悪太郎の紹介:1963年日本映画。『悪名』シリーズで知られた作家今東光の自伝小説を鈴木清順が映画化。3年後の同監督の名作『けんかえれじい』を思い起こさせる、豪快な学生の生活ぶりと、当時絶大な人気だった和泉雅子の可憐さが魅力。
監督:鈴木清順 出演:山内賢(紺野東吾)、和泉雅子(岡村恵美子)、高峰三枝子(紺野高子)、芦田伸介(近藤校長)、田代みどり(丘野芳江)、久里千春(芸者ぽん太)、野呂圭介(風紀部・鈴村)、佐野浅夫(岡村医師)、ほか
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「悪太郎」のネタバレあらすじ結末
「美しさと哀しみと」のネタバレあらすじ結末
美しさと哀しみとの紹介:1965年日本映画。川端康成の小説を篠田正浩が映画化。エロチックで特異なストーリーを忠実に映像に移し替えていて、川端自身が映画化作品の中で最も好んでいたとされている。デビューまもない加賀まりこが魅力的。
監督:篠田正浩 出演:山村聡(大木年雄)、加賀まりこ(坂見けい子)、八千草薫(上野音子)、渡辺美佐子(大木文子)、山本圭(大木太一郎)、杉村春子(音子の母)、ほか
「四十七人の刺客」のネタバレあらすじ結末
四十七人の刺客の紹介:1994年日本映画。池宮彰一郎の同名小説を原作に「日本映画誕生100周年記念作品」として製作された。従来の忠臣蔵に比べて浅野内匠頭の刃傷や切腹の描写を大幅にカットして、内蔵助と米沢藩江戸家老、色部又四郎との駆け引きを物語の中心に描き、そこに内蔵助に想いを寄せる女達が花を添える。この作品で色部を演じた中井貴一が第18回日本アカデミー賞の最優秀助演男優賞を受賞している。
監督:市川崑 出演:高倉健(大石内蔵助)、中井貴一(色部又四郎)、森繁久弥(千坂兵部)、石坂浩二(柳沢吉保)、岩城滉一(不破数右衛門)、宇崎竜童(堀部安兵衛)、井川比佐志(奥田孫太夫)、浅丘ルリ子(りく)、黒木瞳(きよ)、清水美砂(ほり)、宮沢りえ(かる)、古手川祐子(瑤泉院)、今井雅之(高田群兵衛)、石橋蓮司(小林平八郎)、ほか
「俺たちの交響楽」のネタバレあらすじ結末
俺たちの交響楽の紹介:1979年日本映画。川崎で活動するエゴラド合唱団の京子に一目ぼれした、鉄工所に勤める新田は、京子に誘われるがまま合唱団に入ります。歌より京子目当ての新田は、誘っても相手にされない事で練習を休み始めます。そんな新田に京子は練習に戻って来てと話しかけます。やがて練習に戻った新田でしたが今度は先生とぶつかり、やめると言い出し…という人情ドラマです。松竹映画だけに渥美清や倍賞千恵子がチョイ役で登場しています。
監督:朝間義隆 出演者:武田鉄矢(新田徳次郎)、友里千賀子(小林京子)、伊東達広(佐藤安男)、永島敏行(菊地保)、田辺靖雄(遠藤芳人)、森下愛子(佐久間弓子)、岡本茉利(野村文枝)、熊谷真実(紺野節子)、ホーン・ユキ(橋本トシ子)、山本圭(渋谷勝彦)、田村高廣(小柳出秀次)ほか
「夜ごとの夢」のネタバレあらすじ結末
夜ごとの夢の紹介:1933年日本映画。伝説の女優、栗島すみ子主演、成瀬巳喜男監督作品。当時、おなじ松竹蒲田撮影所でメガホンをとっていた小津安二郎監督の初期作品と酷似したテーマ、作風に仕上がっています。小津とおなじ撮影所で働いていたことは、成瀬を語るうえでは欠かせません。成瀬はのちに東宝の前身である映画会社PCLに移籍しますが、移籍の経緯はともかく、この映画を観る限り小津の影響は小さくありません。松竹蒲田の若き才能が小津の向こうを張る意気込みによって芽吹いています。
