フランケンジョーズの紹介:2016年アメリカ映画。1942年にドイツで行われていたフランケンシュタイン実験から押収した生きた心臓と脳を、現代でも生かし続けて人造サメを作る実験をしている男がいました。男は観光地であるカッツコーブにサメを放ち、人を襲わせていました。休暇でやってきたマッジら3人は、おりしもその実験室を見つけてしまい…という内容の超低予算でチープ映像のホラー映画です。
監督:マーク・ポロニア 出演者:グレタ・ヴォルコヴァ(マッジ)、ケン・ヴァン・サント(デューク)、ジェームズチャールズ(スキップ)、タイタス・ヒムルバーガー(クープ)、ジェフ・カーケンドール(クラウス)ほか
映画「フランケンジョーズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「フランケンジョーズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
フランケンジョーズの予告編 動画
映画「フランケンジョーズ」解説
この解説記事には映画「フランケンジョーズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フランケンジョーズのネタバレあらすじ:起
1942年ドイツ。フランケンシュタインの実験をしていた研究室に、ナチスの親衛隊がやって来ました。「ヒトラーの許可なしでやっている実験のため、フランケンシュタインの心臓と脳をもらっていく」と言って博士らを射殺し、潜水艦で去って行きます。やがて潜水艦はアメリカの海岸近くで、奪った心臓と脳を何者かに渡しました…。
現代、カッツコーブでは海上警察のデュークが、ボートに乗っていて行方不明になった3人を探していました。見つかったのはライフジャケットだけで、「このままいくと観光シーズンに影響が出る」と嘆いています。
休暇を楽しむマッジ、クープ、スキップの3人は、行先のカッツコーブで3人が行方不明になっているニュースをネットで知ります。一人心配するマッジをよそに、3人はカッツコーブのマリーナに着きます。桟橋で待機するホスキンスのボートに乗りこみ、これからの8時間を楽しむため出発します。
そのころ、湾内のある島で、クラウスという男がフランケンシュタインの研究をしていました。
フランケンジョーズのネタバレあらすじ:承
出港して2時間、洋上で食事を楽しんでいたマッジ達の元へ、デュークがボートで近づき「海は危険だ、港に戻ってくれ」と告げます。スキップは「食事が終わったら戻る」と言います。
しばらくしてホスキンスがエンジンをかけようとすると故障でかかりませんでした。スキップは「修理が終わるまであの島にいるから迎えに来てくれ」とホスキンスに言い、3人は泳いで島に渡ります。
カッツコーブのあちこちで、人造サメに人が食われ始めます。現場を調べたデュークは潜水調査の指示を出します。数人の潜水隊が潜りましたが、全員食われてしまいます。
島に上陸した3人は、海岸線に沿って島を歩きはじめます。やがて立入禁止の看板を見つけますが、スキップは「気にするな」と言ってそのまま進みます。
そして入江の中に建つ、一軒の家を見つけます。「誰か住んでいる、やめよう」というマッジでしたが、スキップがそのまま中に入って行きます。一つ部屋を抜けると、入江の中に生け簀(いけす)がありました。その中には人造サメが泳いでいました。
フランケンジョーズのネタバレあらすじ:転
その時、家にいたクラウスに見つかり、銃を突きつけられて「殺されたくなかったら僕の研究を手伝え」と命令します。3人が納得するとクラウスは「ここでホオジロザメ、シュモクザメ、ヨシキリザメの狂暴な3種を縫い合わせて人造のサメを作った。今度はここにあるフランケンシュタインの心臓と脳をこのサメに移植する」と言います。
それを聞いたマッジは「フランケンジョーズ」と言います。
3人が手伝い、フランケンジョーズが完成すると、クラウスは3人を閉じ込め、サメに「ホスキンスを殺してこい」と命令します。人間に近い脳を持ったサメは、ホスキンスのボートめがけ体当たりし、ホスキンスもろとも船を爆破させます。
それを見たクラウスは「爆破しろと言っていない、命令通りにしろ」と言って、戻ってきたサメに電流を流します。すると知能を持ったサメはクラウスを食い殺しました。そして生け簀から出る為、家を壊し始めます。
一緒に海へ落ちたマッジら3人は必至で泳ぎますが、途中でスキップが食われ、マッジとクープはデュークのボートに助けられました。
フランケンジョーズの結末
サメに追われながらもマリーナに着くと、サメが桟橋に上がって来ます。そして雷を浴びると手と足が生えてきて、サメは森に向かって歩いて行きます。「サメを追う」と言うデュークにマッジが「ついて行く」と言います。クープは「惚れたな、オレは車に戻る」と言って別行動をとります。
農場で牛を食ったサメが、農場主の女性に発砲されます。その後サメは一人歩くクープを食い殺しました。町では農場主が町民に武器を持たせて、サメ退治をするため集まっていました。「住民とは別行動をとろう」と言うデュークに従い森を進むと一軒の家に着きます。
デユークは「灯台に追い込んで殺そう。僕はサメを引き寄せてダイナマイトをくっつける。君は灯台に火を放ってくれ」と言って、マッジにキスをして家に向かい、サメを呼びます。灯台に火をつけたマッジが帰ってくると、デュークはサメにダイナマイトをくっつけていましたが、もう逃げられない状況でした。
そこへ住民たちがやって来ます。マッジは「中にデュークがいる」と叫びます。するとデュークは「サメに向かって撃て」と叫びます。住民が次々発砲すると、サメはデュークを巻き込んで爆発しました。
失意のマッジは桟橋に歩いて行って座り込みます。その時、海中から人造サメが飛び掛かって来ました。
以上、映画「フランケンジョーズ」のあらすじと結末でした。
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