シャザム!~神々の怒り~の紹介:2023年アメリカ映画。魔術師から神々の力を授けられたビリー・バットソンと義兄弟たちは、その能力を使ってフィラデルフィアの平和を守っていた。しかし、前作の激闘により魔術師の杖が折れたことで神々の領域が衰退。怒り狂った神アトラスに命じられ地球侵略を開始したヘスペラとカリプソ姉妹は地球に生命の種を植え付け、ドラゴンやサイクロプスなどのモンスターを次々と送り込む。果たしてシャザムは世界を救うことができるのか?前作『シャザム!』の続編であり、急拡大を続ける「DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)」の第12作目。
監督:デビッド・F・サンドバーグ 出演:ザッカリー・リーヴァイ(シャザム)、アッシャー・エンジェル(ビリー・バットソン)、ジャック・ディラン・グレイザー(フレディ・フリーマン)、レイチェル・ゼグラー(アンテア)、アダム・ブロディ(スーパーフレディ)、ロス・バトラー(スーパーユージーン)、ミーガン・グッド(スーパーダーラ)、D・J・コトローナ(スーパーペドロ)、グレイス・キャロライン・カリー(メアリー・ブロムフィールド/スーパーメアリー)、フェイス・ハーマン(ダーラ・ダドリー)、イアン・チェン(ユージーン・チョイ)、ジャバン・アルマンド(ペドロ・ペーニャ)、ルーシー・リュー(カリプソ)、ジャイモン・フンスー(魔術師)、ヘレン・ミレン(ヘスペラ)ほか
映画「シャザム!~神々の怒り~」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「シャザム!~神々の怒り~」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「シャザム!~神々の怒り~」解説
この解説記事には映画「シャザム!~神々の怒り~」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
シャザム!~神々の怒り~のネタバレあらすじ:起
問題児ビリー・バットソンが魔術師シャザムからスーパーヒーローになる魔法を授かり、邪悪な科学者ドクター・シヴァナを倒してから3年が経ちました。
これまでに里親の家を転々としてきたビリーでしたがバスケス家に落ち着き、力を分け与えた5人の兄弟たちを率いて、ヒーローとして次々と事件を解決しフィラデルフィアの平和を守っていました。
しかし、現場では失敗ばかりで街の人々からは「フィラデルフィアの恥」と呼ばれる場面もありました。“全か無か”を合言葉に全員参加を強いることで、兄弟たちから「束縛がキツ過ぎる」と煙たがられるビリー。彼はリーダーとして悩んでいました。
シャザム!~神々の怒り~のネタバレあらすじ:承
そんなある日、ビリーは夢の中で魔術師シャザムから突然の警告を受けました。魔術師に力を奪われた神アトラスの娘たちが人間界を破滅させにやってくるというのです。かつて人間を虐げていた神々は魔術師によって杖の中に力を封じ込められ異世界に囚われていましたが、ドクター・シヴァナから奪い返した杖をビリーが折ったことにより、神々は異世界から放たれてしまったのです。
ビリーはすぐさま兄弟たちへ伝え、永遠の岩<ロック・オブ・エタニティ>の図書室で魔法のペン、スティーヴの力を借りてアトラスの娘たちについて調べ始めました。
その頃、転校生の少女アンと仲良くなりたいフレディは、ひとり招集を無視して学校の屋上でデートをしていました。スーパーヒーローに興味津々のアンに「“キャプテン全能”に会わせてあげる」と言い、こっそり変身してアンの前に現れるフレディ。しかし、それはアトラスの娘たちの罠でした。
すぐに元素の力を操る長女ヘスペラと、カオスの力を操る次女カリプソが現れ、魔法の杖を向けられたフレディは力を奪われ元の姿に戻ってしまいました。それだけではなく、アンの正体は軸の力を操る三女アンテアだったのです。三姉妹の目的は魔術師が隠した生命の種を見つけて、神々の世界を復興させることでした。
事態を察したビリーたちはすぐに駆け付けましたが、ヘスペラの力で街はバリアに覆われ阻まれてしまいます。フレディは立ち尽くすビリーたちの前で姉妹にさらわれてしまいました。
シャザム!~神々の怒り~のネタバレあらすじ:転
ビリーたちはすぐにアトラスの娘たちへ手紙を書き、フレディの引き渡しとバリアを消す代わりに、力を譲ると交渉を持ち掛けます。そうしてアトラスの娘たちを誘い出して、人質交渉をしようと考えていたのです。
ビリーたちによって捕らえられたヘスペラは永遠の岩の牢屋へ入れられましたが、これは彼女が仕掛けた罠でした。ヘスペラは生命の種を盗んで脱走し、姉妹たちのもとへと戻りました。生命の種を用いて人間を破滅させ、神々の力を復興させようとしているカリプソに、人間を破滅させたくないアンテアは困惑を見せました。
一方、フレディは姉妹たちによって神の世界の牢獄へ囚われてしまいますが、そこで同じく囚われていた魔術師シャザムと出会いました。アンテアの力添えで生命の種を奪い返すと、人間界へ脱出するフレディと魔術師。怒りに満ちたカリプソは凶暴な魔物ラドンを従えて地球に降り立ち、野球スタジアムに生命の種を植えました。地面からたちまち伸びる木は街全体へ張りめぐらされ、根から次々とミノタウロスやマンティコアなど恐ろしい怪物が生まれていきました。
シャザム!~神々の怒り~の結末
兄弟が到着したころには街は怪物だらけとなっていました。ビリー以外の兄弟はカリプソの持つ杖によって魔法を奪われて子どもの姿になってしまったため、兄弟たちに両親を託したビリーはひとりでカリプソとヘスペラに対峙しました。
スティーヴの導きによって最強の一角獣ユニコーンを手名付けたダーラのおかげで、兄弟たちは公園へ怪物を追い込むことができました。
その間にビリーはヘスペラを倒しました。息絶えそうになるヘスペラに、被害を大きくしないようバリアを狭めさせると、カリプソと決着をつけに向かいました。
ビリーはシャザムによって放出されたエネルギーをドーム全体にため、カリプソとラドンに向けて一気に暴発させて倒して見せました。これと同時に怪物たちも消え、ビリーは全てに決着をつけたのでした。
しかし、フレディからの呼びかけに反応しないビリー。自らの命と引き換えに敵を倒したのでした。
後日、家族の哀しみとともに埋葬されたビリーでしたが、そこへワンダーウーマンが現れました。
「神はまだいるわ」
そう言って、ビリーへ力を送ったワンダーウーマン。その力により、ビリーは復活を果たしました。
全員が神の力を取り戻し、王国が元の姿に戻るまではこれまで通り人間界にいることを決めた兄弟たち。綺麗な身なりでバスケス家に立ち寄った魔術師に、ヒーロー名を効かれたビリーは答えました。「シャザム!」と。
フィラデルフィアには平和が戻ったのでした。
以上、映画「シャザム!~神々の怒り~」のあらすじと結末でした。
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