映画「タミー／Tammy」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
タミー／Tammyの紹介：2014年アメリカ映画。バイト先もクビになり、家に帰ると夫が隣家の女と浮気、旅に出ようとするも車も軍資金も無く、途方にくれるタミーが目をつけたのが祖母パールの車だったが、同じく旅に出たがっていたパールも同乗する事になり、パールの目的地ナイアガラに向かって走ることになります。個性あふれる２人のひっちゃかめっちゃかの旅を描いたコメディ作品です。
監督：ベン・ファルコーン 出演：メリッサ・マッカーシー(タミー)、スーザン・サランドン(パール)、キャシー・ベイツ(レノア)、アリソン・ジャネイ(デブ)、ダン・エイクロイド(ドン)、ほか
この解説記事には映画「タミー／Tammy」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
タミーは音楽を聴きながらごきげんに運転していたが、鹿と衝突。鹿は走り去りますが、車は壊れてバイトには遅刻、そしてクビになります。帰宅したタミーの目に映ったのは隣の女ミッシーと2人でディナーをとる夫グレッグの姿。タミーは63ドルと身の回りの物をかき集めて家を出ます。
実家に戻ったタミーは祖母パールの車を借りて家出をしようとしますが、車だけではなくパールも付いてきてしまい、ただの家出がパールと共に旅に出ることになります。羽目を外す二人ですが、家に帰ると言うタミーをパールは「嫌いな町に帰るより人生を楽しんだら？」と言い、旅を続ける事になります。
パールは幼い頃から行きたかったナイアガラに行こうと、タミーを誘います。バーでは農場を経営しているアールと息子のボビー親子に会い、アールとパールはすっかり仲良くなります。タミーは宿泊先の部屋からも追い出されて一晩を外で過ごします。
パールは旅の途中で、不正に酒を手に入れようとする未成年者の手助けをして、留置所にタミーと２人で入ります。留置所での２人は性体験をお互いに打ち明けます。パールはアルコール依存症であり、娘の夫もベッドに誘った事があるとタミーに打ち明けます。
タミーはパールが支払った保釈金で留置所を出ることが出来ましたが、薬物所持者であったパールは保釈に3000ドルがかかると言われます。パールの保釈金を手に入れようと、紙袋で顔を隠したタミーは飲食店に強盗に入ります。
現金を手に入れたタミーが署に行くと、アールに保釈金を支払ってもらったパールが待っていました。翌日、２人は飲食店にお金を返しに行き、パールの従姉妹のレノアと会い、証拠隠滅の為に車を燃やし、レノアの車でレノアの家に行きます。
レノアの家で行われたパーティには、パールがアールとボビーを招いており、楽しいパーティのはずでしたがパールは悪酔い、飲酒を止めようとするタミーに暴言を吐き、お互いに傷つけあってしまいます。
翌朝、タミーは仲直りをしようとパールの元に向かいますが、パールはぐったりしており、死んだと騒ぐタミーでしたが、ふらふらと起き上がるパールに一安心、パールは病院に運ばれます。その後、タミーは強盗罪で刑務所に36日入ることになりますが、無事出所します。
帰宅した久々の我が家、グレッグはミッシーと出迎えます。実家に戻ったタミーですがパールはおらず、施設に入れられたと勘違いをしてパールを迎えに行きますが、それはタミーの早合点であり、パールは施設で体操を教えており、断酒会にも出席し、ちゃっかり84歳の元ホッケー選手の彼氏も見つけていたのです。
旅を再開したタミーとパールは、やっとナイアガラに到着、何もかも忘れてナイアガラの滝に打たれるタミーの前に現れたのはボビー、抱き合うタミーとボビー。その頃、グレッグは浮気者のミッシーに浮気され、新しい男の車に乗り込むミッシーを見送っていました。
新たな町でやり直したタミーは新たな幸せを感じていました。
以上、映画「タミー／Tammy」のあらすじと結末でした。
ロードムービーでなおかつコメディという良作だと思います。名女優スーザンサランドンの持ち腐れ感も少しありますが、本人は意外にあっけらかんとこういう映画も引き受けるんだろうと思います。メリッサマッカーシーは、こういう悪態付きまくる世間を恨みまくっている人の役はうまいです。強盗やるシーンが痛快です。