しびれくらげの紹介:1970年日本映画。大企業の有能社員に、自分の出世のために利用されて捨てられた美人モデルのみどりが、助けてくれたヤクザと一緒に復讐するエロティック映画です。倒産する前の大映映画の作品で大映映画最後のスターといえる渥美マリさんの熱演が光ります。
監督:増村保造 出演者:渥美マリ(みどり)、田村亮(健次)、玉川良一(庄太)、川津祐介(山崎宏)、内田朝雄(小野田)、草野大悟(山野)ほか
映画「しびれくらげ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「しびれくらげ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「しびれくらげ」解説
この解説記事には映画「しびれくらげ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
しびれくらげのネタバレあらすじ:起
モデルクラブに所属するみどりは今日も下着メーカーの大東繊維のファッションショーに出ていました。大東繊維の山崎との交際により優遇され、ギャラも弾んでもらっていました。山崎とベッドを共にしたある日、山崎からアメリカの会社の重役のヘンダーソンがみどりの事を気に入って、一夜を共にしてくれたら大東繊維と契約するというので、一晩だけ相手してくれないか?と頼みました。断るみどりですが、山崎の出世の為引き受けました。ヘンダーソンと寝た後、山崎の部屋に行ったみどりは山崎と愛し合いました。その後アパートに帰ると言うみどりを山崎が家まで送ると、みどりの父の庄太が酒を飲もうと言い出し、少しだけ相手をしました。父の庄太はみどりのギャラから2万円奪い取りました。庄太は会社の金をバーのホステスに貢ぐため横領し、刑務所に入っていて、妻にも逃げられ、今はストリップ劇場の控室の番をしていました。
しびれくらげのネタバレあらすじ:承
翌日山崎は、会社の重役たちに契約が成立した報告をしました。そしてみどりを使ってヘンダーソンと一夜を共にさせたことも話しました。庄太はみどりが雑誌プレイボーイのグラビアにビキニで掲載されているのを見つけました。その夜、行きつけのバーのママを口説くために、みどりの載ったプレイボーイを見せ、自分は芸能関係の仕事をしていると嘘をつきました。ママにはヤクザの山野という夫がいて、早速山野の指示で美人局をママにさせました。見事に引っかかった庄太は、山野と弟分の健次に脅され100万円を要求されました。途中でみどりが帰宅したものの、自分で何とかしろと見捨てられました。
しびれくらげのネタバレあらすじ:転
庄太は大東繊維に出向き、山崎に100万円借りました。その夜、健治に100万円払い、みどりが受け取りと誓約書を書けと言われますが、健治は自分の父もこのような父だったため、殺そうと思って頭を叩き割ったと話し、オレを信じてくれと言って帰りました。健治は山野に報告し、あの親子にはもう手を出さないでくれと頼み、山崎は了承しました。庄太が山崎に金を借りたことに怒ったみどりは、山崎に謝るも、山崎から庄太と縁を切るか、自分と別れるかの選択を迫られました。すべて庄太が悪いと思ったみどりはアパートに帰り庄太を殴り続けました。すると庄太は翌日山崎を訪ね、みどりとの手切れ金として500万円出せと脅しました。しかし逆に、過去の横領罪の事に触れ、今度捕まったら長い刑務所生活だと逆に脅されました。この一件で山崎はみどりとの専属契約を打ち切り、みどりはモデルクラブをクビになりました。
しびれくらげの結末
ヤクザの山崎の指示で庄太が捕らわれて、みどりが呼び出され組員たちの強姦されようとしていました。そこに健治がやって来て、みどりを助けました。健治は山野に殴られみどりを自分の女にして、金を稼げと怒鳴られました。健治はみどりをデートに誘いました。そして夜になり、山野からの指示をすべて話しました。するとみどりは最後に私の頼みを聞いてくれと言い。みどりは山崎を最後の夜にしたいとホテルに誘いました。そして二人が愛し合い終わった時、健治が入って来て、山崎を殴り飛ばし、ヘンダーソンの一件をすべて話させテープに録音しました。翌日、健治とみどりは大東繊維の重役たちを訪ね、1000万円要求しました。みどりが奪った1000万円の小切手を健治に渡し、これでヤクザから足を洗ってと言いました。健治は足を洗えたら会いに来ると言って走り去るのでした。
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