監督: 成瀬巳喜男 出演者:栗島すみ子(おみつ)、小島照子(子・文坊)、齋藤達雄(男)、新井淳(隣の人)、吉川満子(その妻)、坂本武(船長)、大山健二(船員)、小倉繁(船員)、飯田蝶子(女将)、沢蘭子(おみつの友達)ほか
「金融腐蝕列島〔呪縛〕」のネタバレあらすじ結末
金融腐蝕列島〔呪縛〕の紹介:1999年日本映画。ベストセラーとなった高杉良の同名小説を映画化した作品。腐敗した大銀行を再びよみがえらせるべく立ち上がった中堅行員達の活躍を描いています。役所広司や仲代達矢、椎名桔平らの大御所の出演も話題になりました。
監督:原田眞人 出演:役所広司(北野浩)、仲代達矢(佐々木英明)、椎名桔平(片山昭雄)、風吹ジュン(北野今日子)、若村麻由美(和田美豊)、三浦春馬(北野浩一)、矢島健一、遠藤憲一、中村育二、根津甚八、本田博太郎、石橋蓮司、黒木瞳、ほか
「無頼 人斬り五郎」のネタバレあらすじ結末
無頼 人斬り五郎の紹介:1968年日本映画。名振会の会長を弟分の昌彦と殺して、刑務所に服役していた五郎が仮出所します。五郎は刑務所で死んだ昌彦から「姉のしのぶに会って渡してくれ」と、押し花を預かっていました。久しぶりに石浜に帰った五郎が見たものは、以前にも増して悪行で支配する名振会の姿。偶然出会った由紀という女性と行動を共にしながら、しのぶを探す五郎でしたが、名振会のいやがらせが、由紀やしのぶにまで及び…という内容の渡哲也主演のアウトローアクション無頼シリーズ第四作です。
監督:小澤啓一 出演者:渡哲也(藤川五郎)、松原智恵子(磯村由紀)、佐藤慶(白山周介)、小林千登勢(林田しのぶ)、藤竜也(林田昌彦)、小池朝雄(海藤賢作)、岡崎二朗(石丸鉄男)、南原宏治(牧野昇次)ほか
「六本木バナナ・ボーイズ」のネタバレあらすじ結末
六本木バナナ・ボーイズの紹介:1989年日本映画。六本木を舞台に、幼馴染の二人が町のヤクザとケンカをしながら難題を解決していくというコメディ映画です。『ビー・バップ・ハイスクール』シリーズで主演を務めた仲村トオルと清水宏次朗が再びコンビを組み、二人を取り巻く俳優陣は、今では大物ばかりの面々です。
監督:成田裕介 出演者:仲村トオル(夏目涼太郎)、清水宏次朗(岩田哲男)、森川由加里(高見小百合)、カトリーヌ・ケーシー(ジュディ・エストラダ)、RIKACO(京子)、香川照之(渡辺)、栗田貫一(前島)、木之元亮(今井)、ジミー大西(アキラ)ほか
「渋谷ミッドナイト・ウォー 暗黒街」のネタバレあらすじ結末
渋谷ミッドナイト・ウォー 暗黒街の紹介:2001年日本映画。渋谷を根城にする愚連隊の重光らでしたが、新宿から中国マフィアの下に付く英明らのグループが進出してきます。抗争を繰り返す英明らですが、重光と英明は子供時代に一緒に暮らしていた仲でした。重光との争いを避けたい英明は、重光を仲間にしようとしますが、ヤクザの銀狼会の若松が間に入ってきたことから、中国マフィアvs銀狼会の抗争に発展し、重光と英明も巻き込まれていき…という渋谷を舞台にした若きアウトローたちの抗争を描いた作品です。
監督:藤原健一 出演者:三上大和(重光)、並川孝太(英明)、菅原加織(若松)、ガダルカナル・タカ(伊達)、宍戸錠(父親)、菅田俊、愛染恭子、ほか
「落葉とくちづけ」のネタバレあらすじ結末
落葉とくちづけの紹介:1969年日本映画。大学時代演劇部のヒロインだった信子は卒業後CM女優をしていました。信子の周りには大学時代から付き合いのある水谷たち5人組がいつもそばにいます。そんな時、信子の彼氏だったというジュンという青年が現れます。覚えのない信子にジュンは2年前に記憶喪失になっているんだと言いますが…という内容のヴィレッジ・シンガーズ、オックスの共演とヒット曲に合わせたラブストーリーです。ラストはミステリー映画並みのどんでん返しがあります。
