共犯の紹介:2014年台湾映画。登校途中の高校生3人が、飛び降り自殺した女子高生の遺体を発見しました。事情聴取を受け、カウンセリングを受けた3人は、自殺した女子高生のことを調べようという事になり、彼女の部屋に夜中に侵入し、彼女の自殺の原因を見つけ出そうとするが…という内容の、高校生を主役にした台湾のミステリー映画です。
監督:チャン・ロンジー 出演者:ウー・チエンホー(ホアン・リーファイ)、チェン・カイユアン(イエ・イーカイ)、トン・ユィカイ(リン・ヨンチュン)、ヤオ・アイニン(シャー・ウェイチャオ)、ウェン・チェンリン(チュウ・チンイー)ほか
映画「共犯」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「共犯」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
共犯の予告編 動画
映画「共犯」解説
この解説記事には映画「共犯」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
共犯のネタバレあらすじ:起
明仁高校に通うホアンは登校途中、不良たちに金をたかられていました。やがて学校近くの裏道の狭い路地で、女子高生が血を流し倒れているのを見つけました。そこに通りかかった同じ学校のイエとリンも女子高生の元へ行き、警察を呼びました。女子高生は5階の部屋から飛び降り自殺したようでした。3人は警察の事情聴取を受けました。自殺した女子高生はシャーという名前で、ホアンが言うには体温は温かかったということでした。
目撃者の3人は学校でカウンセリングを受けることになりました。友達のいないホアン、不良のイエ、ガリ勉タイプのリンと全く違う3人はカウンセリング終了後も3人で話すようになり、自殺したシャーの事を調べるようになり、シャーの葬儀にも3人で参列しました。シャーの後輩だと嘘をつき、母親とも話をしました。
共犯のネタバレあらすじ:承
3人は夜、飛び降り自殺したシャーのマンションに行きました。玄関の鍵が掛かっていたため、イエがベランダから侵入し、3人は暗い部屋の中をスマホの明かりで探索しはじめました。イエはキャンディを盗って食べ、ホアンはシャーが吸っていたと思われるショートホープ(たばこ)を盗りました。そして部屋の鍵を見つけ、この日以来3人は連日、夜になるとシャーの部屋で過ごすようになりました。ホアンが、シャーを自殺に追い込んだ人物がいると言ってメモを渡しました。それはチュウという同級生でした。チュウの事を調べていた3人は、シャーのパソコンからチュウの画像を見つけました。そしてチューがシャーをいじめていたという現場を見たとホアンが言いました。やがて3人はチュウに復讐すべく計画を立て始めました。
共犯のネタバレあらすじ:転
ホアンが、シャーがよく一人で来ていたという学校裏の湖を二人に見せ、ここでやろうという事になりました。シャーに似せた人形を作り、チュウをおびき寄せ脅かしました。驚いたチュウは穴に落ちました。喜んだ3人は湖に飛び込み泳ぎ始めました。その時リンが溺れ、ホアンとイエが助けに行きました。暴れるリンの腕がホアンの頭に当たり、ホアンは沈みました。イエに助けられたリンは怖くなって逃げ、イエが一人で探しましたが、ホアンは遺体で発見されました。学校ではイエがホアンをいじめて死んだという噂が広がりました。ホアンの妹がイエに復讐すると迫っているところを、リンが親友だったと言ってなだめました。ホアンの妹は、イエには共犯者がいるとリンに話ました。自分のせいでホアンが死んだことがばれるのが怖いリンは、学校でもびくびくするようになりました。そのころ登校しなくなったイエにチュウが近づいてきました。
共犯の結末
チュウは3人が泳いで、ホアンが沈むところまでを見ていました。自分に何故いたずらをしたのかを話さないと、湖の事件の事を学校に話すと言いました。仕方なくイエが話すと、チュウはシャーとの関係を話し始めました。話をしたのは、図書室で『異邦人』という本を借りようとした時、同時にシャーが借りようとした時、シャーが読んだからどうぞと持ってきた時だけだったと言いました。イエは図書室に向かい『異邦人』の本を探すと、『異邦人』の本の棚にホアンの日記がありました。友達のいなかったホアンが、シャーの自殺をきっかけに2人の友達が出来て喜び、そしてシャーの部屋へ通い調べるうち、頭の中に色々な妄想が広がり、自分で仕掛け、3人で計画を作り実行していたのでした。その頃、ホアンの部屋に行っていたリンは、机の引き出しから図書室の『異邦人』を見つけていました。シャーがチュウに渡した後、ホアンが借りていました。自分を責め、湖で自殺しようとしたリンをイエが追い、真相を話しました。シャーが母にもらったネックレスをベランダから落とし、自分も落ちるシーンが流れました。
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