スティーヴ・オースティン 復讐者の紹介:2011年カナダ映画。人気プロレスラーから俳優に転身した“ストーン・コールド”ことスティーヴ・オースティン主演のハードアクションです。妻子を悪党に殺された元警官が冷酷非道な復讐者となり、悪党一味との全面戦争に突き進んでいきます。
監督:テリー・マイルズ 出演者:スティーヴ・オースティン(ライアン・ヴァレット)、ダニー・トレホ(ドレイク・サルガド)、セリンダ・スワン(ダーシー)、キース・ジャーディン(クラブ)、ノエル・G(レックス・サルガド)、ロックリン・マンロー(フランク・サットン捜査官)、トム・マクビース(コール保安官)、アダム・リード(ヘッジ保安官補)ほか
映画「スティーヴ・オースティン 復讐者」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「スティーヴ・オースティン 復讐者」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
スティーヴ・オースティン 復讐者の予告編 動画
映画「スティーヴ・オースティン 復讐者」解説
この解説記事には映画「スティーヴ・オースティン 復讐者」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
スティーヴオースティン復讐者のネタバレあらすじ:起
とある山奥。3人のならず者たちがマシンガンを乱射していました。そこにライアン・ヴァレット(スティーヴ・オースティン)という男が現れ、ならず者のひとりの首を絞めた末に崖から突き落として殺害しました。その後、ライアンはワシントン州のホープという小さな町に向かいました。
ホープに着いたライアンは、地元のガソリンスタンドの店主カービー(パトリック・ギルモア)からダーシー(セリンダ・スワン)という女性が経営する小さなモーテルを紹介してもらいました。
ライアンが殺したならず者とは、FBIが追っていたレイプ犯のデール・ジェームス・バロウズ(ローマン・ポドホラ)でした。FBIシアトル事務所の特別捜査官フランク・サットン(ロックリン・マンロー)はデールの死の真相について調べ始めました。
ダーシーのモーテルの部屋を借りたライアンは、ドレイク・サルガド(ダニー・トレホ)率いるバイカーギャング集団“サークル”と遭遇しました。“サークル”は銃器や麻薬の売買や地下格闘技を生業としており、暴力で町を支配していました。ダーシーの夫も“サークル”に殺されていたのです。
ドレイクの弟レックス(ノエル・G)は“サークル”の麻薬精製工場で部下からダーシーのモーテルにライアンが泊っているとの報告を受けました。モーテルに乗り込んだレックスはダーシーに宿泊者名簿を見せるよう要求、ダーシーが拒むと暴力を振るいました。モーテルに戻ってきたライアンはレックスを締め上げて車のボンネットに縛り付け、車ごと倉庫に突っ込ませて爆殺しました。
スティーヴオースティン復讐者のネタバレあらすじ:承
レックスの死を知ったドレイクは手下たちを引き連れて現場に向かいました。現場には町の保安官コール(トム・マクビース)と息子で保安官補のヘッジ(アダム・リード)が駆け付けました。ヘッジは“サークル”の方針に従うばかりのコールの姿勢に疑問を感じていました。
一方、ライアンは教会の懺悔室で自らの過去について語り、祈りを捧げてからダーシーのモーテルに戻りました。ダーシーはドレイクは全面戦争の用意をしていることを伝え、ライアンにもうこの町にはいられないと忠告しました。コールがあてにならない以上、ライアンが頼れるのは自分自身とダーシーしかありませんでした。
ダーシーはカービーの店に買い出しに出向き、その際にヘッジから情報提供を呼びかけられました。コールはレックスの件を事故として処理したがっているのです。一方、サットンらFBIもレックスの死について捜査を開始しました。
ライアンとダーシーは少しずつ打ち解けあっていきましたが、その一方でカービーは“サークル”に捕まり、地下格闘技場のドレイクの前に連れて来られ、レックスの件についての情報を吐くよう脅されました。一方、コールとヘッジはライアンの身元を調べ、彼がかつてテキサス州ダラスの警官であったことを突き止めていました。
