デッド/エンドの紹介:2013年カナダ映画。親友同士だったミッチェルとカーターが車で砂漠を走っていました。寝るだけのミッチェルに、カーターは車が故障したと言って嘘をつき、昔のように話そうとします。しかし本当に車が故障し、ふとしたことで大喧嘩となった二人でしたが、喧嘩のあと、生きて帰るために歩きはじめます。そして二人の運命は…という内容のサスペンス映画です。
監督:ケビン・ゴーツ、マイケル・ゴーツ 出演者:ジョシュ・デュアメル(ミッチェル)、ダン・フォグラー(カーター)ほか
映画「デッド/エンド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「デッド/エンド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
デッド/エンドの予告編 動画
映画「デッド/エンド」解説
この解説記事には映画「デッド/エンド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
デッド/エンドのネタバレあらすじ:起
カーターは親友ミッチェルを車に乗せて砂漠の道を走っています。道中眠りっぱなしのミッチェル。途中でカーターが車を停めて、故障したと言ってミッチェルを起こします。エンジンがかからず、携帯の電波もない事から、通りかかる車を待とうと言うカーターに対し、脚をけがしているミッチェルでしたが、電波のあるところを探そうと小高い丘に上がります。
しかし丘の上も電波が無く、あきらめていると、1台の車が通りかかります。慌てて降りていったミッチェルが声をかけ、車に乗せてもらうことになりますが、カーターがその必要はないと言い出します。
実は、親友同士として昔のように話をしたかったカーターが、ケーブルを抜いて車の故障に見せかけていたのでした。怒ったミッチェルが文句を言いだすと、カーターがミッチェルの妻ジョアンの悪口を言い出します。
そして「ジョアンのせいで、音楽もやめて友人も捨てた」と説教を始めます。この話に引け目を感じたのか、ミッチェルは黙り込みます。
デッド/エンドのネタバレあらすじ:承
いざ出発しようとカーターがセルを回しますが、エンジンはかかりませんでした。ボンネットを開けて何度もケーブルをつなぎ直してセルを回しますが、しまいに煙が出始め、完全に故障してしまいます。
言い争いをした後、カーターは車の中、ミッチェルは車の外にいましたが、夜の砂漠の寒さに耐えられず、ミッチェルも車に乗り込みます。そしてミッチェルが、実はモヒカン刈りにしたかったことを告白すると、カーターが「やってやる」と言ってミッチェルをモヒカンにします。そして二人はそのまま眠り始めます。
翌朝、老女が車で通りかかります。カーターが話をしていると、ミッチェルが強引に車に乗ろうとします。ミッチェルのモヒカン頭を見た老女は恐怖を感じ、急発進させて逃げ出しました。
カーターは「勝手に乗ろうとするな!」と怒り、二人はケンカになります。力尽きるまでケンカをし、ミッチェルが目覚めると、カーターが死んでいました。傍らには割れたミッチェルの携帯が落ちています。
ミッチェルは砂漠に穴を掘ってカーターを埋めようとしますが、カーターが起き上がります。その穴を見て『オレを殺そうとしたな!』とカーターが怒り、その場からいなくなってしまいます。
デッド/エンドのネタバレあらすじ:転
夜になり、ケンカで車の窓を割ったため、車内は寒く、ミッチェルは穴に入って眠ります。すると寒さに耐えられなくなったカーターも戻って来て、穴に入ります。翌朝、レッカー車が通りかかるも、二人は力尽きていて起き上がることが出来ませんでした。
3日目は動かずにずっと待っていたものの、車は1台も通りませんでした。夜になり、ミッチェルが地図を見て、近くに何かあると言って無理やりカーターを起こして歩きはじめます。しばらく歩くと、朝になり昨日のレッカー車が再びやって来ます。
遠くに見えるレッカー車に大声で叫ぶミッチェルでしたが、レッカー車は音楽をガンガンにかけていて、運転手には聞こえませんでした。そしてレッカー車はカーターの車を引いて走って行きました。
4日目の夜は砂漠で過ごし、オオカミが食っていた獣の肉を奪い取ります。5日目の朝、丘を超えると電線が見えます。電線をたどれば家があると思ったミッチェルは、カーターを急かして歩きはじめます。しばらく歩くと、工場跡のような廃屋がありました。二人はタンクに入った水をがぶ飲みします。
デッド/エンドの結末
この後のために、バケツに水を汲んで歩きはじめます。するとミッチェルの携帯電話が鳴ります。割れた携帯電話に出た二人は、救急車に救助されました。
病院にジョアンがかけつけます。退院したミッチェルは、自宅の離れにカーターを住まわせます。文芸家のはしくれのカーターは、良い環境で書けると喜びます。
モヒカン頭のまま出社したミッチェルは会社を辞め、音楽の道に進むと言って、当面、妻ジョアンの実家に行ってから金が尽きるまで旅に出ると言って、ジョアンと息子を連れて出発します。
何もかもうまくいき始めたミッチェルは、ジョアンの実家で深夜に目覚め、カーターに電話をします。そしてカーターに砂漠の事が頭から抜けないと言います。そして励ましの言葉をかけるカーターとの電話が突然切れました。携帯を見ると、砂漠で割れたはずの携帯が綺麗になっています。
洗面台に携帯を置くと、電話が鳴りはじめました。しかし携帯は割れています。そしてミッチェルは気づきました。それは…、あの工場跡のような廃屋で死ぬ前に見ていた幻覚だったのです。
砂漠で横たわる二人に、無情にも携帯が鳴っていました。
以上、映画「デッド/エンド」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する