世界の涯ての鼓動の紹介:2017年イギリス映画。ドイツの名匠ヴィム・ベンダース監督によるラブサスペンス。偶然出会った男女が5日間で激しく燃え上がり恋に落ちます。別れた後一転互いの命を脅かす事件が起こってしまうのです。極限に追い込まれたときに互いに思うのはもう一度会いたいという強い気持ちでした。
監督:ヴィム・ヴェンダース 出演:ジェームズ・マカヴォイ(ジェームズ・モア)、アリシア・ヴィカンダー(ダニー・フリンダーズ)、アレクサンダー・シディグ(ドクター・シャディッド)、ハキームシェイディ・モハメド(アミール・ユスフ・アル=アフガニ)、レダ・カテブ(サイーフ)、ほか
映画「世界の涯ての鼓動」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「世界の涯ての鼓動」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
世界の涯ての鼓動の予告編 動画
映画「世界の涯ての鼓動」解説
この解説記事には映画「世界の涯ての鼓動」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
世界の涯ての鼓動のネタバレあらすじ:起
フランスはノルマンディー地方にあるホテルで、海洋学者のダニー・フリンダーズ(アリシア・ヴィカンダー)と、ジェームズ・モア(ジェームズ・マカヴォイ)は出会います。言葉を交わし、色々な話をした二人は情熱的に恋に落ちていきます。
ダニーは若くして将来を期待されている海洋学者、地球の生命の起源を明らかにする研究を行っていました。間もなくグリーンランドの深海の海底を調査する仕事が控えていて、それは、もし海底で何かあれば救出される可能性の低い非常に危険なものでした。
自らのことを隠さず話したダニーとは対称的に、MI6の諜報員であるジェームズは身分を偽らざるを得ず、ダニーには慈善活動をしていると話します。
世界の涯ての鼓動のネタバレあらすじ:承
ジェームズも、南ソマリアに潜入して爆弾テロを阻止するという任務があったのです。ダニーとジェームズは出会って5日間で恋に落ち、激しく愛し合いますが、互いに受け持った任務の重要さを知っていたため、二人は一旦離れる事を決意します。
しかし、別れの時が近づくにつれて感じる、引き裂かれるような胸の痛みが、お互いを生涯の相手なんだと気づかせたのです。
ソマリアに潜入したジェームズはすぐに過激派ジハードの戦士に捕らえられてしまい、光のない地下に閉じ込められてしまいます。拷問を受け、処刑されそうになり、ジハードの戦士が行う残酷な所業を目の当たりにしてきたジェームズ。もちろん外部に連絡をとることも許されず、ただ絶望だけが沸き上がってきます。
世界の涯ての鼓動のネタバレあらすじ:転
一方、健気にジェームズからの連絡を待っていたダニーでしたが、連絡が一向に来ないために落ち込んでしまい、仕事にも身が入りません。それでもダニーが深海に向かう日は近づいてきました。
やがて、調査のために海底に向かったダニー。目的である生物の採取には成功しますが、海底で潜水艦が動かなくなるトラブルに見舞われ、二度と海上には戻れない可能性もでてきました。
世界の涯ての鼓動の結末
いよいよ自らの命の危機を感じたジェームズとダニー。その時、真っ先に思い浮かぶのはお互いの存在でした。しかし今は一緒にいないが、世界の涯てにお互いの鼓動を確かに感じたのです。
『生きてまた会いたい』その思いが二人の中を巡ります。
生命の危機に瀕した二人に、一筋の光が差します。ダニーの乗っていた潜水艦の予備電力が作動し、操縦可能になったのです。無事に海上に帰れる希望が湧いたのです。
対するジェームズは処刑寸前。ジェームズが死を覚悟した所でアメリカ軍のテロ組織への攻撃があり、九死に一生を得ることができたのです。ジェームズとダニー、二人とも元の世界に帰れた所で、物語の幕は閉じられました。
以上、映画「世界の涯ての鼓動」のあらすじと結末でした。
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