ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナの紹介:2014年日本映画。ハピネスチャージプリキュアの前に現れたかわいい人形つむぎ。つむぎの誘いでドール王国を訪れたハピネスチャージプリキュア達に、サイアークが襲い掛かった。みんなの幸せを望む少女と、夢を奪われた少女の想いが交錯する。プリキュアの強さと優しさがつまった物語。
監督:今千秋 声優:中島愛(愛乃めぐみ/キュアラブリー)、潘めぐみ(白雪ひめ/キュアプリンセス)、北川里奈(大森ゆうこ/キュアハニー)、戸松遥(氷川いおな/キュアフォーチュン)、松井菜桜子(リボン)、小堀幸(くらさん)、堀江由衣(つむぎ)、小野大輔(ジーク王子)、金本涼輔(相楽誠司)、山本匠馬(ブルー)、ほか
映画「ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナの予告編 動画
映画「ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナ」解説
この解説記事には映画「ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナのネタバレあらすじ:起
町に突然サイアークが現れた。次々と町の人々を襲うサイアークを倒すため、ハピネスチャージプリキュアの4人は戦い始める。一時はサイアークに苦戦するプリキュア達だったが、街の人々の応援を受けて無事サイアークを倒すのだった。
その光景をテレビで見ている少女がいた。少女は「皆を幸せにしたい。」と笑顔を見せるキュアラブリーの姿に「私は全然幸せじゃない。」とつぶやき涙をこぼしていた。その時、どこからか声が聞こえた。「お前の願いを叶えてやる。」と。その謎の声に少女・つむぎは手を伸ばしてしまうのだった。
めぐみとひめ、ゆうこ、いおなの四人は保育園での人形劇披露を終え、その片づけをしていた。めぐみが箱の中の人形の一つを抱き上げ話しかけると、その人形は突然動き出し、しゃべりだしたのだった。その人形はつむぎと名乗り、プリキュアにドール王国に来てほしいというのだ。それを快く引き受けためぐみが返事をすると、4人は光に包まれたのだった。
ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナのネタバレあらすじ:承
つむぎに導かれて辿りついたドール王国では人形たちが楽しそうに暮らしていた。ドール王国の人形たちと遊んでいた4人の前に、突如サイアークが現れた。プリキュアに変身してサイアークを倒した4人だったが、このサイアークに違和感を覚えるのだった。
迎えにきたドール王国の王・ジークと共に、プリキュアたちは国中から歓迎を受けた。そして歓迎パレードを終え、城ではダンスパーティーが開かれた。ダンスパーティーで、めぐみたちはつむぎの美しいバレエに幸せをもらうのだった。
一方、ゆうこといおなは、つむぎは何故自分たちがプリキュアだと知っていたのかと不思議に感じていた。そこに突然サイアークが現れた。ダンスパーティー会場に残されたゆうこといおなは、すぐにプリキュアへと変身するとサイアークに立ち向かっていくのだった。
その頃、ひめはジークと共に森の中で話をしていた。そこに突然現れたサイアークに、ひめはジークを守るように立ち向かった。だがジークはそんなひめに剣を突き付け、ドール王国の人形たちはつむぎの人形で、つむぎの為なら何でもすると話すのだった。
一方、めぐみはつむぎと共にいた。つむぎは、皆を幸せにしたいというめぐみを否定すると、泣きながら走っていく。その背をめぐみが追うと大きな糸車の置かれた部屋へと辿り着いた。サイアークはその糸車から生み出されていたのだった。糸車の前に立つつむぎは、自分の事を話始めた。
つむぎは踊ることが大好きだった。だが突然足が動かなくなり、踊れなくなったことに絶望していた。そこに声をかけてくれたのがブラックファングだった。プリキュアの敵、サイアークの幹部であるブラックファングは、つむぎをドール王国でなら踊れるようにしてくれたのだった。現実とは違い踊ることが出来るドール王国を守るため、サイアークを倒そうとするプリキュアからドール王国を守るよう、つむぎに言っていたのだ。
「踊れない現実なんかいらない。」というつむぎは、めぐみに「私の為の人形になって。」と迫るのだった。
ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナのネタバレあらすじ:転
