映画「スターフィッシュ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
スターフィッシュの紹介：2018年イギリス, アメリカ映画。親友の死に喪失感を隠せない主人公のオーブリーが、亡くなった親友が残したメッセージを頼りに世界の滅亡を救うため、現実とも夢とも言える謎だらけの世界を冒険します。全てが虚構に見えて現実的な姿に見える、新しいタイプのファンタジー作品です。
監督：A・T・ホワイト 出演：ヴァージニア・ガードナー（オーブリー）、クリスティーナ・マスターソン（グレイス）、エリック・ビークロフト（エドワード）、ナタリー・ミッチェル（アリス）、石田淡朗（オカミ）、ほか
この解説記事には映画「スターフィッシュ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
これは実話に基づく話です。
親友グレイスの葬儀にやってきたオーブリー。深い喪失感から、未だ現実が受け入れられないオーブリーは、帰りの飛行機を取りやめ、グレイスが住んでいた店舗兼住居に侵入することにしました。
侵入先で眠り込んでしまったオーブリーが目を覚ますと、周りの様子がおかしいことに気づきます。テレビや電話や電気すら使えません。走り去る男を見つけ、後を追うと、奇妙な怪物を見つけてしまいます。恐ろしくなったオーブリーは怪物から逃げ、再びグレイスの家まで戻ってきました。
鍵を閉めると、怪物は扉を破ろうとしてきました。無線機から男の声が聞こえてきました。男の指示に従い、無線機をドアの外にいる怪物に向けると、怪物はやがて姿を消します。グレイスの知り合いだと話す男は、グレイスが世界を救うための何かをオーブリーに残したと話していたと話します。
さらに、部屋から出るなと話す男の声は、銃声の後途切れてしまいました。やがてオーブリーは封筒を見つけ、「このテープが世界を救う」と書かれたカセットテープが入っていました。
#1と書かれたカセットテープを聞くと、グレイスの声が流れます。グレイスは世界を元に戻すための信号を7つのテープに潜ませた、それを探し世界を救ってほしいと話します。偶然絵の裏に、#2と書かれたカセットテープと、何冊かのノートを見つけたオーブリー。すると先程の男の声がまた無線機から聞こえてきました。
強力な信号に潜んでいた音波がこの世界に怪物を呼び寄せてしまった、テープは、慎重に扱い助け合っていくべきだと話す男を無視し、やがて地図に記された場所が次のカセットテープがある場所だと理解し、グレイスの家の外へと向かいます。
グレイスの家の地図に記されていたスーパーにやってきたオーブリーは、そこで#3と書かれたカセットテープを見つけ、食料を確保すると先へと進みます。テープレコーダーを落としたオーブリーは怪物に襲われ、不思議な世界に迷い込みますが、どうにか帰還し、テープレコーダーを取り戻しました。
次の地図に記された場所映画館で、#4のカセットテープを見つけます。その後、怪物に襲われますが、次の場所図書館で、#5のカセットテープを見つけました。そのまま図書館で眠ってしまったオーブリーに声をかける人物、それはグレイスでした。
夢かどうか分からないグレイスと話すオーブリー、目を覚まし、#4のカセットテープを流すと彼女は夢か現実か分からない世界を行き来します。荒野や寝室、凍りついた場所、スターフィッシュという映画を撮影している場所、そこでオーブリーを演じるジェニファー・ガードナーの姿‥そしてオーブリーは現実に戻ります。
ようやく図書館を出ると怪物が現れます。カセットテープを流し退散させようとしましたが、怪物は襲ってきませんでした。怪物が去っていき、オーブリーがやってきたのはグレイスの墓標の前、グレイスに語りかけ、やがて地図に記された最後の場所を目指します。
最後の目的地であるラジオ局にやってきたオーブリーは、#6のカセットテープを見つけました。これで7つのカセットテープが見つかりました。7本のカセットテープをセットして電波に乗せ、流し始めたオーブリーは、無線機に自分が地球最後の生き残りで、これまでに世界を救うため行動してきたと語りかけました。
すると、男の声で返答があります。男は語りかけます。テープを流すのは間違いだ、異世界の扉を閉じるのではなく広げるもので、世界が終わってしまうと言うのです。警告する男の声にようやくグレイスのメッセージの本当の意味を知るオーブリー。そして外に出た彼女が目にしたのは、地上から何かが吹き出している、これまでに見たことのない光景だったのです。
誰もいないグレイスの部屋は、いつもと変わらない景色。クラゲがプカプカと浮かぶ水槽の底には、ヒトデ(スターフィッシュ)が沈んでいます。
以上、映画「スターフィッシュ」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する