ライアンは麻薬を満載した“サークル”のトラックを襲い、運転手を叩きのめすとトラックに火を放って爆破しました。その後、解放されたカービーはライアンの車の中を探り、中からいくつかの新聞記事を見つけました。そこにライアンが現れ、カービーはライアンに“サークル”の恐ろしさ、そして彼らが廃船同様の古いボートをアジトにしていることを教えました。しかし、その様子を“サークル”のメンバーであるクラブ(キース・ジャーディン)が監視していました。ライアンはクラブをぶちのめし、クラブは一旦撤退しました。
スティーヴオースティン復讐者のネタバレあらすじ:転
その頃、ドレイクはコールから、“サークル”のトラックを燃やしたのはライアンであるとの情報を得ていました。コールはドレイクに金で買収されているのです。一方、ライアンは“サークル”のアジトを見つけていましたが、その場に現れたヘッジから車の中に武器を隠し持っていることを指摘されました。しかし、“サークル”に買収されていないヘッジはライアンに速やかに町から退去するよう促し、武器の件は見逃すことにしました。
その夜、ライアンはダーシーに自らの過去を語り始めました。一方、ドレイクはクラブらを引き連れてカービーの家に乗り込み、かつて自分たちを刑務所送りにした警官の家族に復讐をしたことを明かしました。翌日、ヘッジは無残にも殺害されたカービーの死体を発見しました。やがてホープの町にサットンが訪れ、コールはレックスの件は偶然の事故だったと証言しました。サットンは事件の全容を明らかにするまでホープの町に留まることにしました。
ライアンはクラブらのいるビリヤードバーに乗り込み、手下たちを叩きのめすとクラブを捕らえて車のトランクに拉致しました。ドレイクは目の前でクラブを焼き殺され、“サークル”全員にライアンとの全面戦争を指示しました。
数年前の2009年、ライアンは妻のコンスタンス・マリー(レベッカ・ロビンス)と当時9歳だった息子マット・ライアン(コナー・スタンホープ)と共にホームパーティーを開いていたところ、覆面を被った4人組に襲われ、妻と子を惨殺されてしまいました。辛うじて一命を取り留めたライアンは冷酷な復讐者と化し、妻子を殺したもののうち3人の居場所を突き止めて抹殺、それ以来妻子の死に関係する全ての者たちを葬り去ることを決意したのです。
一方、サットンはヘッジに近づき、“サークル”の情報などを聞き出しました。元々“サークル”は町を守る存在でしたが、ドレイク兄弟がリーダーとなってからはすっかり犯罪に手を染める組織へと変貌していったのです。
スティーヴオースティン復讐者の結末
“サークル”は武器をかき集めて全面戦争の準備を始め、ダーシーのモーテルを包囲しました。ライアンは室内に侵入してきた“サークル”の者を数名射殺、ダーシーを連れてモーテルから脱出しようとしましたが、待ち構えていた“サークル”の者たちに叩きのめされて気絶させられ、ダーシーを連れ去られてしまいました。
翌日、ダーシーのモーテルを訪れたサットンとヘッジは“サークル”の数名の死体を見つけ、ダーシーが連れ去られたことに気付きました。ヘッジはコールに応援を要請しましたが応答はありませんでした。その後、ヘッジは保安官事務所で拳銃自殺を遂げたコールの死体を発見、サットンや警官隊と共に“サークル”のアジトのボートへと向かいました。
その頃、ライアンは“サークル”のボートで、拘束された状態でドレイクの前に連行されていました。ドレイクはライアンを殺す前にダーシーに乱暴しようとし、部下のひとりにドレイクの始末を命じました。ライアンは拘束を解いて部下を倒し、ダーシーを助け出しました。
船内で大量の麻薬を見つけたライアンとダーシーの前にドレイクが現れました。実はライアンの家族を襲撃した覆面の4人組のリーダーこそがドレイクであり、ドレイクはライアンが死んだものと思っていたのです。ライアンはダーシーを安全な場所へ逃がすと、ドレイクと1対1での殴り合いを始めました。死闘の末にライアンはドレイクを叩きのめし、ダーシーと共にその場を後にしようとしました。逆上したドレイクは鎌を手にライアンに襲いかかりましたが、ドレイクは駆け付けたサットンに射殺されました。
“サークル”の者たちは全員逮捕され、ダーシーは改めてホープの町に留まる決意をしました。ヘッジはコールの後を継いで正式な保安官となり、サットンはライアンを逮捕せず見逃すことにしました。ライアンはダーシーにどこにいるかを知らせる手紙を書くことを約束してホープの町を後にしました。
以上、映画「スティーヴ・オースティン 復讐者」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する