天使にラブ・ソングを2の紹介:1993年アメリカ映画。「天使にラブ・ソングを…」の続編で公開は1993年。前作の事件後、二流スターとしてラスベガスで活動するデロリスが、今度は高校の音楽クラスの不良生徒を相手に奮闘する。対立する中、学校閉鎖の危機を知ったデロリスと生徒たちは、学校存続のために聖歌隊を組んで、コンテスト出場を目指す。
監督:ビル・デューク 出演者:ウーピー・ゴールドバーグ(デロリス・ヴァン・カルティエ/シスター・メアリー・クラレンス)、マギー・スミス(聖キャサリン修道院長)、キャシー・ナジミー(シスター・メアリー・パトリック)、ウェンディ・マッケナ(シスター・メアリー・ロバート)、ローリン・ヒル(リタ・ルイス・ワトソン)、タニア・ブロント(タニア)、ライアン・トビー(ウェスリー・グレン・アマール・ジェームズ)、デヴィン・カミン(フランケイ)、ジェームズ・コバーン(クリスプ理事長)、バーナード・ヒューズ(モーリス神父)、ほか
映画「天使にラブ・ソングを2」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「天使にラブ・ソングを2」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「天使にラブ・ソングを2」解説
この解説記事には映画「天使にラブ・ソングを2」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
天使にラブソングを2のネタバレあらすじ:起
修道院を去ったデロリス(ウーピー・ゴールドバーグ)は、ラスベガスで二流スターとして活躍していました。そこに現れたのは、聖歌隊を通してかけがえのない仲間となった、聖キャサリン修道院のシスターたちです。
彼女たちは、社会奉仕で訪問した聖フランシスコ高校の生徒たちの悪童ぶりに手を焼いていることを話します。相談を受けたデロリスは、再び「シスター・メアリー・クラレンス」を名乗り、高校に乗り込む決意をします。
案内された音楽クラスで見たのは、教科書を破いて天井に貼り付け、ヒップホップを大音量で流し、はしゃぎまわる生徒の姿でした。覚悟をして生徒に教鞭を振るうデロリスだが、椅子に接着剤を塗られるなど、苦戦を強いられてしまいます。
天使にラブソングを2のネタバレあらすじ:承
生徒の破天荒さについていけないデロリスだったが、校長室の話を盗み聞き、聖フランシスコ高校が廃校の危機に晒されていることを知ります。生徒たちの歌の才能に目をつけたデロリスは、聖歌隊を結成させる計画を立てます。
最初は乗り気でなかった生徒たち。取り分け、気の強い少女リタ(ローリン・ヒル)は特に反抗的だったが、デロリスの熱意に触れて徐々に心を開き、使われずにいた音楽室を使って練習に励んでいきます。お披露目の校内発表は大成功し、生徒たちも自分たちの歌に自信を付けていきます。
そんな折、聖フランシスコ高校は過去に音楽コンクールで何度も賞を取っていた聖歌隊があったことを知ります。デロリスとその仲間のシスターたちは、今の聖歌隊をコンクールに出場させようと提案。優勝すれば学校の存続に繋がるかもしれないと、生徒たちもこれに賛成します。
渋る校長を説得して、経費の確保と父兄の承諾を条件にコンクール出場を許可するのでした。
天使にラブソングを2のネタバレあらすじ:転
保護者や町の住民から寄付金を募るイベントを開き、予定金額まで集めることに成功したが、リタは母親から承諾書を書いてもらえずにいました。夢を追っても意味が無いと日頃言われ続けていたために、一度は聖歌隊を離れるものの、歌を諦めきれず、手紙を残して皆とコンクール行きのバスに乗ります。
一方、校長室にはクリスプ理事長がデロリスの載っていた雑誌を手に、乗り込んできていました。デロリスは実はシスターではなく歌手であり、かつてギャングの愛人だったという記事を見て、コンクール出場を中止させるために校長たちと会場に向かいます。
天使にラブソングを2の結末
コンサート会場に到着した生徒たちは、他の学校の歌を聞いてその実力の差を目の当たりにしてしまいます。意気消沈して帰ろうとする皆を見て、デロリスは「今逃げたらこの先ずっと逃げ続ける人生になる」と叱咤し、用意していた衣装ではなく好きな服装で歌わせることにします。
クリスプ理事長と会場に駆け付けた校長は、活気にあふれた生徒たちの笑顔を見て、最後まで見届けようと決意し、全員を舞台に見送っていきます。付添いのモーリス神父たちもこれに賛同して、クリスプ理事長をクローゼットに閉じ込めて妨害します。
いよいよ出番のまわってきた聖サンフランシスコ高校聖歌隊。舞台に上がったリタは、会場席に母親の姿を目にします。残した手紙を読んで駆けつけていたのです。
歌いきった後の会場は拍手喝采に包まれ、最優秀賞を獲得し、悲願の優勝を手に入れました。コンサートに来ていた委員会のメンバーも称賛を送り、学校の閉鎖を取り止めることを約束します。
シスターたちの話を聞いてデロリスの正体を知った生徒たち。「普通のシスターと違っていた」「ベガスのショーガールって本当?」と聞く生徒に「ショーガールじゃないわ。私はいつだってスターよ」と不敵に微笑むデロリスでした。
以上、映画「天使にラブソングを2」のあらすじと結末でした。
「天使にラブ・ソングを2」感想・レビュー
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私が、この映画のシーンで印象に残っているのは、ラストシーンの生徒たちによる「Joyful, joyful」の歌とパフォーマンスです。何度、見ても鳥肌が立つ感動的なシーンです。主人公シスター・メアリー・クラレンス(デロリス)が、ひょんなことから受け持つことになった音楽クラス。その生徒たちが歌と音楽を通して劇的に変わっていく姿も見どころです。
1も大好きでしたが、続編が面白くなくなる映画が多い中これは大当たりでした。
始めの歌手デロリスから、またもシスターへ、しかし相手は学生。
登場人物や歌が題材なのは1と同じですが、全く違った見せ方のストーリーになっていて引き込まれます。
一番好きなシーンは、学校で生徒が歌を披露するところです。
ウェスリーのホイッスルボイスと、驚いて振り向くメアリー・クラレンス。最高です。
映画ラストのオチまでしっかり味を出してカッコイイ。
音楽としても楽しめるので、サウンドトラックを買ってしまうくらいでした。
蛇足になりますが、原題が『Sister act』なのに対し、『天使にラブソングを』と邦題をつけた方も天才だと思います。