黄金の七人の紹介:1965年イタリア映画。スイスのジュネーブの銀行にある最新式の大金庫に保管された7トンの金の延べ棒を、教授をリーダーとした6人の男と1人の女が絶妙な計画のもとに盗み出します。しかし仲間割れの末に金塊はどうなるのか、ルパン三世に影響を与えたと言われている映画です。
監督:マルコ・ヴィカリオ 出演:ロッサナ・ポデスタ(ジョルジャ)、フィリップ・ルロワ(アルベール教授)、ガストーネ・モスキン(アドルフ)、ガブリエレ・ティンティ(アルド)、モーリス・ポリ(アルフレッド)、マヌエル・サルツォ(アルフォン)、ジャン・ピエロ・アルベルティーニ(アウグスト)、ダリオ・デ・グラッシ(アンソニー)、ホセ・スアレス(銀行の頭取)他
映画「黄金の七人」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「黄金の七人」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「黄金の七人」解説
この解説記事には映画「黄金の七人」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
黄金の七人のネタバレあらすじ
スイス、ジュネーブの銀行にある最新式の大金庫には、7トンの金の延べ棒が収められています。それを強奪する計画が、現在実行されています。道路にはガス工事の車が大きな音をたてて停まっています。ジョルジャが隠し金庫の取引を偽り、金庫室に案内されます。そこで、発信機を取り付けて、金庫の位置を仲間に知らせます。その後で、6人分のニセパスポートを用意しに出かけます。男の一人アドルフが教授にガス管と水道の貯水溝の位置を確認しています。彼らは、ガス工事関係者に化けて、ガス管を止めてそこを通り、貯水池を潜って金庫の真下に入ったのです。底から穴を開けるために専用ドリルを使用するのですが、かなり大きな音が出ます。それをごまかすために地上で車のクラクションを鳴らしたままにします。その間に、大胆にも金庫の底に穴をあけて、中に入ったのです。次に電話回路を遮断して、電話工事人に化けて銀行内に入り、電話近くに盗聴器を仕掛けます。金の延べ棒をバキュームで吸い取り、地上の車の中に移動させます。
黄金の七人のネタバレあらすじ:トラブル発生
教授と現場の仲間の無線によるやり取りをアマチュア無線家に傍受されてしまいます。どこかの銀行が襲われていると警察に連絡があったので、銀行が順番に調べられます。この銀行にも警察が来て、一度金庫をあけますが、カモフラージュに騙されて帰って行きました。金の延べ棒の強奪は成功しました。
黄金の七人のネタバレあらすじ:計画、成功
ジョルジャが再び銀行を訪れて、発信機を回収します。その時に銀行の頭取が案内をして、今日で退職して、のんびり暮らしますと話します。電話工事人に化けた者が、教授に連絡して電話回線を復活させます。盗聴器を回収して計画終了です。
黄金の七人のネタバレあらすじ:教授の裏切り
ジョルジャが教授に分け前はどうなるのか尋ねると、私が3トン半、君が3トン半と答えます。ジョルジャが後の6人は?と尋ねると、教授はゼロと微笑します。6人は偽パスポートが疑われて飛行場で警察に捕まえられて、足止めされています。これも教授の計画の内です。教授が、6人が探し出した時の言い訳を話します。金の延べ棒を一度イタリアの倉庫に送るのですが、輸送の手続きミスで、メッキ工場に送られて真鍮として混ぜられてしまったことにするのだそうです。
黄金の七人のネタバレあらすじ:ジョルジャの裏切り
ジョルジャの後ろから銀行の頭取が出てきます。ジョルジャと頭取が組んで教授を裏切ったのです。教授には、他の者に話をしたら6通の手紙に教授が騙したことを書き、もう一通は警察に送ると脅します。そして、教授に睡眠薬入りの注射をして眠らせます。イタリアに着いて、ジョルジャたちが金の延べ棒を取りに行くと、もうメッキ工場に送ったと言われてしまいます。慌ててメッキ工場に向かいましたが、もう混ぜてしまったと係員から言われて、がっかりします。ジョルジャと頭取はそのまま罵り合って別れてしまいます。6人との待ち合わせにジョルジャが来て、メッキ工場で混ぜられてしまったことを話し、教授はショックでどこかに行ってしまったと報告しました。
その後、ジョルジャは教授のいる部屋に入って来て謝ります。教授は何食わぬ顔をして、君はそういう女だと微笑します。牧師に化けた教授とジョルジャがホテルから出て行くのを仲間の一人に見られてしまいます。そして教授とジョルジャの乗った車の後を6人が尾行します。教授は駐車場で停まり、とめてあったトラックのドアを開きます。そこには金の延棒がびっしりと入っていました。ジョルジャも驚き大喜びします。そのトラックを運転して走ると、6人の車に気がつきます。トラックを止めて、教授がみんな忘れて、分配しようと話している時に、誰も乗っていないトラックが坂を下ります。
黄金の七人の結末:くたびれ儲け
慌てて、みんなで追いかけますが、ガードレールにぶつかって、ドアが開き金の延棒が外に出てしまいます。それを見て、町の者は大パニックになり、金の延べ棒の奪い合いになります。6人は必死で止めさせようとしますが、近寄ることもできません。そして、騒ぎで警察が来て、お前たちの物か?と聞かれますが、違うとしか言えません。皆、呆然と見ているだけです。6人はまた他の計画を立てればいいと言いますが、教授は嫌だと断ります。しかし、ラストシーンは新たな計画を実行しているところで映画が終ります。
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