新・黄金の七人 7×7の紹介:1968年イタリア映画。黄金の七人シリーズ前2作からメンバーが一新されたコミカルな犯罪アクション。わざと刑務所に入った強盗たちが、看守や囚人たちがサッカー中継に夢中になっている間にこっそりと脱走する。彼らの計画は造幣局に侵入して紙幣を刷り上げようというものだった。“黄金の七人”シリーズ第3弾。
監督:ミケーレ・ルーポ 出演:ガストーネ・モスキン(ブレイン)、ライモンド・ヴィアネッロ(ボドーニ)、ゴードン・ミッチェル(ビッグベン)、ポール・スティーブンス(ビンゴ)、ネノ・ザンペルラ(バナナス)、テオドール・コラ(ブリッグス)、デューリ・フェッロ(バーナード)、ライオネル・スタンガー(サム)他
映画「新・黄金の七人 7×7」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「新・黄金の七人 7×7」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「新・黄金の七人 7×7」解説
この解説記事には映画「新・黄金の七人 7×7」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
新・黄金の七人 7×7のネタバレあらすじ
ロンドンの刑務所でサッカー英国杯の決勝戦のテレビを見せろと囚人たちがハンガーストライキを起こす。所長は、すぐに監房に戻れと命令するが、ブレイン・ボトーニ・ビッグベン・ビンゴ・バナナス・ブリッグスの6人は最後までハンストを実行して医務室に送られる。他の囚人は抵抗をやめたので、明日のサッカー英国杯のテレビ鑑賞は許された。6人は体力が戻るまで医務室に入れられて、回復後は、25日間懲罰房の罰を受けることになった。
新・黄金の七人 7×7のネタバレあらすじ:刑務所脱走
次の日、決勝戦の時間が近づくと、テレビを見るために担当医はバーナードに後を任せて医務室を出ます。6人は素早く行動を起こします。ブリッグスが隠しカメラの電源を切ります。ブレインは映写機で映像を写し、隠しカメラのスイッチを入れて自分たちが医務室にいるように見せかけます。試合時間は1時間45分、その間に実行しなければいけません。バーナードを医務室に残して、ブレインたちはダッシュボードから医務室を脱出しました。
新・黄金の七人 7×7のネタバレあらすじ:トラブル発生
地下室で服を着替えていた時、ダッシュボードからサムが降りてきて、皆は驚く。サムは脱獄計画に勘づいて、睡眠薬を入れたお茶を飲まなかったのだ。計画をやめようと考えたが、こんなチャンスは二度とない、仕方なくサムを連れて実行することになる。ブレインたちはゴミ処理場から、下水道に入り、刑務所から脱走した。サムに着替えの服を渡す。サムに医務室と同じ部屋で受刑服を着た映像を写して脱獄したことに気づかれてしまう。サムはそのまま自分だけ逃げようとするが、皆に連れて行かれる。バスに乗り込み、バナナスが製糸工場に忍びこみ、電話回線をバスの通信機に渡し、工場の火災報知機を鳴らす。工場から火事の電話を受けたブリッグスはすぐに消防車を送りますと答えて、消防員に化けたブレインとビッグベンとビンが警備員を閉じ込めます。
新・黄金の七人 7×7のネタバレあらすじ:本物の紙幣の印刷
盗み出したロール紙に透かしがあるのに気づいたサムは「偽札でも作るのか?」と言うと「本物を作るんだよ、紙幣の印刷所でな」と言われて驚く。サムが「俺は刑務所に帰る」とビビると「俺たちも帰るよ。脱走に気づかれる前にな」と聞かされる。最高のアリバイだろうと説明される。サムは初めて紙幣の印刷計画を実行する為に刑務所にわざわざ入り脱走したことを理解する。ブレインたちは、印刷局の屋上に忍びこみます。警備員たちはサッカー中継を夢中になって見ているので気づきません。ブリッグスが警報装置と高圧電流の電源を切ります。エレベータで地下の印刷室に入ります。防音が効いた地下で印刷機が動きます。
新・黄金の七人 7×7のネタバレあらすじ:2回目のトラブル
紙幣の試し刷りをして、確かめているとサムがポンド紙幣なんか刷ると終身刑になるぞとパニックになります。暴れたサムは機械に手を挟まれます。その時にインクの調整が少し狂います。印刷紙がいくらか無駄になるが、手は抜けます。ブレインたちは、急いで紙幣の印刷を始めます。200万まで行くと発作が起きると怒鳴り発作を起こして倒れます。紙幣をバスに積み込んで、サムをどうするか相談します。死体をこのまま放置すればバーナードに迷惑がかかるということで、死体を連れて刑務所に帰ることになります。紙幣を隠して、石炭トラックに隠れて刑務所に戻るのですが、サムの死体が石炭に埋もれてわからなくなります。なんとか見つかりますが、サッカーの試合終了1分前です。もう駄目かと思った時に、試合終了直前に同点ゴールが入り、試合は延長戦になります。試合終了直前に医務室に戻ることが出来ました。喜んで、懲罰房に向かうブレインたちの前に、やあ諸君とサムが出てきました。サムは蘇生していたのです。彼らに友達は宝物だ。君たちのことは忘れないよと言いました。
新・黄金の七人 7×7の結末:重大なミス
ブレインたちが出所して来るのをサムが迎えていました。殺そうかと相談しますが、これまで黙っていてくれたのだからと仲間に入れることにしました。ブレインたちは隠していた紙幣を見て、大喜びです。この金を何に使うか、各々語ります。その時、急にボドーニがサムのせいだと声を出します。サムが腕を挟まれた時に急いでインク交換をしたので、特殊インクでなく、普通のインクで刷ってしまった。空気と光に当たると印刷の色が変わってしまう。30分ぐらいで色が変わる。使ってしまうにも、今日は日曜日だ。銀行も店も賭博場も休みだ。200万ボンドが全てパーだ。3年がかりの計画が、このばかやろうの為にとサムをにらみつける。サムは「俺は善人だ」と言いながら逃げていく。ブレインが「紙幣を狙ったのが間違いだったんだ」と言い、紙は色あせたり破れたりする。宝石は違う、次はダイヤの計画を話す。皆は乗り気で、また刑務所に入ることにした。軽い罪は何かとなり、自動車泥棒をする。その頃、サムも自動車泥棒をして捕まっている。7人が護送車に乗ろうとしたとき、先にサムが乗っていたので、唖然とする。サムは「諸君、また何かたくらんでいるな、仲間にしてもらうぜ、今度は俺がボスだ。取り分は50パーセントだ」と言い放つ。7人は互いの顔を見てうんざりしてしまうのだった。
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