デス・オブ・ザ・ワールドの紹介:2013年アメリカ映画。強力なウィルスが蔓延し、医療も政府も崩壊したアメリカ。生き残った非感染者たちは、ひっそり暮らすものの略奪グループが横行し、人殺しまで始めます。森で静かに暮らすジャック一家にも略奪者たちのグループが忍び寄っていました。ウィルス感染をテーマに、略奪者たちから身を守る為に逃亡する家族を描いたサバイバルスリラーです。敵が感染者ではなく、非感染者の略奪者であるという人間同士の戦いです。
監督:アンドリュー・ロバートソン 出演者:セバスチャン・ビーコン(ラッセル)、クリス・キース(カイル)、カーター・ロイ(ジャック)、エイミー・ラトバーグ(ネル)、トラヴィス・グラント(レス)、エヴァ・グレース・ケルナー(バーディー)ほか
映画「デス・オブ・ザ・ワールド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「デス・オブ・ザ・ワールド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「デス・オブ・ザ・ワールド」解説
この解説記事には映画「デス・オブ・ザ・ワールド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
デス・オブ・ザ・ワールドのネタバレあらすじ:起
強力な威力と感染力を持つウィルスが蔓延するアメリカでは、感染者と非感染者を分け、非感染者区域を作ります。しかし感染者が続々侵入し、やがて医療崩壊、更には政府まで崩壊してしまいます。生き残った非感染者達の中には、食料を求めて、住人を殺し略奪を繰り返すグループが出始めます。
ジャック一家は森の近くの一軒家に隠れるように身を隠して暮らしています。妻のネル、喘息もちの娘のバーディ、そして病気で体の弱ったジャックの父カイルです。バーディーの誕生日は、今できる精いっぱいの御馳走を作り家族で祝います。
昼間、ジャックが食料を探しに行くためガスマスクをして家を出ます。森を抜け民家に入ると住人の男性が頭を撃ち抜かれ殺されています。すでに略奪された後ながら、少しでもと食べ物を手に入れます。
帰り道、森の近くで転倒したバイクの横に一人の男が倒れています。まだ生きていることから、ジャックは男を連れて帰ります。ネルとカイルは「何考えているの?危険だ」と拒みます。ジャックは「自分がこの立場だったらどうする」と言って家の中に入れます。男はラッセルという名で、レス率いる略奪グループメンバーでしたが、人殺しも平気でするレスに反発し逃げ出したのでした。
デス・オブ・ザ・ワールドのネタバレあらすじ:承
「足が治ったら、兄のいるキャンプに帰る」と言うラッセルにバーディーがなつきはじめます。ラッセルにもバーディーと同じくらいの娘がいたのでした。
今日もジャックは食料を求めて森を抜けます。ある民家で怒鳴り声がします。略奪グループが老夫婦を襲い、妻を射殺し夫を殴り殺しています。男たちに気づかれないように帰ってきたジャックでしたが、その後ドアをたたく音がします。ショットガンを持ったジャックとバットを持ったラッセルが追い払います。
その夜、窓ガラスを割って石が投げ込まれます。「出て行く」と言ってたラッセルをジャックが止めます。ネルは「バーディーの吸引器が後か3月分しかない」と言います。ジャックは「ここを出よう」と言い、どこに行くか話しているとバーディーが外に立っている男を見つけます。
一人はバットを持っています。略奪グループと判断し、ジャックは倉庫の車に向います。ガソリンを調べたジャックは「250km位しか走れない」と言います。
デス・オブ・ザ・ワールドのネタバレあらすじ:転
ジャックが車の準備をしていると、男がドアのガラスを割り鍵を開けようとします。すかさずカイルが斧で手を叩き切ります。これを皮切りに銃撃戦が始まります。倒れ込んだラッセルの目の前にレスが現れます。「必ず見つけると言っただろう」と言うレスをジャックが背後から射殺します。
ジャックは全員を車に乗せ走りだします。しばらく走って、夜になると山の中の倉庫に身を隠し休みます。そのころにはカイルの容体が悪化し起き上がることもできなくなってしまいます。
朝を迎え、ジャックは「カイルは後から助けに来よう。とりあえずカイルを置いて出発だ」と、カイルに水と食料を残し出発します。「兄のキャンプが近くにある」と言うラッセルの言葉を信じ、4人は途中で車を乗り捨て歩き出します。
そのころカイルは息を引き取り、二人組の男たちが水と食料を奪っていきます。やがて男たちの車は、ジャックらが乗り捨てた車を見つけ追いはじめます。
デス・オブ・ザ・ワールドの結末
ラッセルが「道に迷った」と困り果てます。夜になったことから、森の中で野宿することにします。深夜、略奪者たちが森の中に入って来ます。4人は灯を消し身を潜め朝を迎えます。
一山越えなければならないため、ジャックが水を汲みに行くと遠くに男たちを見つけます。隠れていると銃声が響きます。ジャックがかけつけるとラッセルが撃たれて倒れています。まだ息のあるラッセルに話を聞きネルとバーディーを探します。
二人は、軍服を着た2人の男に捕まっていました。男たちはネルを女として見ています。そこへジャックが銃を構えてやってきます。二人に両手をあげさせたものの、もう一人仲間がいてボウガンで胸を撃たれてしまいます。
倒れたジャックがあきらめかけた時、男たちの集団が銃撃しながら略奪者たちに襲いかかります。ジャックも倒れたまま略奪者を撃ち殺します。集団の中の男が「あんたが弟のラッセルを助けてくれたのか?」と聞きます。彼はラッセルの兄で、キャンプのリーダーでした。ジャックたちはラッセルの兄に連れられキャンプに向かったのでした。
以上、映画「デス・オブ・ザ・ワールド」のあらすじと結末でした。
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