連鎖自殺 メル友の紹介:2001年日本映画。千尋の友人の京子のメル友の舞子が、ビルから飛び降り自殺をします。その話をした京子と別れ、出会い系サイトの書き込みを見た千尋が、舞子の自殺について知りたいという真の書き込みを見て、会うことになります。自殺にはメールが関係していると分かった二人でしたが・・・という都市伝説的な内容のエロチックホラーです。『自殺サークル』に似た展開で、自殺の原因は謎のまま。何故かセクシーシーンが多くあり、不思議な作品です。
監督:坂本礼 出演者:笹原りな(千尋)、川瀬陽太(真)、工藤あきら、山崎瞳、鈴木敦子、山根豊治、中村洋二郎、樋口大輔ほか
映画「連鎖自殺 メル友」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「連鎖自殺 メル友」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「連鎖自殺 メル友」解説
この解説記事には映画「連鎖自殺 メル友」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
連鎖自殺 メル友のネタバレあらすじ:起
屋上で愛し合う舞子と彼氏。舞子は「このまま死んでもいい」と言います。彼氏が飲み物を買って屋上に戻ると舞子がヘリに立っています。そして彼氏の目の前で飛び降り自殺します。
女子高生の千尋はフラメンコダンスを習っていて、同じスタジオにいるマコトに片思いしています。その日、千尋はマコトに「誕生日だね」と言ってプレゼントを渡そうとしますが、マコトは「今はダンスしか頭にない、恋愛だの恋だのはする気はない」と言って断ります。それでも渡そうとする千尋でしたが、マコトにウザがられ先に帰られてしまいます。
渋谷で友人の京子と遊ぶ千尋は、京子からメル友の舞子の自殺の話を聞かされます。色々話しながら屋上へ行った二人でしたが、京子に彼氏のヨシヒコから電話入り帰ってしまいます。京子はヨシヒコとベッドインして楽しんでいると、千尋にメールを送ります。一人になった千尋は、そのまま渋谷をぶらつきます。
連鎖自殺 メル友のネタバレあらすじ:承
ベンチに座った千尋が”出会いの広場”の書き込みをチェックします。その中にマコトと名乗る男性からの「自殺した舞子について知っている人、連絡ください」との書き込みを見つけます。千尋は、もしや片思いのマコトでは?と思い、「私知っている、チヒロ」と書き込んで返信します。マコトは「会って話がしたい」とメールがあり二人は渋谷で待ち合わせます。
「オレンジのフリーズを着た27歳です」と言うマコトを探していると、それらしい男性を見つけます。片思いのマコトではない事に気づいた千尋がメールしようとした時、電池切れで携帯が鳴りだします。慌てた千尋はその場を走って逃げます。
携帯の充電を終えた千尋は、彼女と楽しそうに歩く片思いのマコトを見かけます。愕然とした千尋は、マコトとの待ち合わせ場所に戻ります。するとマコトが声をかけてきます。
歩きながら話をする二人でしたが、「舞子さんの自殺の理由を知っていたら教えて?」という言葉に、千尋が「私、もしかして片思いのマコトさんかと思って知っていると書いたけど知らないの、ごめんなさい」と言います。マコトの名前は、その通りの真で「君の友達でも良いから、知っていたら教えて」と言って立ち去ります。
連鎖自殺 メル友のネタバレあらすじ:転
千尋は「待って!一人にしないで」と叫びます。二人はホテルに入ります。シャワーを浴びた千尋に、真は「ゴメン、オレやっぱりできない」と言って帰ります。
京子が飛び降り自殺します。彼氏のヨシヒコが千尋を訪ね、京子の携帯のメールを見せます。ピンクの風船の話の同じ内容のメールが何通も来ています。舞子からのメールを見つけた千尋が携帯を預かります。中には「このメールには自殺願望が高まる遺伝子が組み込まれていて、何かの拍子に作動し自殺を誘発する」と書かれ、最後に「生き続けて行かなきゃならない理由が見つからない」と締めくくられています。
千尋は京子が自殺したビルの屋上へ向かいます。すると真がやってきます。真は「好きだった彼女が突然自殺したんだ。卒業したら結婚しようと約束していたのに」と言いながら、彼女との出会いから自殺までの話をします。話を聞いた千尋は「やっぱり真さんの力になれない」と言って帰ります。一人になった真は、彼女とのことを思い出します。
連鎖自殺 メル友の結末
電車で帰っていた真に千尋からメールが入ります。最後に「生き続けて行かなきゃならない理由が見つからない」と書かれていたことから、慌てて電車を降り千尋の元へ向かいます。
千尋がビルの屋上に上がっていきます。屋上には自殺した京子や舞子ら9人が待っています。笑顔で千尋を迎え入れると、千尋も嬉しそうに輪の中に入ります。そして屋上のヘリに一列に並ぶと手をつなぎます。千尋が一歩前に出た時、真が抱きかかえて助けます。「今は死なないでくれ」と叫ぶ真には、京子ら9人は見えていません。
ホテルに入った二人は愛し合います。深夜ホテルを出ると、21世紀へのカウントダウンが始まっていました。渋谷の街は歓喜に包まれけが人まで出ています。ビルの屋上で21世紀の夜明けを迎えた二人。千尋にメールが入ります。中身は幸せになれるチェーンメールで、千尋と真は顔を見合わせ安心したのでした。
以上、映画「連鎖自殺 メル友」のあらすじと結末でした。
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