監督:斎藤耕一 出演者:ヴィレッジ・シンガーズ、オックス、尾崎奈々(田代信子)、藤岡弘(ジュン)、香山美子(亜紀)、早瀬久美(田代悦子)ほか
「怪盗と判官」のネタバレあらすじ結末
怪盗と判官の紹介:1955年日本映画。弥次さんと間違われた後の名奉行遠山金四郎と喜多さんと間違われた鼠小僧が一緒に旅をする。市川雷蔵が遠山の金さんを、勝新太郎が鼠小僧次郎吉を演じる明朗時代劇。1938年のマキノ正博監督『弥次喜多道中記』のリメイク。
監督:加戸敏 出演者:市川雷蔵(遠山金四郎)、勝新太郎(鼠小僧次郎吉)、阿井美千子(おれん)、清水谷薫(お雪)、長谷川裕見子(お蔦)、堺駿二(弥次郎兵衛)、益田キートン(喜多八)、ほか
「呪戒 JUKAI」のネタバレあらすじ結末
呪戒 JUKAIの紹介:2005年日本映画。ある大学で、女子学生の自殺が連日起きはじめました。当初は偶然かと思われたものの、刑事の風間は殺された女子学生が殺される夢を見たと言う小夜と一緒に、事件性について調べ始めます。すると呪戒と呼ばれる、5日間で6人殺せば死者が蘇るという都市伝説を実践しているという事がわかりま…という内容の、都市伝説をテーマにしたホラー映画です。
監督:神野太 出演者:すほうれいこ(小夜)、金子昇(風間刑事)、浅倉一男(石井)、野川さくら(望)、真帆(冬美)、天手千聖(東海林)、ほか
「お嬢吉三」のネタバレあらすじ結末
お嬢吉三(おじょうきちさ)の紹介:1959年日本映画。1年半ぶりに牢獄からシャバに出たお嬢吉三、和尚吉三、お坊吉三の3人。彼らを牢屋送りにした悪者、旗本原田庫之助、貸元伝法院の仁兵衛をさっそくこらしめ、東海道を西へ向かう。女装がトレードマークのお嬢吉三を市川雷蔵が演じる。雷蔵主演の多くの傑作を手掛けた田中徳三監督による娯楽時代劇。
監督:田中徳三 出演者:市川雷蔵(お嬢吉三)、島田竜三(お坊吉三)、北原義郎(和尚吉三)、林成年(倉松)、浦路洋子(お民)、中村玉緒(お美和)、小野道子(お加代)そのほか
「略奪 マネークラッシュ」のネタバレあらすじ結末
略奪 マネークラッシュの紹介:2003年日本映画。昔、麻薬取引で殺されそうになり助けてもらったカノウから、ヤクザのスドウが持っている『天使の涙』を奪う仕事を手伝ってくれと言われたスズハラは、取引場所の廃墟となった保養施設に向かいます。そこには同じように仕事をすることになったボギー、バーディー、パーの3人の男がいました。取引時間が迫る中、肝心のカノウが来ない事から4人は疑念を感じ始め…という内容のバイオレンス映画です。ヤクザシネマの面々によるミステリータッチの作品に仕上がっています。
監督:宮坂武志 出演者:山口祥行(スズハラ)、小沢和義(ボギー)、古井榮一(バーディー)、益子智之(パー)、KAORI(キャンディ)、小沢仁志(スドウ)、竹内力(カノウ)ほか
「娘の結婚」のネタバレあらすじ結末
娘の結婚の紹介:2003年日本作品。母親を9年前に亡くした規子は、父親の事が気がかりで嫁に行く気にはなれず、ずっとそばにいようと思っていますが、父・周吉はそろそろ嫁に出そうと考え、妹からの見合い話を受けるように規子を説得します。父を思う娘と、娘を思う父のほのぼのとした親子愛を描いたスペシャルドラマ作品です。
監督:市川崑 出演:鈴木京香(雨宮規子)、 長塚京三(雨宮周吉)、 仲村トオル(杉山)、緒川たまき、藤村志保、ほか