That’s Not Me ザッツ・ノット・ミーの紹介:2017年アメリカ, オーストラリア映画。女優を目指す双子の姉妹のポリーとエイミー。姉のポリーは仕事と役柄を選ぶわがまま娘で、妹のエイミーは与えられたチャンスを確実にこなす娘。ポリーがアルビノ役を断ったことで、役がエイミーに回り、この役柄を機に一気にスターにのし上がりました。一方エージェントと本業の仕事からもクビを宣告されたポリーは、妹のエイミーになりすましてやりたい放題やりはじめるものの…という内容のオーストラリアのコメディ映画です。
監督:グレゴリー・エルドシュタイン 出演:アリス・ファウルシェール(ポリー/エイミー)、リチャード・デイヴィス(ジャック)、ベリンダ・ミセフスキ(アリエル)、ローワン・ デビー(オリバー)ほか
映画「That’s Not Me ザッツ・ノット・ミー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「That’s Not Me ザッツ・ノット・ミー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
That's Not Me ザッツ・ノット・ミーの予告編 動画
映画「That’s Not Me ザッツ・ノット・ミー」解説
この解説記事には映画「That’s Not Me ザッツ・ノット・ミー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
That’s Not Me ザッツノットミーのネタバレあらすじ:起
オスカー女優を目指すポリーは、いつも授賞式のスピーチの練習をしています。映画館のフロント係が本業のポリーは、館長から「副館長をやってくれ」と言われますが、女優として有名になりたいポリーは断ります。
翌日、エージェントのパトリシアとの打ち合わせでした。「『サマー・ストリート』というドラマでアルビノと呼ばれる病気の女性を演じる役をやってくれ」と言われます。病人の役をやりたくないポリーは、色々と理由をつけて断りました。パトリシアはポリーの双子の妹の「エイミーに頼む」と言って打ち合わせは終わります。
やがてアルビノ役はエイミーに決まりました。仕事と役柄を選ぶわがままな姉のポリーに対し、与えられたチャンスは何でもやる妹のエイミーの運命は、ここから変わりじめます。
パーティーで監督志望のオリバーという青年に会います。オリバーはポリーをエイミーと間違えて話していましたが、姉のポリーと分かり去ろうとした時、ポリーが逆に迫り、二人は関係を持ちます。
オリバーは「母が帰ってくる」と言ってポリーを追い出すと、部屋をシェアしているアリエルとサイモンと一緒に「サマー・ストリート」を見ました。サイモンが「エイミーはいい演技をやっている」と褒めると、ポリーは機嫌が悪くなりテレビを消します。
That’s Not Me ザッツノットミーのネタバレあらすじ:承
パトリシアに会うと、ポリーの仕事は全てエイミーに回っていました。パトリシアが「主役の仕事が来ているから打ち合わせに行って」とポリーに言うと、早速ポリーは監督や脚本家に会いました。しかし、エイミーと思って呼んだ監督らは、姉のポリーだと知って「なかったことにしてくれ」と言って追い返します。
実家に帰ると両親までもが、エイミーの成功を祈って食事を作っていました。ポリーには「オスカー俳優のジャレットと付き合っているらしいから、エイミーを支えてやって」と言うだけでした。面白くないポリーは家を出てオリバーに電話しますが留守電でした。ネットでエイミーを検索するとジャレットの噂で盛り上がっていましたが、ポリーと検索すると何もヒットしませんでした。
街を歩くとエイミーと間違われ「本当のアルビノじゃないの?」とまで言われます。翌日、映画館のフロントで働いていると、オリバーが女性とやって来ます。オリバーは「母親だ」と言って上映室に入りました。その後、オリバーと会ったポリーでしたが、オリバーはエイミーの話ばかりしました。
翌日パトリシアに会ったポリーは「あなたはわがままで使えない」と言われ、クビを宣告されます。イラつくポリーは、映画館でも客からエイミーに間違われ、怒った拍子に暴言を吐き、館長からクビを言い渡されます。
That’s Not Me ザッツノットミーのネタバレあらすじ:転
アリエルとサイモンに相談したポリーは「ロサンゼルスに行ってくる」と強がりを言うと、二人は「早く行った方がいい」と焚きつけます。翌日、オーストラリアの空港を飛び立ったポリーは、ロサンゼルスの入国審査で質問を受けていました。
職業を女優と書いたため、元々俳優志望だった取調官に「ここには役者を目指す人がたくさん来て、皆帰って行く」と言って、観光目的での90日間の滞在を認めます。
早速友人で女優のゾーイの部屋に行きました。今からハリウッドの打ち合わせに行くと言うゾーイについて行ったポリーは、ゾーイがフロントに汚物をまき散らすのを見ます。成功していると思っていたゾーイも役が来なくなって、落ち込み悩んでいたのでした。
更に、ハリウッドの街にまでエイミーの大きなポスターを見たポリーは、翌日ゾーイに「帰る」と言って部屋を出たものの、航空券代が無く、母に電話をして助けてもらいました。
オーストラリアに帰って来てアリエルに会うと「あなたの部屋はない」と言われます。その後、アリエルと一緒に食事に行くと、ポリーをエイミーと間違えた店長が「SNSにアップしてくれるならタダにします」と言い、調子に乗った二人はブティックでドレスを無料で貰います。
そして夜、アリエルから「酒をただで飲みに行こう」と言われ、その気になったポリーは、バーでアリエルにすっぽかされ、飲み代も払わされました。
That’s Not Me ザッツノットミーの結末
バーで、落ち目の俳優のジャックがエイミーと間違えてポリーに迫って来ます。ポリーはすぐOKし、二人は肉体関係を持ちました。一夜を明かし、レストランに行くとオリバーがやって来ます。ジャックとは友人で、エイミーになりすましたポリーが知らないふりをすると、オリバーはポリーの悪口をさんざん言って帰ります。
その時、ジャックのスマホにエイミーから電話がかかって来ます。騙されたと気付いたジャックは、ポリーの言い訳を聞かず店を出ました。
数日後、この一件がスクープ雑誌に『エイミーとジャックの痴話げんか』として写真付きで載せられます。事情を聴いた父は「今夜エイミーとジャレットが来るから謝りなさい」とポリーに言いました。
夕食のテーブルにはジャレットは居ませんでした。エイミーは「ジャレットとは別れた」と言います。ポリーは何も言わず自分の部屋に戻ります。するとエイミーがやって来て「もう注目を浴びるのが嫌になった、そして今度の映画で一緒になる役者と共演したくない。しばらく休みたいから、私と入れ替わって?両親も騙すから服を着替えよう」とポリーに言うと、ポリーは早速服を脱ぎます。
するとエイミーが笑い出し「全部ウソなのになにしてるの?」とポリーをバカにします。自分になりすまして迷惑をかけられたエイミーの反撃でした。エイミーが帰ったあと、ポリーは父親に「家と家族と車のある幸せをつかみたい」と言って、女優の夢をあきらめました。そしてアリエルの部屋にあった自分の思い出を燃やすのでした。
以上、映画「That’s Not Me ザッツ・ノット・ミー」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する