昼下がりの甘いパイの紹介:2020年カナダ映画。亡くした夫の”やりたいことリスト”を実行していた女性が妻を亡くした医師と出会い、戸惑いながらも人生の次へのステップに踏み出すまでを描いた大人のラブ・ストーリー。
監督:モニカ・ミッチェル 出演:ジュエル・ステイト(サラ)、トラヴィス・ミルン(ライアン)、ステファニー・ベネット(マギー)、クリス・マクナリー(テディ)、ほか
映画「昼下がりの甘いパイ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「昼下がりの甘いパイ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「昼下がりの甘いパイ」解説
この解説記事には映画「昼下がりの甘いパイ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
昼下がりの甘いパイのネタバレあらすじ:起
9か月前に夫スコットをガンで亡くし、その死を受け入れることができずにいたサラ(ジュエル・ステイト)は、スコットが生前に書いた”やりたいことリスト”を週に1つずつ実行、その1番目”書店を持つこと”を実現するため保険金で物件を手に入れ、スコットの妹のマギー(ステファニー・ベネット)とともに開店に向けて準備中だった。
ある日、サラはリストの1つ”スクーターに乗る”を実行中、手を骨折し救急医療を受診。そこで医師ライアン(トラヴィス・ミルン)に出会う。彼もまた1年前に妻ハーパーを交通事故で亡くしており、墓参で偶然再会した2人は生前ハーパーが好きだったというパイのおいしいカフェで時を過ごす。
同じ境遇で気兼ねなくパートナーとのことを話し合える気楽さから、2人は毎週日曜日の同じ時間にカフェで会うことにする。
昼下がりの甘いパイのネタバレあらすじ:承
一方、マギーは恋人のテディ(クリス・マクナリー)からプロポーズされ喜んだものの、まだ立ち直れていないサラを思いやって彼女に報告することができない。
そんなマギーを理解していたテディだったが、なかなか先に進もうとしない彼女に、やがて苛立ちを感じるようになる。
サラとライアンは2人でリストを実行するようになっていた。ライアンの患者で結婚式を予定していたエリーとネイトの老カップルとともに、サルサのダンスレッスンに励んでいた2人は、レッスンの最終日発表会でダンスの成果を披露すると初めてキスを交わす。前向きな気持ちになったサラは置きっぱなしだったスコットの荷物を片付け始める。
昼下がりの甘いパイのネタバレあらすじ:転
そんな中、テディに会ったサラは、彼からマギーと婚約したことを聞き喜ぶが、マギーがサラを気遣って1周忌が済んでから報告するつもりだったと聞いたサラは、まだ夫を失ってから1年も経っていなかったことに気づいて愕然とし、ライアンにまだ早いのだと別れを告げる。
スコットの1周忌、その日はエリーとネイトの結婚式でもあった。サラは結婚式を欠席しマギーとともにスコットの墓参に訪れていた。
その後、サラはマギーにスコットのリストを実行していたこと、ライアンのことを打ち明ける。今後もリストを実行するつもりだったサラは、マギーから自分のやりたいことを実行すべきだと言われてライアンの存在の大きさに気づき、結婚式の会場へ向かう。
昼下がりの甘いパイの結末
マギーは自分も兄への悲しみから抜け出せていなかったことをテディに打ち明け、改めて彼との結婚を受け入れる。
サラが結婚式場に着くとライアンが乾杯のスピーチをしていた。彼はサラを目にすると、愛する人を失ってもまた愛には出会うことができる、物語は終わりではなく次のチャプターが始まるのだと話す。
スコットを忘れる罪悪感にとらわれていたサラはライアンの言葉に救われる。
いよいよ書店の開店日、サラはスコットのリストを額に入れ、多くの友人らの前で開店のあいさつに立った。書店の名前は”ネクスト・チャプター”。
サラとライアンにも次のチャプターが始まっていた。
以上、映画「昼下がりの甘いパイ」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する