映画「ナイト・アベンジャー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ナイト・アベンジャーの紹介：2011年ロシア映画。ロシアの古代神話である悪魔カスチェイの話を妹オレーシャに読んで聞かせていたサーシャは、カスチェイの倒し方の書いているページが破られているのに気づく。翌朝倒し方の破られていないカスチェイの本を見つけたオレーシャが何者かに誘拐されます。オレーシャを誘拐したのがカスチェイだと知ったサーシャは、妹を助けるためにカスチェイを探し始めますが、妹はカスチェイの魔法でバラの花にされ…という内容のロシア神話が現代に飛び出してきたストーリーで展開するファンタジー映画です。
監督：アンドレイ・マーモントフ 出演：セルゲイ・べズルコフ（イワン）、レオ二ード・ヤーモル二ク（カスチェイ）、マクシム・シバエフ（サーシャ）、アナスタシヤ・ドブルィニナ（オレーシャ）、リュドミラ・ポリャコヴァ（バーバ・ヤーガ）、ポポヴィチ…アントン・パムプシヌィ（ワシリーシャ）ほか
この解説記事には映画「ナイト・アベンジャー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
サーシャは妹のオレーシャに、子守唄代わりに悪魔カスチェイの神話を読んであげています。そして不死身の男カスチェイの倒し方のページまで進むと、そこのページだけ破り取られていました。
翌朝、母に言われてサーシャを小学校まで送って行きますが、途中でファストフードの店に立ち寄ります。そこにはカスチェイの倒し方のページが破られていない同じ本がありました。行こうと言うサーシャに、オレーシャが「読み終わるまで待って」と言うと、店の女性のバーバ・ヤーガが「持って帰ってもいいよ」と言います。
放課後、ボルタリングをするサーシャはオレーシャの迎えが遅れます。待ちきれないワリーシャ先生がオレーシャを置いて帰ると、オレーシャは見知らぬ男に連れ去られました。家に帰ったサーシャは母に叱られ警察に行きます。
丁度リョーシャという老人が捕まり檻に入れられていました。リューシャはサーシャに「オレーシャをさらったのはカスチェイだ。自分は1000年生きている妖精だ」と言います。全く信じないサーシャに対しリョーシャは、魔法で檻を抜け出します。そして「妹を助けたかったら市場に来い」と言って警察署を出ますが、そのまま車に撥ね飛ばされます。するとバーバ・ヤーガがやって来て、カスチェイの居場所を教えてくれました。
カスチェイに会いに行くと、子分のイリヤに突き飛ばされます。サーシャに目もくれず建物から外に出ると、何発もの銃弾を受けますがカスチェイは平気でした。車に乗るとロケットランチャーをくらいますが、これでもカスチェイは死にませんでした。撃ったのは透明人間になっていたイワンでした。イワンは「早く逃げろ」と言って車で走り去ります。サーシャは出来事を母に話しますが、全く信じませんでした。
そのころカスチェイはオレーシャの本を奪い、倒し方のページをやぶります。そして魔法をかけてオレーシャをバラの花に変えます。サーシャはイワンの部屋を訪ねました。イワンの妻は学校の先生のワシリーシャでした。ワシリーシャは自分を賢者だと言います。
サーシャはイワンに連れられカスチェイの屋敷に行き、透明人間になる帽子を被って侵入しますが、イワンはあっさり見つかり追い出されます。カスチェイに会ったサーシャは、バラの花になったオレーシャと、倒し方のやぶられた本をカスチェイに渡されます。そして「バラの花はすぐ枯れるから大事にしろ」と言われ、追い出されます。部屋に帰ると二人はワシリーシャにこっぴどく叱られました。
やぶられたページの切れ端にオークの木の文字を見つけたサーシャは、ワシリーシャにオークの木の場所を聞きますが話してくれませんでした。場所を知りたいサーシャはバーバ・ヤーガの店に行きます。そこではワシリーシャがバーバ・ヤーガと話していました。盗み聞きすると、自分がオークの木の場所を知りたがっている内容でした。
バーバ・ヤーガはサーシャが隠れているのを見つけ、オークの木の場所を話し始めます。サーシャがオークの木の場所を知ったことで、カスチェイはイリヤらにサーシャを捕まえろと命令します。
サーシャはイリヤたちから逃げ、トラックに乗せてもらいます。するとイリヤらの待ち伏せに会い、トラックの運転手が、オークの木までの近道を教えてくれました。オークの木まで着いたサーシャでしたが、イリヤらが追ってきたため建物に隠れます。隠し倉庫があり、中にはイワンとワシリーシャがいました。
サーシャはイワンにカスチェイの倒し方を聞きますが「カスチェイは不死身だ」としか言いませんでした。怒ったサーシャは建物を飛び出しカスチェイに会います。カスチェイは「剣を持て、決着をつけよう」と言います。サーシャがオークの木に触れると、古代へとタイムスリップします。
暗闇のオークの木の周りで、サーシャは「僕は戦えない」と言います。するとイリヤら3人がやって来て「俺たちが戦う」と言ってカスチェイと闘い始めます。カスチェイは分身を何体も出し、殺されても殺されても蘇らせます。
イワンもやって来てマシンガンをぶっぱなします。するとワシリーシャがやってきてイワンの手を止め抱き合いました。ワシリーシャはそのままイワンを刺します。ワシリーシャは変身したカスチェイだったのでした。
オークの木の上に鉄の箱を見つけたサーシャは木の上に登っていました。イリヤらは順番に殺されました。サーシャが箱の中から大きな針を持って木から降りてきます。イワンが「オレがやる」と言うと、カスチェイがイワンの首を切って殺します。
カスチェイは「その針を返せ、その針にはオレとお前の命が入っている。針を折ればオレもお前も死ぬ！」と言って、オレーシャの魔法を解いて、オレーシャを返します。サーシャは「死んでもいい」と言って針を折ります。
病室のサーシャは息を引き取ります。悲しむ母とオレーシャの側でバーバ・ヤーガが「がんばれ！」と言います。古代では太陽の光が戻り、死んだはずのイリヤ達やイワンが帰って来ました。同じように病室のサーシャも息を吹き返しました。
以上、映画「ナイト・アベンジャー」のあらすじと結末でした。
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