ザ・スキャナー・ウォーズの紹介:2010年アメリカ映画。ある不思議な事件が多発する町にある研究室に呼ばれたコールはストラックに迎えられます。鼻血を出し気分が悪くなるコールでしたが、町では事件が多発しはじめていました。一方、研究室では脳の思考により、人間を支配するという実験をしており…という内容のSFスプラッターホラー映画です。
監督:メル・ハウス 出演者:デントン・ブレイン・エヴェレット(コール・グレイ)、グレン・モーシャワー(フィリップの父)、キャシー・ラムキン(フィリップの母)、エイドリアン・キング(ストラック)ほか
映画「ザ・スキャナー・ウォーズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ザ・スキャナー・ウォーズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ザ・スキャナー・ウォーズの予告編 動画
映画「ザ・スキャナー・ウォーズ」解説
この解説記事には映画「ザ・スキャナー・ウォーズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ザ・スキャナーウォーズのネタバレあらすじ:起
15年前、連続児童虐待犯のウエバーが逮捕された町で、異変が起こっていました。失踪者が続出し、町の住人の3分の1がガンにかかり、町のいたるところに穴が開いていました。
この町の出身のコール・グレイ博士が、ストラックに呼ばれ研究所のある町に帰って来ます。途中で研究所の警備員に選ばれたウイリアムと合流し、ストラックの迎えで研究所に向かいます。途中でコールは、昔の彼女のジェニファーの家に寄ります。ジェニファーは仲間たちと、この町の事件の真相を探るためのミーティングを行っていました。町ではフィリップとキャサリンたちが、同じように事件の真相を探っています。
夜になると謎の生命体から出てきた燃える人間が、人々を襲い始めます。宿舎に戻ったウイリアムも燃える人間に飲みこまれました。同じころ、フィリップたちは釈放された15年前の児童虐待犯のウエバーが事件に関係があるのではと、尾行をしていました。ガンに犯され自殺しようと悩むウエバーの回りには、変な現象が出ています。しかしウエバーが車で走り出したため、フィリップらはウエバーを追います。
昔の仲間たちと会っていたコールでしたが、そこへ自分を苦しめた母が酔っぱらってやって来ます。男好きの母は、マークの彼女のケイデンスの父親とできていました。男を次々乗り換える母と口論になり、その横ではマークがケイデンスの父と口論をしていました。「せっかく集まったのに面白くない、もうお開きにしよう」という仲間の言葉に、全員が店を出ます。
ザ・スキャナーウォーズのネタバレあらすじ:承
ショッピングセンターにトイレットペーパーを買に行ったウエバーでしたが、おもちゃ売り場に大量に並ぶ人形を見て、児童虐待への思いが頭を巡ります。そしてウエバーが鼻血を出すと、人形たちが一斉に動きだし、店内の客たちを襲って殺し始めます。店内は大パニックになり客たちが逃げ出します。追ってきたフィリップの前にウエバーが現れ「危ないから一緒に逃げよう」と言って車に乗せます。
ニュースを見たコールの同僚ジェイソンは「もう計画は中止だ」と言いながらFBIに電話をしようとしますが、燃える男に襲われて飲みこまれます。ウエバーの車の前にFBI捜査官が現れ、一緒に研究所に向かいます。捜査官は「ストラックを追っているのだが、内通者のジェイソンとウイリアムに連絡が取れなくなった。」と言います。
研究所で書類を調べていた男女を助けた捜査官は、フィリップらと合流します。ウエバーを見た男女は事件の事を知っていて、ウエバーを罵倒しますが、捜査官は「ウエバーの思考によってこの事件が起こっている」と説明します。首をかしげるフィリップらに「ストラックは収監中のウエバーの思考回路を研究材料にし、ウエバーの頭が混乱を始めると燃える人間たちが現れ人々を襲わせている」と説明します。
そのころ、ジェニファーと一夜を共にしたコールは鼻血を出して目覚めます。辺りを見ると机の上の資料がジェニファーに持ち去られていました。
ザ・スキャナーウォーズのネタバレあらすじ:転
研究室でFBIの資料を見たフィリップは、自分の母が載っているのを見つけます。捜査官は「このリストに載っている人達は何らかの精神疾患があり、脳の回路を変更する治療が行われた後、皆新しい病気になり、それを研究所は総合してガンと呼んでいる。そしてこの人達には普通にはない念力がついている」と言います。そして「この町で起っていることは、この人たちの思考が原因になっている」と付け加えます。
更に「彼らの思考はアンプと呼ばれるモノに取りこまれ、アンプによって思考は増幅されている。そのアンプはここにあり、のみこまれた人間はアンプになり、アンプから燃える人間が出てくる」と言います。
マークたちや、テレビ局のジュリーとジェスもやってきます。するとストラックがやってきました。ストラックは「全員揃った」と言って電話で計画の実行を命じます。ストラックは「この町全体が研究所だ、コールの人並み外れた思考が人類の支配の為に必要だ」と言います。町は燃える人間が多数現れ、惨事になっていました。
母親が心配なフィリップは抜け出して家に帰ると、両親がキャサリンの腹を裂いて「赤ちゃんがいない」と言っていました。苦しみながら鼻血を出し、昔を思い出したコールの脳裏には、父がいなくなり辛く当たる母が嫌で自殺未遂した少年時代が浮かびます。一人悩んでいると声をかけたのがウエバーでした。コールもウエバーの被害者でした。
ザ・スキャナーウォーズの結末
ケイデンスが突然「あたしはアンプに信号を送る50体のうちの1体のアンテナだ』と言います。捜査官はコールと話をして、次の段階に行ってこの計画を止めることを決めます。するとマークは「ここに残る」と言って、爆弾を渡し「ここを出る時に使え」と言います。
その横でウエバーがコールに謝りますが、怒りのコールはウエバーを消します。逃げだしたコールと捜査官は建物を爆破します。司令塔にいるストラックが、この研究の顧問だと言ってコールの母を呼びます。母は地上にいるコールに会い、今までの事を謝りました。そしてコールを抱きしめます。
「全て計画通りだ」と言って喜ぶストラックでしたが、次の瞬間コールが母親を引き裂きます。母親は燃える人間に戻り消えました。コールは強力な念力を集中し、司令塔を破壊し、ストラックを大気圏外まで飛ばします。そして今度はストラックを大気圏にぶつけて燃やして、地上に激突させました。
事件が解決した時、FBI捜査官のリサが「FBIに入ってくれ」とコールに話します。そして「あなたの念力で全ての事が救える」と言います。悩むコールの思考から周囲にノイズが走ります。翌朝、リサの誘いを断ったコールはテレビを見ていました。ニュースではリサらが行方不明になっている報道が流れています。コールは鼻血を流していました。
以上、映画「ザ・スキャナー・ウォーズ」のあらすじと結末でした。
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