ペギー・スーの結婚の紹介:1986年アメリカ映画。中年女性が高校時代にタイム・トラベルを果たし、自らの人生と愛について考えるファンタジーロマンス。夫チャーリーの浮気が原因で別居中のペギー・スーは、出席した高校の同窓会で卒倒してしまう。次に目を開けた時、何故か彼女は25年前の高校時代に戻っていた。当時から交際していたチャーリーとこのまま結婚すべきか否か、未来を知るペギーは苦悩する。
監督:フランシス・フォード・コッポラ 出演者:キャスリーン・ターナー(ペギー・スー)、ニコラス・ケイジ(チャーリー)、キャサリン・ヒックス(キャロル・ヒース)、バリー・ミラー(リチャード・ロビック)、ジョーン・アレン(マディ)ほか
映画「ペギー・スーの結婚」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ペギー・スーの結婚」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ペギー・スーの結婚の予告編 動画
映画「ペギー・スーの結婚」解説
この解説記事には映画「ペギー・スーの結婚」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ペギー・スーの結婚のネタバレあらすじ:高校の同窓会
舞台は1985年アメリカ。中年女性ペギー・スーは、嫌々ながら高校の同窓会に出席します。夫チャーリーとは彼の浮気が原因で別居中であり、離婚秒読み状態でした。会場には親友キャロル・ヒースやマディの姿もあり、ペギーは自然笑顔になりますが、チャーリーのことを聞かれると顔が曇ってしまいます。ペギーはキャロルに「若いころにこうなると分かってたら――人生は違ってた」と話しました。そして宴もたけなわという頃、同窓会のキングとクイーンが選ばれます。キングは発明家として成功したリチャード・ロビック。クイーンはなんとペギーです。戸惑いながらもステージに上がったペギーは、興奮のあまりその場で気絶してしまいました。
ペギー・スーの結婚のネタバレあらすじ:タイム・トラベル
ペギーが目を覚ますと、若い頃のチャーリーやキャロル達に囲まれていました。見回すとそこは高校の保健室です。同窓会で倒れたペギーは、25年前の高校時代にタイム・トラベルを果たしたのでした。まだ10代の友人達と懐かしい家族に会い、嬉しくなった彼女は割り切って二度目の青春を楽しむことにしました。チャーリーとは高校時代から交際していましたが、将来裏切られると知っているペギーは彼を避けて行動します。学校でリチャードに声をかけ、タイム・トラベルについて尋ねるペギー。リチャードは、可能性は低いものの不可能ではないと答えました。ペギーは自分が25年後の未来からやって来たと打ち明けます。はじめは信じないリチャードでしたが、彼の祖父のことや未来の出来事について話すとようやく信じてくれました。ペギーはリチャードと組んで未来の物を発明して儲けようと考えます。
ペギー・スーの結婚のネタバレあらすじ:チャーリーとの関係
その夜、ペギーはチャーリーと一緒にマディのパーティーへ出かけました。シンガーを夢見るチャーリーはステージに上がり、歌声を披露します。ペギーはすっかり魅了され、歌い終えたチャーリーと熱烈なキスを交わしました。興奮が収まらないペギーは帰りの車内でチャーリーを誘惑しますが、彼は困惑し「侮辱しやがって」と言い捨て去ってしまいます。帰宅する気になれないペギーは夜の街に繰り出しました。そしてカフェで、密かに惹かれていた同級生マイケル・フィッツシモンズを見つけます。意気投合した2人は人気の無い野原で将来について語り合いました。そしてそのまま肉体関係を持ってしまいます。次の日の深夜、マイケルのことを知って激怒したチャーリーがペギーの部屋に忍び込んで来ました。いつも口論になってしまう自分達に絶望したペギーは、「結局はダメなのよ」「あなたを信じられない」と叫びます。傷ついたチャーリーは出て行ってしまいました。
ペギー・スーの結婚のネタバレあらすじ:ペギーの選択
高校卒業まであと5週間。ペギーはマイケルやリチャードから求婚されますが断ります。彼女は未来に残してきた自分の子供達を案じ、元の時代に戻りたいと願っていました。未来を変えるためにチャーリーと別れたペギーは、翌日離れて暮らす祖父母の家へ向かいます。その日は彼女の18歳の誕生日でした。ペギーからタイム・トラベルについて聞かされた祖母は「誇りにできる大切なものを選び取るのよ」と諭します。「誇れるのは子供たち」と答えたペギー。そこで祖父は、近所の老人たちが集まる秘密の会にペギーを連れて行くことにしました。会の創設者は時間旅行者だと言われているので、ペギーを元の時代に戻せるだろうと考えたのです。儀式の最中落雷で室内が真っ暗になり、明かりをつけるとペギーの姿は消えていました。老人達は彼女が元の時代に戻ったのだと考え安心しますが、実際はチャーリーが連れ去っていただけでした。暴れるペギーを納屋に連れ込んだチャーリーは、心を込めてプロポーズします。彼の真摯な愛に感激したペギーは強く抱きつき、2人はその場で結ばれました。
ペギー・スーの結婚の結末:帰還
ペギーの意識が朦朧としていきます。目を開けると、ペギーは1985年に戻っていました。不整脈で倒れ、ずっと入院していたのです。どうやら厳密にはタイム・トラベルではなく、夢の世界を彷徨っていたようです。そばにはチャーリーの姿がありました。2人は互いに謝罪し、変わらぬ愛を告げます。すぐに元通りという訳にはいかないものの、歩み寄る努力を誓う2人。ペギーは子供達との食事にチャーリーを誘います。彼が涙を浮かべながらペギーを抱きしめ、この映画も終わりを迎えます。
以上、映画ペギー・スーの結婚のあらすじと結末でした。
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