ピーナッツの紹介:2005年日本映画。お笑い芸人・ウッチャンナンチャン内村光良による初監督作品で、バラエティ番組「内村プロデュース」の出演者を中心に、お笑い芸人が多く出演しています。再開発に揺れる地方都市を舞台に、草野球チーム「ピーナッツ」の奮闘を描いたコメディ作品です。
監督:内村光良 出演:内村光良(秋吉光一)、三村マサカズ(相良和雄)、大竹一樹(文野正樹)、ゴルゴ松本(勝田一鉄)、レッド吉田(赤岩登)、ふかわりょう(宮本良一)、佐藤めぐみ(草野みゆき)、ほか
映画「ピーナッツ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ピーナッツ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ピーナッツの予告編 動画
映画「ピーナッツ」解説
この解説記事には映画「ピーナッツ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ピーナッツのネタバレあらすじ:起
スポーツライターの秋吉光一は自分が生まれ育った町へと帰ってきていました。久しぶりに帰ってきた町はどこか寂れており、商店街にも人はまばらな様子。秋吉はかつて強豪草野球チーム「ピーナッツ」でチームメイトだった仲間たちに「また野球をしよう」と声をかけます。地元を離れスポーツライターとなった秋吉をはじめ、商店街で酒屋を営む相良、保育士の赤岩、小料理屋を営む一鉄や借金取りから逃げ回る文野など、かつての仲間たちは時を経てそれぞれの生活や家族を持ち、再開発の計画によって町全体も生まれ変わろうとしていました。
ピーナッツのネタバレあらすじ:承
再開発計画の区域には地元の商店街やピーナッツがホームとしている野球場も含まれており、相良をはじめ地元の人間は猛反対します。しかし開発業者からの好条件での移転の提案や説得により、少しずつ反対派が減っていくのでした。そんななか町の商工会長でピーナッツの監督でもある草野は、開発業者が率いる草野球チーム「ニュータウンズ」と「ピーナッツ」で試合をして、ピーナッツが勝てば再開発計画を中止するという条件を出します。開発業者側もこれを反対派を丸め込むための絶好の機会と考え、「友好試合」と称された賭け試合が始まろうとしていました。
ピーナッツのネタバレあらすじ:転
あまりにも無謀な試合の内容に難色を示す相良たちピーナッツのメンバーですが、秋吉は「やってみてはどうか」と提案します。秋吉はスポーツライターとしてスランプに陥っており、長く新しい記事が書けない状態が続いていました。そこで自身の原点であるピーナッツのもとへ戻り、仕事のネタになるような出来事を探していたのです。秋吉は自身の現状を打ち明け、メンバーに謝罪します。後日練習のためにピーナッツのメンバーである宮本と2人で野球場にやってきた秋吉はキャッチボールを始めます。2人だけだったグラウンドには続々と他のメンバーも現れ、ピーナッツは町の運命をかけた試合を行なうことを決意するのでした。
ピーナッツの結末
いよいよ始まった試合は大方の予想を裏切り、序盤からピーナッツが健闘を見せますが、試合が進むごとに徐々にピッチャーの相良が打ち込まれてしまいます。ピッチャーを一鉄に交代したことで持ち直すものの宮本のエラーも重なり3点差となった9回裏、打席に立ったのはバッティングでは良いところのない相良でした。相良は家族の声援を背に外野の頭を越える長打を放ちますが、激走しながらセカンドベースを回ったところで足がもつれて転倒してしまいます。相良が顔を上げると、そこへ野手が駆け付けてタッチアウト。試合はピーナッツの負けで幕を閉じるのでした。負けはしたものの健闘したピーナッツに地元の人々は拍手を送ります。秋吉は試合を通して忘れていた情熱を取り戻し、相良は酒屋と野球をこれからも続けていくことを決意します。ピーナッツのメンバーは変わりゆく現実を受け入れながら、それぞれに希望を見出していくのでした。
以上、映画「ピーナッツ」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する