ロンメル軍団を叩けの紹介:1970年アメリカ映画。第二次世界大戦下の北アフリカ戦線を舞台に、エルヴィン・ロンメル元帥率いるナチスドイツのアフリカ軍団に占領されたトブルクの沿岸砲台破壊に動くイギリス軍コマンド部隊の活躍を描いた戦争アクション作品です。
監督:ヘンリー・ハサウェイ 出演者:リチャード・バートン(アレックス・フォスター)、ジョン・コリコス(アラン・マッケンジー)、クリントン・グレイン(ヒュー・ターキントン)、ヴォルフガング・プライス(エルヴィン・ロンメル)、カール=オットー・アルベルティ(ハインツ・シュレーダー)、ダニエル・デ・メッツ(ヴィヴィアンヌ)ほか
映画「ロンメル軍団を叩け」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ロンメル軍団を叩け」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ロンメル軍団を叩けの予告編 動画
映画「ロンメル軍団を叩け」解説
この解説記事には映画「ロンメル軍団を叩け」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ロンメル軍団を叩けのネタバレあらすじ:起
1943年、北アメリカ・リビア。エルヴィン・ロンメル元帥(ヴォルフガング・プライス)率いるナチスドイツのアフリカ軍団は連合国軍を追い込みました。反撃を狙うイギリス軍は障壁となっているドイツ軍占領下のトブルクの沿岸砲台を破壊する作戦を打ち立て、コマンド部隊のアレックス・フォスター大尉(リチャード・バートン)を現地に送り込みました
フォスターは手始めに捕虜にされた第5コマンド部隊の隊員と合流すべく、傷痍兵を装ってトブルクに移動中だったドイツ軍の捕虜輸送部隊に拾われました。しかし、フォスターは、自分の仮病を見破った捕虜のひとりの軍医ヒュー・ターキントン少佐(クリントン・グレイン)の話から、捕虜たちが第5コマンド部隊ではないことを知り戸惑います。
輸送部隊を率いるドイツ軍のハインツ・シュレーダー大尉(カール=オットー・アルベルティ)からの尋問にも口を割らなかったフォスターは、捕虜の中にいた第5コマンド部隊のアラン・マッケンジー曹長(ジョン・コリコス)から、自分たちは病のために置き去りにされたこと、コマンド部隊の本体はチュニジアの収容所に送られたこと、そして残りは数名のコマンド部隊にターキントン、その部下のピーター・メリヒュー(クリストファー・ケリー)らしかいませんでした。
ロンメル軍団を叩けのネタバレあらすじ:承
改めてトブルクの沿岸砲台破壊作戦をマッケンジーと確認し合ったフォスターはターキントンに協力を求めましたが、ターキントンとメリヒューは自分たちには関係ないと断りました。
翌日、フォスターはマッケンジーらと共に、自軍の戦闘機が飛来してきたのを機にシュレーダーらを襲い、逆に捕虜にすると通行証と身分証明証を奪い、ドイツ兵に変装するとシュレーダーらを置き去りにして出発しましたが、検問を突破するためにドイツの同盟国であるイタリア軍司令官のやかましい愛人ヴィヴィアンヌ(ダニエル・デ・メッツ)も連れていくことになりました。その後、フォスターらはヴィヴィアンヌを利用してまんまとドイツ軍の機甲師団に潜り込み、近くにある燃料庫の破壊を狙うフォスターはターキントンと組み、仲間に仮病を装わせて野戦病院に向かい、ターキントンが病院を訪問したロンメル元帥の気を引き付ける間にフォスターは燃料庫を探し回りましたが、シュレーダーはフォスターらを追って師団に追い付いてきました。
ロンメル軍団を叩けのネタバレあらすじ:転
フォスターとターキントン、マッケンジーらはシュレーダーに気づかれないよう密かに移動、隙を突いて戦車を奪い燃料庫を破壊することに成功しました。フォスターらが脱出した後、ロンメルはシュレーダーから事情を聞き、フォスターの作戦が見抜けなかったことに深く後悔しました。
ロンメル自らシュレーダーと共にフォスターらを追うなか、トブルクに向かうフォスターらは約束の時間である21時に砲台を破壊する手立てを整え、イギリス地中海艦隊もまた21時にトブルクに侵攻する準備を着々と進めていました。
ドイツ軍の検問を潜り抜けてトブルク入りしたフォスターらはヴィヴィアンヌを車から降ろし、攻撃目標を確認しました。一方のロンメルもフォスターらの作戦に気付き、シュレーダーにフォスターの作戦を阻止するよう命じました。
ロンメル軍団を叩けの結末
フォスターやマッケンジーらは手始めにイタリア軍が守るトーチカを攻め落とし、イギリス軍は呼応するかのように上陸用舟艇を出撃させました。フォスターはシュレーダーを殺し、砲台の破壊を試みますが、敵の反撃はすさまじく、イギリス軍は一時後退も検討し始めました。しかし、マッケンジーらの活躍により遂に砲台は破壊され、イギリス軍はこれを機に一気にトブルクに上陸、全艦隊の総力をもって港を爆破すると捕虜たちを救出しました。この戦いで脚を負傷したフォスターをターキントンが治療しますが、二人の近くには敵兵が迫りつつありました。ロンメルはただ黙って戦況を見つめていることしかできませんでした。
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