デビルシャークの紹介:2015年アメリカ映画。13歳の子供を虐待死させた修道女のリンダ・ブレアが、悪魔のサメに操られ、サメに人を与えるようになります。1年後、湖に遊びに来た若い女性のアリが、サメの悪霊に憑依されます。次々人間をサメに襲わせるアリの悪魔祓いをするためマイケル神父がやってきましたが…という内容の『悪魔のサメvsエクソシスト』という内容の超低予算オカルトホラー映画です。過度な期待は禁物でZムービーマニア向けの1本です。
監督:ドナルド・ファーマー 出演者:アンジェラ・ケレック(アリ)、ボビー・ケレック(マイケル神父)、チャニング・ドッドソン(エミリー)、マディソン・コーニー(ローレン)ほか
映画「デビルシャーク」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「デビルシャーク」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
デビルシャークの予告編 動画
映画「デビルシャーク」解説
この解説記事には映画「デビルシャーク」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
デビルシャークのネタバレあらすじ:起
リンダ・ブレアは、修道女でありながら13歳の子供を虐待して死なせたことで指名手配されていました。逃亡中のブレアがパリス・ランディングの湖畔にいると、一人の女性がブレアを見つけて猛抗議をし始めます。
ブレアはナイフで女性を刺殺。そして湖に投げ込み、祈りを捧げて何かを呼んでいました。ブレアは自分自身が悪魔に憑依され、サメの姿をした悪魔を呼び寄せていたのでした。
1年後、エミリー、ローレン、アリの3人の女性が、パリス・ランディングの湖に遊びに来ました。湖畔に着くとエミリーとローレンは日焼けをしに行きますが、アリは恋人のボビーに電話をしていました。
電話に出ないボビーにイラついたアリは、水着になり湖で泳ぎ始めます。その時、悪魔のサメが近寄り、アリに襲いかかります。そのころエミリーは、ボビーをアリから取ったローレンを責めていました。
デビルシャークのネタバレあらすじ:承
アリの叫び声を聞き、駆けつけたエミリーとローレンは、脚をサメに噛まれて湖畔で倒れているアリを見つけて病院へ運びます。アリの回復力は早く、傷跡すらなくなっていました。
湖では霊能力TV番組のナンシー・チェイスが取材に来ていました。すでに3人の死者が出ている中、ナンシーは湖畔で降霊を始めます。
一方、退院したアリはサメに襲われた湖に向かっていました。途中、4WDの車をヒッチハイクし、運転手を挑発して湖畔に着きます。アリは水着になり湖に入り、男を呼びました。アリの体目当ての男も湖に入りますが、アリが念じると悪魔のサメがやって来て男を襲います。
湖の周りでは、降霊術などをやりだす女性たちが溢れはじめます。TV局のナンシーも、降霊術でおかしくなり、TVクルーは帰ってしまいます。そのナンシーの降霊がイカサマだと思っている女性ジャーナリストも来ていました。
デビルシャークのネタバレあらすじ:転
女性ジャーナリストはナンシーを見つけ、嘘を暴こうとしますが、悪霊に憑依されたナンシーに襲われてしまいます。
女子大生がサークルの入会試験だと言って、湖で2人の新入会員を泳がせようとしていました。事件の事を思い出して怖がる二人でしたが、悪魔のサメは桟橋で見張る先輩学生に襲いかかります。
エミリーたちのもとへマイケル神父がやってきました。神父は外出中のアリの様子を聞いていました。エミリーはアリがサメに襲われた事や、傷跡が綺麗に治った事、そしてアリの様子がおかしい事などを話します。マイケル神父は、あのサメは普通のサメじゃないと言って、アリを探しに行くことになり、エミリーを車に乗せて走り出しました。
アリは遊園地で、仲良くデートするローレンとボビーの後を付けていました。
デビルシャークの結末
マイケル神父らも遊園地に着き、アリを探しますが、アリはボビーに化け物のようになった歯で噛みつきます。マイケル神父がアリを見つけ、エミリーも手伝ってアリを木に縛り付けます。マイケル神父は悪魔祓いをすると言って儀式を始めますが、あっさりアリに噛まれ、悪魔に憑依され、エミリーに噛みつきます。
湖の湖畔に再びブレアが現れました。ビキニ姿の女をナイフで刺殺し、湖に放り込むと、ナイフの血を舐めながら『悪魔万歳』と叫びます。その時、ビキニ女が湖から這い上がって来てブレアを湖に引き込みました。
ヨットハーバーにはマイケル神父に噛まれたエミリーがいました。ローレンが話しかけるも、エミリーは何も言わず湖に飛び込みます。すると湖から悪魔のサメがジャンプして、ローレンに襲いかかりました。
以上、映画「デビルシャーク」のあらすじと結末でした。
B級ならぬZ級映画としてある意味有名な本作。本筋と関係ないシーンが多すぎたり、サメ映画なのにサメがほとんど出てこなかったり、やたらと嘔吐シーンが多かったり……。
「チープな映画が好きだけど、もっと刺激が欲しい」という方にはお勧めです。新しい扉が開かれる事でしょう。
余談ですが、数少ない捕食シーンは「ロスト・ジョーズ」という別作品の使いまわしだそうです。