オープン・ユア・アイズの紹介:1997年スペイン映画。これまで何不自由なく過ごしてきたプレイボーイの男が、ある事故をきっかけに現実と夢の見境がつかなくなり転落していく恐怖を描いたスペイン発のサスペンスです。後にこの作品に惚れ込んだトム・クルーズの製作・主演により「バニラ・スカイ」(2001年公開)としてリメイクされています。
監督:アレハンドロ・アメナバル 出演者:エドゥアルド・ノリエガ(セサル)、ペネロペ・クルス(ソフィア)、ナイワ・ニムリ(ヌーリア)、フェレ・マルティネス(ベライヨ)、チェテ・レーラ(アントニオ)ほか
映画「オープン・ユア・アイズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「オープン・ユア・アイズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「オープン・ユア・アイズ」解説
この解説記事には映画「オープン・ユア・アイズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
オープン・ユア・アイズのネタバレあらすじ:起
ハンサムなプレイボーイのセサル(エドゥアルド・ノリエガ)は、親の莫大な遺産を相続して裕福な暮らしを送っていました。セサルはヌーリア(ナイワ・ニムリ)をはじめ数多くの女性と浮名を流し、しかも一度関係を持った女性とは二度と付き合わないというわがままなポリシーまで兼ね揃えていました。
ある日、自身の誕生日パーティーで、セサルは親友ペライヨ(フェレ・マルティネス)の紹介でソフィア(ペネロペ・クルス)という絶世の美女に出会って一目惚れし、セサルはソフィアと一夜を過ごします。
オープン・ユア・アイズのネタバレあらすじ:承
しかし、それを快く思わないヌーリアはセサルを待ち伏せし、無理にドライブに誘います。そして無理心中を図ろうとするヌーリアは車を暴走させ、そのまま崖から転落させてしまいます。
ヌーリアは事故死しますが、セサルは辛うじて一命を取り留めます。しかし、セサルは顔面に見る影もない重傷を負ってしまいます。セサルは金の力で元通りに整形手術してくれるよう医師に頼みますが、現代医学ではもはや施しようのないほどの損傷でした。
オープン・ユア・アイズのネタバレあらすじ:転
ソフィアから冷たくあしらわれてしまい、人生に絶望したセサルは酒をあおって酔いつぶれ、そのまま路上で寝てしまいます。翌朝、ソフィアの声で目覚めると、いつの間にかセサルの顔面は元通りに治っており、ソフィアとの関係も修復されていました。
それから心を入れ替え、ソフィアとの交際を続けていたセサルでしたが、この頃から酷い悪夢にうなされるようになっていきます。ある日、ベッドをともにしたはずのソフィアは、死んだはずのヌーリアに代わっていたのです。
オープン・ユア・アイズの結末
動揺したセサルはソフィアを探し始めますが、ヌーリアは自分がソフィアだと主張し、部屋の写真から友人の証言まで何から何までがヌーリアにすり替わっており、元のソフィアは最初から存在していなかったかのようでした。
やがてセサルは夢と現実の区別がつかなくなり、ある日殺人罪で逮捕され、刑務所内の精神病棟に収監されます。精神分析医のアントニオ(チェテ・レーラ)のカウンセリングを受ける最中で、セサルは以前に偶然テレビで見た「冷凍睡眠」のCMが謎を解き明かす鍵だと思い、CMの会社社長に辿り着きます。
社長が言うには、セサルは大金をはたいて自ら冷凍睡眠を希望し、目覚めたのは何と150年後の世界だというのです。これが現実だと主張する社長と、これは夢だと言うアントニアとの間で混乱したセサルは制止を振り切り高層ビルから飛び降ります。そして、セサルの耳にどこからともなく女性の声で「起きて…もう大丈夫だから」という声が聞こえてきました。
以上、映画「オープン・ユア・アイズ」のあらすじと結末でした。
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