ソング・トゥ・ソングの紹介:2017年アメリカ映画。ライブミュージックの街と呼ばれるテキサス州オースティン。その街で歌手として成功を夢見るフェイとBVは恋に落ちます。やがて二人は多くの体験をして人生の幸せを考えていきます。『ソング・トゥ・ソング』は若い男女の愛と葛藤を描いた映画です。この映画はセリフは少なく主人公のナレーションで進んでいきます。イギー・ポップ、パティ・スミスなどの歌手もカメオ出演しています。
監督:テレンス・マリック 出演:マイケル・ファスベンダー(クック)、ライアン・ゴズリング(BV)、ルーニー・マーラ(フェイ)、ナタリー・ポートマン(ロンダ)、ケイト・ブランジェッド(アマンダ)、ホリー・ハンター(ミランダ)、ベレニス・マルロー(ゾエイ)、ヴァル・キルマー(デュエイン)、リッキ・リー(リッキ)、イギー・ポップ、パティ・スミス、ジョン・ライドン、フローレンス・ウェルチ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ほか
映画「ソング・トゥ・ソング」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ソング・トゥ・ソング」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ソング・トゥ・ソングの予告編 動画
映画「ソング・トゥ・ソング」解説
この解説記事には映画「ソング・トゥ・ソング」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ソングトゥソングのネタバレあらすじ:起・三角関係
ライブミュージックの街、テキサス州オースティン。フリーターのフェイ(ルーニー・マーラ)は、いつか成功することを夢見ています。音楽プロデューサーとして成功しているクック(マイケル・ファスベンダー)は独身で私生活は派手です。売れないソングライターのBV(ライアン・ゴズリング)は、人々の心を掴む歌を目指しています。
恋愛をゲームのように楽んでいるクックは、フェイを誘惑。フェイは成功しているクックなら自分を助けてくれると感じ、フェイとの密かな関係を始めます。クックはBVとも知り合いで、クックはBVに曲の製作について話します。
一方、BVはフェイにかつてから想いを寄せていました。クックとの関係をBVには秘密にしたまま、BVとフェイは交際を開始します。三角関係になっている状況を知ったクックは「BVはお前を愛していない」と、フェイに自分への愛を求めます。
クックはBVと音楽制作のためメキシコに行きますが、そこにフェイも同行します。BVはクックにフェイとの関係を聞きますが、クックは「フェイは自分の受付係だ」と言います。3人は楽しい時を過ごし、フェイはBVとの愛情を深めていきます。
ソングトゥソングのネタバレあらすじ:承・新しい恋愛
クックは、あるレストランでウェイトレスのロンダ(ナタリー・ポートマン)に出会います。クックはロンダに好意を持ち2人は交際を始めます。
クックはロンダをコンサートやアメフトの試合に連れて行ったり、ロンダの母ミランダ(ホリー・ハンター)に家を買い与えます。やがてクックはロンダにプロポーズし、ロンダは不安を感じながらも彼と結婚することにします。その一方でフェイは、BVとの関係を深めていきます。
あるコンサートでクックはBVと口論になります。クックは「お前が成功したのは、俺の力」だとBVを見下した態度をとります。BVは「俺が曲を書いた」と言い返します。BVは怒り、二人の関係は決裂します。BVは故郷に帰り、兄弟や母ジュディに再会します。
クックはフェイにレコード契約の話を持ちかけます。フェイはBVにクックから契約の話をもらったことを話します。BVは「クックは嫌いだが、契約はいいこと」だと喜びます。一方でBVは、リッキ(リッキ・リー)という女性と出会い、交際を始めます。
フェイはBVに会い、実はクックと恋愛関係にあったことを告白します。フェイは「成功のためにクックと関係を持った」と言いわけをします。BVはフェイにしつこく彼との関係を聞きます。そしてフェイは、BVとの関係に悩むようになります。
ソングトゥソングのネタバレあらすじ:転・フェイの悩み
クックとロンダの結婚生活はうまくいっていませんでした。ロンダはクックとのセックスを拒否、そして、クックは奇妙な飲み物をロンダに飲ませます。ロンダは、鼻にハサミを入れるなどおかしな行動をする男たちとクックの交友関係に、不安を感じます。
BVと距離を置いたフェイ、彼女はパリから来たゾエイ(ベレニス・マルロー)という女性と出会います。ゾエイはレズビアンで、フェイに興味を持ち、フェイも彼女と同性愛関係を始めます。一方、BVはアマンダ(ケイト・ブランジェッド)という女性と出会い、交際を始めます。
フェイは、デュエイン(ヴァル・キルマー)という有名ミュージシャンのバンドメンバーとしてステージで演奏しますが、自らの立場に幸せを感じません。デュエインはステージから小便の入った袋を客に投げ、逮捕されます。
フェイは自分の生き方に悩み、ゾエイとの関係を終わらせ、BVを懐かしみます。フェイは実家に帰り、父の前で泣きます。一方、BVはアマンダを母に紹介しますが、母はアマンダが気に入らない様子。アマンダとBVの関係もそれ以降、うまくいかなくなります。
ソングトゥソングの結末
ロンダは、ますますクックの生き方が嫌になり深く悩みます。ロンダは母に会い、悩みを打ち明けます。一方、クックはロンダを気にかけず複数の女性と肉体関係を持ちます。そしてロンダは水の中に飛び込み自殺しました。ロンダの死体を見て驚くクック。連絡を受けたロンダの母は泣き叫びます。
BVは故郷の父を訪ねます。父は病気で寝たきり状態で、BVは優しくいたわります。BVは父を気にかけなかった過去を悔やみ涙を流します。
フェイは有名歌手パティ・スミスのバンドメンバーとして練習をしています。その後フェイはパーティでBVと再会します。二人は近況を語り合い、BVはアマンダと別れたことを話します。
フェイはパティ・スミスのバンドメンバーとしてステージに立ちます。それでもフェイはBVへの愛を諦めることができません。BVは父の病気のため、歌手をあきらめて故郷で暮らすことにし、石油採掘現場で働き始めます。フェイもBVの後を追うことを決意します。
美しい丘の上で、フェイとBVは会います。二人は幸せそうに抱き合うのでした。
以上、映画「ソング・トゥ・ソング」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する