに駆け寄りますが、ジョンファは気づかず工房に戻ります。
亀が居なくなっている事とリンガの様子から、チョルミンだと気づき彼との思い出の場所に向かうジョンファ。
そこに置いてある点字付の机をなぞるチョルミンに、ジョンファは「どうして顔を見せてくれなかったの？」。顔を触りながらジョンファは「ほら見て、この眼を見て」泣きながら抱き合う２人でした。
静かな川面に映る二人の姿「ジョンファ愛してる」
以上、映画「ただ君だけ」のあらすじと結末でした。
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