つむぎを守るように現れるサイアークに立ち向かうキュアラブリーに変身しためぐみは「あなたを助けたい。」とつむぎに訴えるが「何もできないくせに助けるなんて簡単に言わないで。」と言われてしまう。その言葉にショックを受け、サイアークの攻撃を食らってしまったラブリーを、プリンセスたちが助けに現れた。
だがいまだに続くサイアークの攻撃になすすべなく、プリキュアの4人はいったんその場を逃げ出すのだった。サイアークから逃れた森の中で、ラブリーはつむぎを傷つけてしまったことに落ち込んでいた。だが、プリンセスやハニー、フォーチュンの言葉に、ラブリーは再び顔を上げた。ラブリーは、「私は私に今できることをしたい。つむぎちゃんを助けたい。」と宣言し、4人は再びつむぎを助けに向かうのだった。
つむぎの元へと辿り着いた4人は、懸命につむぎに呼びかけた。「誰かを不幸にして得られる幸せなんて、幸せじゃない。」とラブリーは叫んだ。だがその言葉につむぎは泣きながら、踊れない自分は現実に居場所がないのだと反論するのだった。それでもラブリーはつむぎに「一緒に帰ろう。」と呼びかけた。
ラブリーの言葉と想いに、一歩を踏み出しかけたつむぎだったが、ブラックファングはそれを許さなかった。ブラックファングはプリキュア達を不幸でできた糸でとらえると、つむぎも捕まえてしまったのだ。そしてブラックファングはつむぎを不幸にする為、つむぎの足を動かなくしたのだと真相を語り始める。
つむぎはブラックファングの言葉に怒りを露わにするが、ブラックファングは、お前もプリキュアに同じことをしたじゃないかと語りかけた。その言葉に絶望したつむぎは、不幸の糸に取り込まれ完全に囚われてしまった。そしてつむぎの絶望は現実世界にも不幸の糸を広げてしまうのだった。
絶望するつむぎに対し、ジークをはじめとするつむぎの人形たちは、つむぎと共に居られる幸せを語り始めた。そしてジークと人形たちは「つむぎと共に居られることは幸せだった。」と叫ぶと、ブラックファングに次々に立ち向かっていった。
ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナの結末
だが人形たちがブラックファングに敵うはずもなく、みなただのぬいぐるみの姿へと戻されてしまうのだった。不幸に糸につながれ、その光景を見ていることしかできなかったプリキュア達は激怒した。そして消えた人形たちの想いを受け、プリキュアたちは自力でその糸を切ったのだった。
プリキュアたちは攻撃に転じ、次々に現れるサイアークを倒していく。同時につむぎへも呼びかけるが、つむぎは耳を塞いでしまっていた。耳を塞ぐつむぎに声を届けようと、ラブリーは紬の元へと飛び込んだ。そして糸に囚われたつむぎのところに辿り着く。
めぐみはつむぎに「傷つけてごめん。」と謝ると、助けたいと自分の気持ちを素直に伝えた。その気持ちはつむぎへも伝わり、つむぎもラブリーに謝ると、そんなつむぎをラブリーは抱きしめたのだった。
ラブリーの想いにつむぎの不幸は止まった。しかし不幸の力は既に大量に集まっていた。ブラックファングはその力を使い巨大化を果たすと、ドール王国を破壊し始めた。プリキュア達は懸命に立ち向かうも、巨大化したブラックファングには手も足も出ず、プリンセス・ハニー・フォーチュンは次々にやられてしまうのだった。
ピンチに陥ったプリキュアを救うため、ブルーは街の人々に応援を呼びかけた。街の人々の応援。そしてつむぎの精一杯の応援の声はついにラブリーの力へと変わり、ラブリーはスーパーハピネスラブリーに変身したのだった。しかしブラックファングの力は強く、スーパーハピネスラブリー一人の力では押し負けそうになっていた。ぼろぼろのプリンセス・ハニー・フォーチュンは必死に立ち上がり、ラブリーの手を取ると、4人の力で必殺の一撃を繰り出した。そして遂にブラックファングは倒れるのだった。
無事にブラックファングを倒した後、つむぎが目を覚ますと、そこは自分の部屋だった。ドール王国はなくなってしまい、ジークは人形に戻ってしまっていることに一粒の涙を零し、そっとジークを抱きしめるのだった。けれどつむぎは誰かのために踊りたいと決意していた。そしてバレエの発表会の日。つむぎは笑顔で舞台に立つのだった。
以上、映画「ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナ」のあらすじと結末でした。
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