プッシャーの紹介:1997年デンマーク映画。ライアン・ゴズリング主演作『ドライヴ』を監督し、一躍有名になったニコラス・ウィンディング・レフン監督の長編デビュー作品。麻薬密売を行う男がひとつの失態により、借金で首が回らなくなり、どんどん追い詰められていく様子をリアリティ溢れる映像で演出しています。
監督:ニコラス・ウィンディング・レフン 出演者:キム・ボドゥニア(フランク)、ズラッコ・ブリック(ミロ)、ローラ・ドライスベイク(ヴィク)スラッコ・ラボヴィック(ラドヴァン)、マッツ・ミケルセン(トニー)
映画「プッシャー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「プッシャー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「プッシャー」解説
この解説記事には映画「プッシャー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
プッシャーのネタバレあらすじ:起
麻薬密売で生計を立てるフランクは相棒トニーといつも一緒に過ごし、いつもくだらない下世話な話を繰り広げるばかりで、バーに行っても女性を引っ掛けようとする始末。それでもフランクは高級娼婦のヴィクともよい関係を気付いていました。ある日そんなフランクに旨みのある麻薬取引の話が舞い込んできます。フランクはなじみの元締め・ミロと会い、取引の話をすると薬物を前借し、取引が終わり次第返すと提案します。しかしフランクにはまだ借金がありました。それでもミロは長い付き合いということで、フランクに取引分の薬物を渡します。
プッシャーのネタバレあらすじ:承
フランクとトニーは、取引相手と落ち合うスーパーの駐車場に到着します。まだ時間かあったので2人は薬局に向かいますが、そこでトニーの発言でフランクは機嫌を悪くします。取引相手が到着しますが、そこへ警察のガサ入れが入りフランクは独り必死で逃げ回りますが、刑事に捕まってしまいます。更にその時、証拠隠滅を図って、薬物を水に流してしまうのでした。拘留されるフランクは頑として取引の相手などで口を割ることはありませんでした。ところが拘留期間が終了する間際に、刑事の一人がトニーの寝返りをフランクに伝えました。フランクは動揺したまま刑事の下を去ります
プッシャーのネタバレあらすじ:転
フランクはまずミロに事情を説明しますが、金も薬物も無い上に捕まったといったところでおよそ信用などしてもらえるはずもありませんでした。ミロはもともとのフランク借金額に上乗せした額を直ぐに払うよう詰め寄ります。フランクは次に行きつけのバーに行ってトニーを見つけると、恨みを晴らすかのように殴りつけます。その後ミロの用心棒と一緒に借金返済のツテとなる男に会いますが、彼も借金を大きく抱え込んだゆえ、ショットガンを使ってフランクたちの目の前で自ら命を絶ちます。これでフランクのお金のあては費えてしまいます。
プッシャーの結末
翌日、フランクは過去に取引をした女性から薬物を受け取る予定でしたが、彼女と落ち合うはずの日に会うことができません。すると痺れを切らしたミロの用心棒が現れ、明日用意しなければ覚悟するよう脅して去っていきます。その後フランクはやけくそにも近い集金を続けますが、当初の返済額には遠く及ばない金額しか集められません。いよいよミロは怒り、フランクを拷問にかけます。何とかミロの下から脱出したフランクは、ヴィクと街を出ようとします。しかしミロからお互い警察に目を付けられているので穏便に解決したいと電話が来ます。するとヴィクがフランクのことを思って薬物を奪い去ってしまったことで、もう何もかも打つ手がなくなってしまうのでした。
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