パリで一緒にの紹介:1963年アメリカ映画。映画脚本家とタイピストが物語を作り上げる過程を描いたロマンティック・コメディ。有名映画脚本家のベンソンは、締め切り2日前になっても未だシナリオを完成させられずにいた。そこに現れたのは若く美しいタイピスト、ガブリエル。ベンソンは彼女と自分をモデルにした登場人物を作り、映画「エッフェル塔を盗んだ娘」のストーリーを組み上げていくのだった。
監督:リチャード・クワイン 出演者:ウィリアム・ホールデン(リチャード・ベンソン/リック)、オードリー・ヘプバーン(ガブリエル・シンプソン/ギャビー)、トニー・カーティス(フィリップ)、ノエル・カワード(アレックス・マイヤハイム)、グレゴワール・アスラン(ジレー警部)ほか
映画「パリで一緒に」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「パリで一緒に」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「パリで一緒に」解説
この解説記事には映画「パリで一緒に」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
パリで一緒にのネタバレあらすじ:締め切りまであと2日
舞台はパリのとある高級ホテル。有名映画脚本家リチャード・ベンソンのもとに、チャーミングなタイピスト、ガブリエル・シンプソンがやって来ます。彼女はベンソンが任されている新作映画の脚本のために雇われました。しかしタイトル「エッフェル塔を盗んだ娘」以外は何も決まっていないと知り、ガブリエルは驚きます。明後日のパリ祭に合わせ、プロデューサーのアレックス・マイヤハイムの来訪が予定されていました。つまりあと2日で脚本を仕上げなければならないのです。祭当日は新人俳優フィリップとデートの約束があると言うガブリエル。それを聞いたベンソンは、「7月14日のパリ娘の一日を描くんだ」と閃きました。ベンソンは早口に映画の内容を組み立てていきます。――祭の朝、パリの広場。ガブリエルをモデルにした女性ギャビーは、デートを約束していたフィリップに仕事が入ってしまい落胆していました。そんな彼女に、ベンソンをモデルにした男性リックが近付きます。彼は嘘つきな泥棒という設定でした。リックはギャビーに花束を贈り、ランチに誘います。
パリで一緒にのネタバレあらすじ:思いがけない熱意
夢見心地で仕事をしていたガブリエルは、リックの過剰なスキンシップで我に返りました。そして自分で映画のストーリーを作り始めます。――ギャビーは強引に連れて行かれた洞窟で、リックの正体が吸血鬼だと知ります。ギャビーは馬車に乗って世界中を逃げ回り、最終的に戦闘機でリックを撃墜しました。――ガブリエルは自分の妄想にショックを受け、ベンソンに泣きつきました。ベンソンは脚本を諦めるつもりでいましたが、ガブリエルから刺激を受け、彼女が寝た後も1人タイピングを続けます。翌朝、起床したガブリエルは脚本を手渡され読み始めました。リックの人物像には訂正が加えられています。彼は3大陸で追われる大盗賊で、1年に渡りある計画を進めていました。
パリで一緒にのネタバレあらすじ:惹かれ合う2人
リックは国際警察のジレー警部が、自分を見張っていることに気付いていました。そこでジレーの目を欺くため、ギャビーに声をかけたのです。しかし、実はギャビーにも秘密がありました。彼女はジレー側のスパイだったのです。犯罪歴のあるギャビーは、リックの計画の詳細を聞き出せと命令を受けていました。それさえ完遂すれば彼女は晴れて自由の身です。リックはギャビーを連れ、映画の撮影スタジオに忍び込みました。彼は手下を使って封切り目前の映画「エッフェル塔を盗んだ娘」のフィルムを奪います。リックに正体を見破られたギャビーは、ジレーに怒りを募らせていたこともあり、リック側に寝返ることにしました。いつの間にか2人の間には愛が芽生えていたのです。――そして、シンクロするようにベンソンとガブリエルも熱烈なキスを交わすのでした。
パリで一緒にのネタバレあらすじ:悲しい結末
エッフェル塔で行われる仮装パーティーに紛れ込んだリックとギャビー。会場にはジレーの姿もあります。ギャビーがジレーの気を引いている隙に、リックは「エッフェル塔を盗んだ娘」のプロデューサー、マイヤハイムを脅迫。ネガと完成プリントを処分されたくなければ、金庫の鍵を渡せと脅します。これこそがリックの計画でした。しかしマイヤハイムは何故か大喜びします。実は「エッフェル塔を盗んだ娘」は脚本が酷過ぎるため、封切り出来ない作品でした。処分してくれるなら、とマイヤハイムは喜色満面で金庫の鍵を渡します。鍵を手に入れたリックとギャビーはジレーを拘束。リックはジレーの衣装を奪い、彼になりすまして警察の車に乗り込みました。運転手は、実は警官だったフィリップです。空港に到着したリックはフィリップを殴り倒し、ギャビーを連れて飛行機に乗り込もうとしました。しかしリックはフィリップに射殺されてしまい、映画「エッフェル塔を盗んだ娘」は終幕を迎えるのです。
パリで一緒にの結末:本当のエンディング
脚本を読み終えたガブリエルは涙を流し、「最後のどんでん返しを作れない?」と問いかけました。作品に自分達を重ねていたガブリエルにとって、あまりにも悲しい結末です。ベンソンも気持ちは同じでしたが、リックにはもう気力が無いと答え、自嘲的にガブリエルを拒絶しました。パリ祭当日の朝、ベンソンは姿の無いガブリエルの意図に気付いて街へ出かけます。「エッフェル塔を盗んだ娘」のストーリー通りの店で待っていた彼女に愛を告げるベンソン。ガブリエルも満足げです。ハッピーエンドを約束した2人はキスを交わし、この映画も終わりを迎えます。
以上、映画パリで一緒に のあらすじと結末でした。
「パリで一緒に」感想・レビュー
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ウイリアムホルデン、オードリーヘップバーンのファンです。二人が出演の映画でしたら、もう少しロマンスの内容が入った映画にして欲しいかったです。
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ウイリアムホルデン、オードリーヘップバーンのファンです、1952年映画サブリナのDVDを観ました。二人のファンとしてその当時の事を調べました、なんと二人は、恋愛関係になりオードリーヘップバーンが結婚して子どもが欲しいと言ったがウイリアムホルデンは、既婚者で子どもが出き無い用にした事を言った、オードリーヘップバーンは、お別れしたとか、10年後にパリと一緒に映画で共演する事になりファンとしては、嬉しいですが期待してた内容では、無かった。
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ベンソン脚本家の為か画像が変わっていき、観る方は、内容、画像についていけない。スターの俳優、二人がこの内容の映画でよく出演した、あの時代でもスターが選べたと思う、二人ならもっとロマンティクな内容の映画に出演して欲しかった。
ベンソンは、酒好きで酒を飲んでいるシーンが多かった。実際にアルコールを飲んでいたのですか映像を観る限りは、全くそんな事無いですが、オードリーヘップバーンがウイリアムホルデンがアルコール中毒で撮影を中断したと言ってますが映像をすり換えて居るのですか。ウイリアムホルデンのファンより