サラリーマン専科の紹介:1995年日本映画。日向化学工業に勤める石橋万作には、妻と子供以外に同居する弟の淳司がいました。ある日、淳司が迷子の犬を連れてきて、翌日飼い主に返し、飼い主と仲良くなりますが、その飼い主が日向化学工業の社長であったことから会社と家庭で巻き起こる騒動を描いたコメディ映画です。
監督:朝原雄三 出演者:三宅裕司(石橋万作)、加勢大周(石橋淳司)、西村晃(日向興三郎)、田中好子(石橋ふみ子)、裕木奈江(良子)、田中邦衛(魚幸の主人)、斎藤陽子(矢島ひとみ)、三東康太郎(石橋勇太)ほか
映画「サラリーマン専科」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「サラリーマン専科」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「サラリーマン専科」解説
この解説記事には映画「サラリーマン専科」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
サラリーマン専科のネタバレあらすじ:起
石橋万作は日向化学工業の庶務課に努めるサラリーマンで、家には妻のふみ子と娘の奈津、息子の勇太、そして万作の弟の淳司の5人が住んでいました。万作の両親は早くに亡くし、それ以来、弟の淳司の面倒を万作が見ていました。
ある日、勇太が淳司の飼い犬の太郎を散歩中に、太郎が車にはねられ死んでしまいました。太郎が心のよりどころの淳司はお通夜をし、葬式まであげました。こんな淳司に兄の万作は、早く自立してほしいと思っていました。悲しみに暮れる淳司が一人で屋台で呑んでいた時、一匹のゴールデンレトリバーが近寄って来ました。犬好きの淳司は首輪に連絡先が書かれてあったので、迷子犬とわかり、自宅に連れ帰りました。すると万作は必ず飼い主に届けろと言い聞かせました。
サラリーマン専科のネタバレあらすじ:承
翌日、淳司は電話した飼い主の家に届けました。家の奥さんが、もうすぐ主人が帰るから待ってくれ、と言いました。やがて初老の主人が帰って来ました。犬の名はバロンで、姪が飼っているが、家を空ける時が多いので面倒見ていると言いました。バロンに叱るだけの主人に対し、淳司はバロンへの接し方を教え、飼い方を教えました。すっかり仲良くなった淳司は昼食を御馳走になり、夕方帰路につきました。この家の表札は日向でした。
家に帰って、バロンの飼い主の名刺を見た万作は絶句しました。万作の勤める会社の社長でした。そんなことも考えず行動した淳司を叱りました。翌日、出社した万作はエレベーターで社長と側近らに鉢合わせになりました。社長は側近に犬の飼い方を青年に習って勉強になったと話していました。その日も淳司は社長に呼ばれ、バロンと接しました。
サラリーマン専科のネタバレあらすじ:転
会社で万作に社長から呼び出しがかかりました。淳司が話してくれたことで、社長直々にお礼を言ってくれました。和やかに社長と話をし、万作は生まれ変わったように元気になりました。その後、社長から週末の連休に軽井沢の別荘に行ってくれと頼まれ、万作夫婦、淳司、バロンで別荘に行きました。
楽しい週末を過ごす予定でしたが、突然社長から電話がかかり、ゴルフ場が近くなので、今夜は別荘に泊まると言い、別荘に社長と姪でプロゴルファーのひとみ、社長の友人の香西夫妻がやって来ました。たちまち万作とふみ子は接待係に変身しました。夕方から翌朝まで接待しどうしでした。その間、ひとみは淳司の純粋さに魅かれ始めていました。帰り際、今度また会ってねと淳司に言いました。万作らはもう一泊する予定を取りやめ、午後帰宅しました。
サラリーマン専科の結末
人事異動のうわさ話をしている時、万作は社長に呼ばれました。ひとみが淳司と結婚したいと言っているという事でした。万作は早速帰宅し、御馳走を構え、帰ってきた淳司に話すと、淳司はひとみとの結婚を断りました。怒る万作をふみ子が制止し、淳司に聞くと好きな女性がいると言いました。そして家を飛び出し、近所の魚屋の魚幸の娘の良子にプロポーズしました。良子は返事もせず2階へ駆け上がりました。見ていた魚幸の親父は淳司に2階へ行って返事を聞いて来いと言いました。淳司はいわれるがまま2階に上がりました。
月日がたち、結婚式が行われていました。新郎は淳司で新婦は良子でした。来賓のあいさつは日向社長でした。社長は淳司を褒め、万作を褒めました。淳司は新郎の席で立ちあがり、万作に頭を下げました。
以上、映画「サラリーマン専科」のあらすじと結末でした。
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