ルイの9番目の人生の紹介:2015年カナダ,イギリス映画。不幸な事故が続く少年と悲劇の母。少年の9歳の誕生日に、少年は母、父とピクニックにいきます。しかし、少年は崖から転落し、昏睡状態になります。再び息子の事故にあう悲劇の母、息子を愛する父親は行方不明になります。警察は父の行方を追います。医師はルイを助けようとしますが、息子、父、母親の運命は?『ルイの9番目の人生』は、最後に意外な結末が待ち受けるサスペンススリラー映画です。
監督:アレクサンドル・アジャ 出演:ジェイミー・ドーナン(アラン・パスカル)、サラ・ガドン(ナタリー・ドラックス)、エイデン・ロングワース(ルイ・ドラックス)、オリヴァー・プラット(Dr.ペレーズ)、モリー・パーカー(ダルトン刑事)、アーロン・ポール(ピーター・ドラックス)、ほか
映画「ルイの9番目の人生」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ルイの9番目の人生」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ルイの9番目の人生の予告編 動画
映画「ルイの9番目の人生」解説
この解説記事には映画「ルイの9番目の人生」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ルイの9番目の人生のネタバレあらすじ:起・9歳の少年の謎の転落事件、悲劇の母
9歳の少年ルイ(エイダン・ロングワース)は自らの短い生涯に起こった不幸な事故、骨折、感電、食中毒、そして、謎の崖からの転落などを回想します。いつかすべての事故を終わらせる最後の事故が起こると信じ、謎の怪物が事件の謎を解決しようと語りかけます。ルイは母のナタリー(サラ・ガドン)と共に精神科のペレーズ医師(オリヴァー・プラット)を訪れます。ルイはペレーズ医師に対して、過去の出来事、ペットのハムスターを殺害したこと、それらを正当化していることを話します。また、父のピーター(アーロン・ポール)と2人で旅行に行った際、偶然、ピーターの前妻とその子供に会ったこと、帰宅後、その件でピーターとナタリーが喧嘩したことなどを話します。ナタリーは、ペレーズ医師があまりにも家族の内部のことを聞いたため、怒って途中で治療をやめさせます。9歳の誕生日、ルイは家族とともに景色のいい海辺にピクニックに行きます。駆けつけるダルトン刑事(モリー・パーカー)と救助部隊、ルイは崖から落ちたようでした。ようやく見つかったルイは瀕死の状態、母のナタリーは泣き叫びます。母のナタリーは息子が病院に運ばれる姿をみて、半狂乱状態になります。そしてルイに死が宣告されます。不思議なことに父のピーターは見当たりません。アラン・パスカルは大勢の人の前で講演するほどの有名医師、ルイの事故の報告を受けます。霊安室に運ばれるルイ、すると突然生き返りますが昏睡状態のままに。パスカルは、ルイの主治医になり、ナタリーにルイが奇跡的に生き返ったことを報告します。パスカルはピーターがルイを崖から突き落とし、容疑がかけられていると聞きます。ナタリーはパスカルに、ピーターとは、ペレーズ医師の診断をやめさせたことが原因で口論となり、ルイは崖から落ちたと話します。ナタリーは夫が行方不明、パスカルが結婚しているにも関わらず急接近し、キスをするような関係になります。
ルイの9番目の人生のネタバレあらすじ:承・謎の脅迫状と生き物
ある日ナタリーは、パスカルと別れろという、ルイが書いたかのような脅迫状を受け取ります。ダルトンは、手紙を書いた人間が病院にいるかもしれないと思い、病院の従業員に筆跡テストまで行わせます。ナタリーは病院の一室で保護されます。ダルトンはパスカルに、ナタリーとは関係を持たないほうが良いと忠告します。ナタリーは、ルイがピーターの実の父でないこと、他の男とセックスしてできた子と、パスカルに告白します。そしてナタリーとパスカルはセックスをしてしまいます。ある女性がナタリーと口論します。それはピーターの母でした。母はパスカルに、ナタリーは嘘つきで信用できない女性だと警告し、激しい憎しみをみせます。ダルトンが現れ、ピーターの母にピーターの遺体が崖の底から見つかったと報告します。ルイは昏睡状態ながらも、意識の中では、何が起こっているかを理解しているようでした。ルイは昏睡状態の中で、不思議な生き物に出会います。生き物は優しく、自らの生涯を語ります。3人のコウモリに会った。二人は女性、笑っているコウモリより泣いているコウモリを哀れに思い愛した。そして、小さなコウモリを誰よりも愛したと語ります。その生き物はピーターの生まれ変わりのようでした。
ルイの9番目の人生のネタバレあらすじ:転・パスカルとペレーズ、ルイの心理に入り込む
居眠りからさめた、パスカル、危険な薬物をナタリーに調合したと聞かされます。記憶にないパスカルは、睡眠中にルイが自分の精神に入り込み、脅迫状、薬の件などコントロールしているのでは?と疑います。実際、脅迫状の筆跡もパスカルと一致しました。パスカルは、ペレーズと協力し、催眠状態に入り、パスカルの中のルイの精神とコミュニケーションする実験を開始します。ナタリーや他の医師が見守る中、実験が開始されます。アランの精神の中のルイは、崖からの転落事件の真相を話し始めます。(以下は回想シーン)崖の近く、ナタリーとピーターは飴玉をめぐり口論します。ピーターはナタリーが飴玉に毒物を入れたのでは?と疑います。ピーターとナタリーは崖の近くで言い争い、ナタリーはピーターを突き落とします。ルイは、ナタリーから、自分の方に来るように言われますが、まるでピーターの後を追うように、母親から離れるように、これがすべての事故を終わらせる最後の事故と願うかのように、自ら崖におちます。
ルイの9番目の人生の結末:ルイは生き返る?
そんな時、ルイの心臓が止まり、アランは催眠から目覚めルイの蘇生措置を行います。必死にルイを蘇生させようとするパスカルと医師チーム。昏睡状態のルイは、ナタリーが飴玉に毒物を入れたこと、過去の事故、食中毒、感電などがナタリーにより引き起こされたことを明らかにします。ナタリーはペレーズにすべてを話します。ペレーズはナタリーに対して代理ミュンヒハウゼン症候群と診断します。ルイに対する事故を引き起こしたのは、すべて人の関心を引き、悲劇の母として、同情されたかったためだったのです。ルイはパスカルもナタリーが美人であるゆえに良い人と考えたのは、間違いとします。パスカルは精神病院にいるナタリーに会いますが、どうやらパスカルの子供を妊娠しているようでした。ピーターの母でありルイの祖母はルイに本を読んで聞かせます。昏睡状態のルイは、意識の中で父と再会、父に励まされます。ついに昏睡から目を開けるルイ、どうやら生きる勇気を取り戻したようでした。
以上、映画ルイの9番目の人生のあらすじと結末でした。
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