俺の血が騒ぐの紹介:1961年日本映画。父の復讐しか頭にない邦夫が航海から帰って来た。バーで健次という男と仲良くなった邦夫は、邦夫の父を殺したリボルバーの男を知っていると言われ、密輸船に乗り込み…という内容の赤木圭一郎主演のアクション映画です。
監督:山崎徳次郎 出演者:赤木圭一郎(笠原邦夫)、沢本忠雄(笠原明)、小沢栄太郎(宮沢浩平)、広岡三枝子(宮沢光枝)、笹森礼子(宮沢節子)、南田洋子(エルムのママ恵子)、葉山良二(健次)、安部徹(立岩)ほか
映画「俺の血が騒ぐ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「俺の血が騒ぐ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「俺の血が騒ぐ」解説
この解説記事には映画「俺の血が騒ぐ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
俺の血が騒ぐのネタバレあらすじ:起
船乗りの笠原邦夫(赤木圭一郎)が横浜に帰って来ました。弟の明(沢本忠雄)といいなづけの節子(笹森礼子)が迎えに来て、3人は節子の家に帰ります。邦夫と明の父は、大型運搬船の船長で、密輸絡みで殺されていました。そのこともあって、船医の宮沢浩平(小沢栄太郎)の家に居候させてもらっていました。
商船大学に通う明にリボルバー38口径の拳銃を見せた邦夫が、「この拳銃で父は眉間を撃たれ殺された」と言い、「オレはこの拳銃で父の復讐をする」と言います。明が不良と遊んでいることを聞きつけ、邦夫はエルムというバーに行きます。
明を見つけ店から出そうとした時、木村組のヤクザ達に絡まれます。邦夫が相手をしていると、健次(葉山良二)という男がやって来て一緒に木村組の連中をやっつけます。警察に通報されたことを知り、邦夫は拳銃をママの惠子(南田洋子)に預けて店を出ます。
警察沙汰になったことで船員手帳を取り上げられた邦夫は、エルムで健次に会います。邦夫がケイコに預けたものをもらいに行くと、健次もやってきて二人は銃を構え合います。そして二人はお互いを知り仲良くなります。
俺の血が騒ぐのネタバレあらすじ:承
船に乗れない事から明の学費が必要な邦夫は、健次に「金が必要だ」と言います。健次は邦夫を闇の賭博場につれていきます。その賭博場は貿易会社の社長の立岩(安部徹)がやっていて、大金が動いていました。花札をやってつきまくった邦夫は、エリックという外人とサシの勝負になり、エリックが勝ちだすとイカサマを見破ります。
銃を取り出した邦夫を見て健次が「皆仲間だ」と言い、社長を紹介します。社長は「ここに入るのは皆用心棒だ、お前もやらないか」と言いますが邦夫は断ります。
宮沢の家に帰った邦夫は、明と節子の会話を聞きます。明は節子が好きで、節子も父親の復讐ばかり考える邦夫より明のことが好きになっていました。邦夫は明を呼び、「港で節子を幸せにしろ」と言います。
その帰り、邦夫は木村組に追われる健次を見つけ、一緒に逃げます。そこで健次は邦夫に「一緒に船に乗ろう」と言います。断る邦夫に、健次が「リボルバーの男もいるかもしれない」と言うと、邦夫は「乗る」と言い、立岩に会います。そして一航海15万100円で乗ることになります。
俺の血が騒ぐのネタバレあらすじ:転
立岩のビルで出発までいることになった邦夫と健次はマネキン人形を買って、射撃訓練をします。エリックが加わると眉間に銃弾を浴びせます。「もしやエリックが父を撃ったのか」と言うと、健次は「仲間はここだけじゃない」といいます。惠子が店を売って賭博場にやって来ます。そして健次に「一緒に船に乗る」と言いました。
出発の日が来て、邦夫らは玄海丸に乗り込みます。この船には宮沢も船医として乗り込んでいます。邦夫は宮沢に、「復讐の為に船の乗った」と言うと「神戸で降りろ」と言われます。さらに節子は明と一緒になることを話します。航海が始まると、健次らがビンを投げて射撃を始めます。見に来た宮沢も撃つと、宮座の腕前はプロ並みでした。
立岩らと宮沢が船員が破傷風になったという事にして、SOS信号をうたせます。するとサプライズ号がやってきて外人が乗り込みます。外人の持っていたものは金でした。この様子を覗いていた船員が捕まり、事故に見せかけて殺されようとしていました。
邦夫が船員を助け事情を聴くと、立岩らの全貌が見えました。船長に連絡すると、立岩に会いに行った船長が拘束され、事情を聴きに行った邦夫も拘束されます。
俺の血が騒ぐの結末
健次が邦夫が捕まったことを惠子に話します。惠子は「恋人に会わせて」と部屋に入り、邦夫にナイフを渡します。ロープを切った邦夫は見張りを倒し、船長を解放して逃げます。立岩は「午後3時に時限爆弾をセットしろ」と健次に命令。邦夫は宮沢の部屋に行き、父をどうして殺したのかと問いただします。宮沢は「金欲しさに立岩と組んだばかりにこうなった」と言って、邦夫の前に立ち、「殺せ」と言いますが、邦夫は撃てませんでした。
邦夫は立岩を追い詰めます。すると立岩は「オレを殺したら爆発して船が沈没する」と脅します。そこへリボルバーを持った宮沢が現れ立岩を撃ちました。エリックが惠子を人質にすると、健次がエリックを撃ちます。銃撃戦になり生き残ったのは邦夫、健次、惠子の3人でした。
やがて3時を迎えると、健次が「オレが惠子を殺すわけがない」と言います。すると海上で爆発が起こります。その時、商船大学の実習船『海洋丸』が接近してきました。明も乗り込み捜索します。宮沢の死体を見つけた明に、邦夫が「死体を一緒に片づけ、後はお前ががんばれ」と言ってボートに惠子と健次と乗り込みました。
以上、映画「俺の血が騒ぐ」のあらすじと結末でした。
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