レザボア・ドッグスの紹介:1991年アメリカ映画。クエンティン・タランティーノの監督デビュー作。低予算ながら反響を呼び、次作「パルプ・フィクション」でのブレイクにつながった。カルト監督として知られるモンテ・ヘルマンが製作総指揮を担当している。
監督:クエンティン・タランティーノ 出演:ハーヴェイ・カイテル(ミスター・ホワイト)、ティム・ロス(ミスター・オレンジ)、マイケル・マドセン(ミスター・ブロンド)、クリス・ペン(エディ・キャボット)、スティーヴ・ブシェミ(ミスター・ピンク)
映画「レザボア・ドッグス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「レザボア・ドッグス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
レザボア・ドッグスの予告編 動画
映画「レザボア・ドッグス」解説
この解説記事には映画「レザボア・ドッグス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
レザボア・ドッグスのネタバレあらすじ:1
ロサンゼルスのダイナーで8人の男たちが、マドンナの「ライク・ア・ヴァージン」に関する無駄話に耽りながら朝食を取っています。そのうちの6人は喪服のような黒いジャケットと黒いネクタイ姿。この6人はそれぞれ、ホワイト、オレンジ、ブロンド、ピンク、ブルー、ブラウンと色の名前でお互いを呼び合っています。あとの2人はジョーとエディのキャボット親子。8人はダイヤモンド強奪を計画していました。
レザボア・ドッグスのネタバレあらすじ:2
計画は朝食後に実行。ダイヤモンドは手に入りましたが、オレンジが撃たれてしまいます。彼とホワイトは人気のない倉庫へ到着。ここで全員が落ち合うのです。オレンジは病院へ連れてゆけと懇願しますが、ホワイトは拒否。そこへピンクが姿を見せ、「この強奪計画は警察のおとり作戦だった」と言い出します。彼の犯罪者としての経験では、警察がやってくるのが早すぎたのです。ブラウンは死亡、ブルーとブロンドは行方不明でした。
レザボア・ドッグスのネタバレあらすじ:3
ブロンドは無関係な人間数人を撃ち殺しており、ホワイトは「あんなクレイジーな奴を雇いやがって」と、計画の立案者・ジョーを非難。やがてそのブロンドが倉庫へやってきます。彼はナッシュという若い警官を拉致。ここまで連れてきていました。ホワイトとピンクはこれがおとりだったのか知ろうと、ナッシュを拷問。そこへエディが到着し、逃走途中で隠したダイヤモンドを取り戻すように命じます。
レザボア・ドッグスのネタバレあらすじ:4
ブロンドと怪我をしたオレンジ、それにナッシュだけが倉庫に残され、サディスティックなブロンドは尋問そっちのけでナッシュをいたぶり、彼の耳をカミソリで切り落としてしまいます。さらにナッシュの全身にガソリンを浴びせ、そのまま火をつけようとしたところへ、床に臥せっていたオレンジがブロンドを撃ち殺します。オレンジはナッシュに自分がおとり捜査官だと説明。もうすぐ警察もやってくる予定でした。
レザボア・ドッグスの結末
エディたちが帰ってくると、オレンジはブロンドが裏切ったと説明。エディはナッシュを撃ち殺し、オレンジの説明が嘘だと見抜きます。そこへジョーが到着、自らオレンジを殺そうとしますが、オレンジを信頼するホワイトはジョーへ銃を向けます。エディはそれを見て、ホワイトの頭を銃で狙うことに。三すくみの状態となり、やがて3人とも銃を発射。ジョーとエディは死亡。ホワイトも重傷を負います。結局ピンクがダイヤモンドを持って逃走。オレンジが自分が警官だということを明かしたため、裏切られたホワイトは彼を殺そうとしますが、そこへ警察がやってきます。降伏するように警官が声をかけるなか、倉庫内では銃声が響き渡るのです。
以上、映画「レザボア・ドッグス」のあらすじと結末でした。
「レザボア・ドッグス」感想・レビュー
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タランティーノ監督デビュー作品。脚本はデニーズでコーヒー一杯で粘って書いたという話を聞いたことがありますが、映画もいいですが彼のキャラクターも映画好きには共感できるツボが沢山あり最高です。演技ヘタなのに自ら出演して「ライク•ア•バージン」の講釈垂れて後日マドンナ本人から意味を滅茶苦茶取り違えてるとお叱りを受けたとか、マヌケで本当に可笑しいです。ハーヴェイ•カイテルの強面もギャング役にぴったりはまっています。
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とにかく登場人物がかっこいいです。本名を隠すためにホワイト、オレンジ、ブロンド、ピンク、ブルー、ブラウンと呼び合うのですが、ブラックは奪い合いになって喧嘩になるから使わせないという会話に一捻り入れるのがタランティーノっぽくて面白いところです。
Mr.オレンジやMr.ピンクなど互いを色の名前で呼び合っている、強盗犯らがキュートに見えました。また朝食のシーンでは、だらだらとしたオタクトークが続いた後、チップを払うの払わないので揉めるなんて!こんな犯罪映画観た事ありません。タイトルバックが出た後は、散らばって逃げるメンバー達の姿に釘付けでした。スリリングな展開、裏切り者がいるという設定、全てが素晴らしいと思います。