プルート・ナッシュの紹介:2002年アメリカ映画。近未来を舞台に、月面に移住しクラブで成功した元密輸犯罪者のプルートを主役に、店を1000万ドルで譲れという得体のしれない組織との戦いを描いたコメディアクション映画です。製作費1億ドルを使い、エディ・マーフィーを主役に据えた大作ですが、最低映画を決めるゴールデン・ラズベリー賞に何部門もノミネートされるという不名誉な過去を持ついわくつきの作品です。酷評されていますが、楽しめるエンターティメントです。
監督:ロン・アンダーウッド 出演者:エディ・マーフィ(プルート・ナッシュ)、ランディ・クエイド(ブルーノ)、ロザリオ・ドーソン(ディーナ・レイク)、ジェイ・モーア(トニー・フランシス)、ルイス・ガスマン(フィリックス・ラランガ)、ジェームズ・レブホーン(ベルチェ)、ピーター・ボイル(ローランド)、バート・ヤング(ジーノ)、パム・グリアー(フルーラ・ナッシュ)ほか
映画「プルート・ナッシュ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「プルート・ナッシュ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「プルート・ナッシュ」解説
この解説記事には映画「プルート・ナッシュ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
プルート・ナッシュのネタバレあらすじ:起
月面に街が出来た近未来。出所したプルートがトニー・フランシスの店に行きます。店内は汚れ、客もいません。そこへジーノら二人が乗りこんできて、歌手であるフランシスの喉を薬品で潰そうとします。止めに入ったプルートにジーノが「密輸で儲けているプルートか、こいつに250万ドルの借金があって全く返さない」と言います。プルートは「おれが返してやる、そしてこの店はオレがもらう」と言いました。
7年後、店は”クラブプルート”として大盛況です。毎日満員で笑顔が満ち溢れるプルートに、ディーナという女性が「雇ってもらうはずの店が潰れていた、歌手として雇ってください。地球に帰る金もない」と言ってきます。最初は断っていたプルートでしたが、「ウエイトレスならいい」と採用します。
そんなころ、モーガンとケルプという二人組がやって来て「レックス・クレイターの使いだ。この店を1000万ドルで売ってくれ」と言います。あっさり断ったプルートでしたが、銃を構えたケルプにブルーノが襲いかかり、プルートはブルーノと二人で追い払います。
少しして店が襲撃されます。モーガンたちが仲間を連れ銃撃し始めます。どうにか逃げ切ったプルートの側にはブルーノとディーナがいました。
プルート・ナッシュのネタバレあらすじ:承
3人は安いホテルに泊まり、元刑事のローランドに話を聞きに行きますが、クレイターのことは知らないと言われます。部屋に戻ると、プルートの母・フルーラが来ています。しかしこの部屋もモーガンらが襲います。
銃撃戦を切り抜け、ローランドから宇宙服をもらい月の裏側の隠れ家に向います。そこには家政婦ロボットのバベットがいて、いつも花を落とし拾う時パンティーが見える様にしています。バベットにブルーノが一目ぼれし付きまといます。
ローランドの情報から得た”WZW”のイニシャルを検索しても出てこない事から、ディーナが「さかさまじゃないの、MZMで調べて」と言います。すると、マフィアのマイク・マルーチェがヒットし、イニシャルもMZMだとわかります。マルーチェは地球での賭博が違法となり、月に賭博場を作ろうと計画していました。
そのころローランドがクレイターの手下に殺されます。このことをフルーラがプルートに知らせると、モーガンらが隠れ家にやって来ます。隠れ家を破壊され、酸素が抜ける中、宇宙服を着たプルートとディーナはバスルームにしがみつき、その後脱出します。車で逃げるプルートらを、モーガンらが追います。断崖を飛び越えて逃げたプルートらでしたが、衝撃で車が壊れ爆発してしまいます。
プルート・ナッシュのネタバレあらすじ:転
月面を歩く3人でしたが、酸素不足でプルートとディーナが倒れます。ブルーノが二人を抱え歩きますがやがてバッテリーが無くなり止まってしまいます。そこへフィリックスが車でやって来ます。フィリックスはプルートに憧れ密輸を始めた男で、プルートに会った事で喜び、ムーンビーチの町まで3人を送ります。
ここにはプルートが助けたトニー・フランシスが歌手としてショーをやっていました。プルートはフランシスに会い、「クレイターに合わせろ」と言います。「僕も会ったことはないが、いるところは教える」と言って、エレベーターに乗せます。途中で止めると扉を開け「向こうのエレベーターに飛び乗れ」と言います。プルートが「無理だ」と言って、エレベーターから出ると、そこにはクレイターの側近のベルチャーらがいて、3人は捕まってしまいます。
連れていかれたのはクレイターの部屋で、プルートはクレイターに会います。それは自分のクローンでした。「プルートが刑務所で手術をした時、マルーチェがクローンを作らせたんだ」と言います。「何故オレだ」とプルートが言うと、「月に賭博場を作るためには、月を知り尽くした男が必要だった。それがお前だ」とクレイターが言います。
プルート・ナッシュの結末
隙を見てクレイターに襲いかかるプルート。同じ服の為、どっちがどっちかわかりません。二人とも「おれじゃない、こいつを殺せ」と言います。そこでプルートはブルーノが防弾チョッキを着ていることを思い出し、ブルーノの胸を撃ち、クレイターの手下たちに「早くこいつを撃て」と命じます。
手下はクレイターを銃撃します。見事プルートはディーナまでおも騙し、難を逃れます。ブルーノが起き上がり防弾チョッキを脱ぎ、3人が抱き合います。その時、クレイターが起き上がります。クレイターもまた防弾チョッキを着ていたのです。プルーノはすかさずクレイターを階下のカジノに落とします。
”クラブプルート”は再開され、ディーナが歌手として歌っています。バベットもウエイトレスとして連れてきて、花を落として拾う時見えるマンティをブルーノが覗いています。
プルートはブルーノに「新型のボディガードロボットを入れる。お前にはこの店を任せる」と言います、ブルーノは喜んで仕事を始めます。プルートは夢だった、何もしないでオーナーとして葉巻を吸い始めました。
以上、映画「プルート・ナッシュ」のあらすじと結末でした。
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