セルフィッシュ・サマー ホントの自分に向き合う旅の紹介:2013年アメリカ映画。2013年ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)受賞作品。年代も性格も真反対な2人の男の関係性の変化を描いた一夏のロードムービー。火災跡や大自然の映像と2人の心情の移り変わりがハートフルだけどユルい新感覚な作品です。
監督:デヴィッド・ゴードン・グリーン 出演:ポール・ラッド(アルビン)、エミール・ハーシュ(ランス)、ほか
映画「セルフィッシュ・サマー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「セルフィッシュ・サマー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
セルフィッシュ・サマー ホントの自分に向き合う旅の予告編 動画
映画「セルフィッシュ・サマー」解説
この解説記事には映画「セルフィッシュ・サマー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
セルフィッシュ・サマー ホントの自分に向き合う旅のネタバレあらすじ:起
1988年のテキサス。道路整備作業員のアルヴィンとランスは前年に起こった原因不明の大規模な森林火災によって破損した道路にセンターラインを引く作業を行い森を旅していました。黙々と作業を進める2人でしたが、中年男でベテラン作業員のアルヴィンは恋人であるマディソンの弟ランスに嫌気がさします。彼女のことを想い雇ったものの役に立たないうえにがさつな彼の行動にイライラしてしまいます。一方ランスは街での生活を恋しく思い、森での禁欲生活やアルヴィンの細かい性格に縛られるのにうんざりします。
セルフィッシュ・サマー ホントの自分に向き合う旅のネタバレあらすじ:承
仕事が終わり2人は森の中でテントを張り食事をします。ランスはアルヴィンにこの禁欲生活に耐えられないと話すとアルヴィンは自然の中で自分の時間を持つことが出来るこの生活を楽しむようアドバイスしますがランスの女性と過ごしたいと思う欲望は治まりません。翌日アルヴィンはランスに気になっている女性はいないのかと尋ねます。ランスは狙っている女性がいることを告白します。しかしその子はランスの友達の彼女であることを聞いてアルヴィンは驚きます。そして待ちに待った週末。ランスは街へと戻る準備を始めます。アルヴィンに一緒に行こうと誘うものの彼は森に残ると言い、結局ランスはアルヴィンに姉に渡すよう頼まれた手紙を持って1人で街へと向います。
セルフィッシュ・サマー ホントの自分に向き合う旅のネタバレあらすじ:転
街から戻って来たランス。しかしランスの機嫌はあからさまに悪くアルヴィンが気にかけるもランスは何もないと言いギクシャクしたまま2人はまた仕事に取りかかります。仕事中アルヴィンはランスのことを気遣うもののランスはそれを突き返します。そしてようやく休憩中にランスは口を開きます。ランスは狙っていた女の子とうまくいきかけたけど結局彼女の彼氏でもありランスの友達でもあったキップにバレてしまい殴られ、そのうえ彼女もランスの元から去ったことを話します。ランスの話を聞いたアルヴィンはまた次の週末があると元気付けます。アルヴィンの言葉にランスも立ち直ります。しかし次はアルヴィンに悲劇が訪れます。ランスから貰ったマディソンからの手紙に別れようと綴られていたのです。そしてランスもアルヴィンがいない間にその手紙を見てしまいます。その内容にランスは朝から姿を見ていないアルヴィンを心配します。ようやく戻って来たアルヴィン。そして仕事に取りかかるも落ち込んでいるアルヴィンの姿を気にかけランスは話しかけますが余計にアルヴィンをイライラさせてしまいます。そして彼に手紙を読んだことがばれてしまい、アルヴィンはランスに怒鳴りつけ2人は言い合いになります。
セルフィッシュ・サマー ホントの自分に向き合う旅の結末
そして翌日ランスは作業車に乗り込み鍵をかけストライキをおこします。しかしアルヴィンも負けじとクビにすると強気にでます。それでも屈しないランスにアルヴィンは屈辱的な言葉を放ちます。ランスの怒りは頂点に達し、レンチを片手に森へと逃げるアルヴィンを追いかけます。しかしアルヴィンに追いつけずランスが悔しがっていると「助けてくれ」とアルヴィンの弱々しい声が聞こえてきます。声のする方へ行くとアルヴィンが崖の下に落ちているのを発見します。そしてアルヴィンはランスに助けてくれと頼みます。アルヴィンの弱った姿を見たランスは彼を助けます。2人は作業車へと戻りアルヴィンはランスに自分の態度を謝ります。ランスも彼を許し2人はお互いの気持ちを話し和解するのでした。そしてお互いの良き相談相手となり絆が深まるのでした。
以上、セルフィッシュ・サマー ホントの自分に向き合う旅のあらすじと結末でした。
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